ベランダに屋根を後付けする費用相場は?屋根の選び方やメリット・デメリットも徹底解説

「ベランダに屋根をつけたいけど、いくらくらいかかるのだろう」

「ベランダ屋根の種類や施工できるリフォーム業者を知りたい!」

とのお悩みはありませんか?

記事では、ベランダに屋根を後付けする際の費用相場を紹介します。

屋根の種類や施工可能な業者、後付けベランダ屋根のメリットやデメリットを詳しく解説するので、ベランダの屋根増築を考えている人はぜひご覧ください。

ベランダに屋根を増築する際には、火災保険が使えることがあります。

火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。

目次

ベランダの屋根を後付けする費用相場は?

相場を知りたいと思っているあなたのために、ここでは後付けベランダ屋根の費用相場を、以下の表に分かりやすくまとめました。

なお、表の費用相場は、【屋根の料金+施工費用】で計算しています。

屋根の種類(サイズは全て出幅885cm)費用相場
アール型13~16万円
フラット型12~15万円
ルーフ型7~15万円

ベランダ屋根の後付け費用は屋根の形によって大きく変わるので、リフォームを考えている人は表をぜひ参考にしてみてください。

ベランダに後付けできる屋根の選び方3選

ベランダ屋根の後付けにかかる費用相場が分かったところで、次は屋根の種類を見ていきましょう。

ベランダに取り付けられる屋根の種類は、主に3つです。

  • アール型
  • フラット型
  • ルーフ型

以下では、それぞれの屋根の特徴を解説します。

①雨の吹き込みを防ぐなら「アール型」

屋根の前枠が丸いのが特徴のアール型は、雨が吹き込みにくいベランダ屋根です。

屋根に丸みがあるため日差しを軽減しやすく、かつ屋根に降った雪が落ちやすいのもメリットと言えます。

丸みのある屋根が柔らかい印象を与えるので、和風の家にも洋風の家にも合わせやすく、後付け屋根の中でも特に人気のデザインです。

②開放感・デザインで選ぶなら「フラット型」

スタイリッシュですっきりした見た目から、モダンな雰囲気の住宅に取り付けやすいのがフラット型です。

屋根がまっすぐに降りているため、開放感が感じられるのがメリットです。

しかし、しっかりとベランダを覆えないため、雨が降ったときに洗濯物が濡れやすい点には注意が必要です。

③狭い場所なら柱を立てる必要がない「ルーフ型」

柱が邪魔にならず広々とベランダを使えるのがルーフ型の特徴です。

他のベランダ屋根よりも費用相場が安く、気軽に取り付けができる点もメリットだといえるでしょう。

取り付け予算が少ない場合や狭いベランダの場合には、ルーフ型の屋根を選ぶことをおすすめします。

なお、柱がないため、設置の際には壁に穴をあける必要がある点には注意しましょう。

ベランダに屋根を後付けするメリット

ベランダ屋根の種類を確認した後は、ベランダに屋根を後付けするメリットを解説します。

ベランダに屋根を付けるメリットは、主に3つです。

  • 夏は遮熱による省エネ効果が期待できる
  • 急な雨にも対応できる
  • 洗濯スペースが増える

以下では各メリットを詳しく解説します。

①夏は遮熱による省エネ効果が期待できる

日差しの強い部屋にベランダ屋根を後付けすると、直射日光を防ぎ部屋の気温が上がりにくくなるので、エアコン代を節約することができます。

また、日差しが和らぐと直射日光や紫外線により、フローリングや畳が傷むのを防止することも可能です。

②急な雨にも対応できる

ベランダに屋根があると、急に雨が降ってきても安心です。

また、雨の吹き込みを防止するため、窓やサッシまわりの劣化を防ぐこともできます。

室内に注ぐ紫外線をある程度カットする働きもあるので、床の日焼けを緩和する効果も期待できるでしょう。

なお、ベランダに降りかかる雨をしっかり防ぎたい人には、高い防雨効果が期待できるアール型が特におすすめです。

③洗濯スペースが増える

「たくさんの洗濯物を干すスペースが外にはないから、生乾きになっても部屋干しにするしかない…」

と悩んでいる人もいることでしょう。

ベランダに屋根を後付けすれば、いままでよりも洗濯物を干すスペースが広がります。

洗濯スペースが狭く困っている人は、ぜひベランダ屋根の後付けリフォームをしてみてはいかがでしょうか。

ベランダに屋根を後付けするデメリット

ベランダに屋根を取り付けることにはメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

ベランダに屋根を後付けするデメリットは、主に3つです。

  • 日当たりが悪くなる
  • 金銭的な負担がかかる
  • 雨音が目立つようになる

以下では各デメリットを解説します。

①日当たりが悪くなる

ベランダに屋根を後付けすると、屋根の種類によっては日当たりが悪くなることがあります。

ベランダの日当たりを維持したい人は、屋根がクリア素材でできた採光性の高い商品を選ぶことをおすすめします。

日当たりは保ちたいけれど紫外線が気になる人には、紫外線をカットしつつ採光性も維持したポリカーボネート製のベランダ屋根もおすすめです。

②金銭的な負担がかかる

ベランダ屋根の維持には、意外とお金がかかります。

ベランダ屋根は部分破損をしやすく、定期的なメンテナンスが必要なためです。

メンテナンスにかかる各費用は、以下の通りです。

メンテナンスの種類かかる費用の相場
部分補修1~3万円
パネル交換1枚ごとに2~3万円
パネルを全て交換8~20万円
屋根の総入れ替え30~50万円

ベランダに屋根を後付けする際には、維持費をきちんと出せるかもしっかり考えておきましょう。

③雨音が目立つようになる

ベランダに屋根をつけると屋根に落ちる雨水や雨どいから流れる流水などの、激しい音が目立つようになります。

生活を快適にするためのベランダ屋根が、静かな空間での仕事や、安らかな眠りを妨げては本末転倒です。

よって、ベランダのある場所が書斎や寝室付近である場合には、屋根の後付けをしないことをおすすめします

ベランダに屋根を後付けする際に考えるべきこと3選

ベランダに屋根を付けて後悔しないためには、設置前にいくつか考えておくべきことがあります。

ベランダに屋根を設置しようと思ったときは、以下の3つのポイントを考えましょう。

  • 屋根を取り付ける角度に注意する
  • 屋根の種類よっては固定資産税が上がる
  • 住んでいる環境に合った屋根を取り付ける

以下では、一つずつ詳しく解説します。

①屋根を取り付ける角度に注意する

ベランダ屋根の角度が急すぎると風の影響を受けやすくなり、緩やか過ぎるとゴミがたまりやすくなります。

屋根は角度によって役割が変わるため、どのような機能を求めているかで取り付け方が変わります。

強い風が吹く地域では緩勾配、雨が多い地域では水はけの良い急勾配など、環境に適した角度が重要です。

屋根の取り付け角度を失敗しないためには前もって、リフォーム会社にベランダの環境を伝えておきましょう。

②屋根の種類よっては固定資産税が上がる

屋根を後付けしたベランダが以下のような条件に当てはまる場合、固定資産税が上がってしまうことがあります。

  • 三方向以上を壁で囲まれている場合
  • ベランダの出幅が1m以上の場合
  • 敷地に柱を立てる場合

ベランダに屋根を後付けする際には、自宅のベランダが屋根付け後に、課税対象にならないかを事前にしっかり確認しておきましょう。

③住んでいる環境に合った屋根を取り付ける

ベランダ屋根を取り付ける際には住んでいる地域の環境や気候に合った、種類や強度のものを選ぶとよいでしょう。

特に雨や雪が多い地域では雨の降り込みや雪に強いアール型を選び、中でも特に強度の高い商品を選択しておくと安心です。

また、風通しのよくない地域ならば、開放感のあるフラット型を選ぶのもよいでしょう。

ベランダの屋根を後付けするのに火災保険を利用できる可能性も

「ベランダ屋根をお得にリフォームしたい!」

ここまで読んで、そう感じた人もいることでしょう。

ベランダ屋根の設置そのものには、火災保険は使えません。

しかし、ベランダなどの細かい傷に対して火災保険を申請し、受け取った保険金をベランダ屋根の増築に充てることはできます

受け取る金額を増やすコツは、ベランダ屋根だけでなく外壁や家の屋根など、さまざまな部分の傷に対し火災保険を申請することです。

火災保険を申請できるのは、火災や自然災害により被害を受けた箇所です。

上手く申請を行い、できるだけ多くの箇所に対し火災保険の申請を出してみましょう。

火災保険を申請する際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。

あなたが気づかなかった家の傷を専門家が発見し、申請できる金額が増えることがあります。

ベランダの屋根は自分で後付けできる?DIYは危険性が高い

「ベランダ屋根をDIYで後付けして、かかる費用を抑えたい!」

と考えている人もいることでしょう。

なかには自分で屋根を取り付ける人もいますが、ベランダ屋根の後付けは高所作業になるため、施工経験がない人が行うと思わぬ事故に繋がることがあります。

特にベランダからの落下は命に関わる危険性があるため、ベランダの屋根の取り付けはリフォーム業者に施工を依頼した方がよいでしょう。

また、仮にDIYで設置したとしても、強度が弱いと風に煽られたときに落下する恐れがあります。

最悪の場合、人に直撃するリスクも考えられるため、ベランダ屋根の設置をDIYですることはおすすめできません。

ベランダの屋根の後付けを依頼すべき業者は?

「ベランダ屋根の後付けはリフォーム業者に依頼すべきだと分かったけど、どんな業者に施工を依頼すればいいの?」

と思っている人のために、ベランダの屋根の後付けを依頼するリフォーム業者の選び方を解説します。

ベランダ屋根の後付けに適しているリフォーム業者は、主に3種です。

  • ホームセンター
  • ハウスメーカー
  • リフォーム会社

以下で詳しく解説します。

①気軽に相談するなら「ホームセンター」

あなたがお住まいの地区にあるホームセンターでも、ベランダ屋根の後付けリフォームを実施していることもあります。

店舗ですぐリフォームの相談をしたいなら、ホームセンターを選びましょう。

ただし、ホームセンターは施工を下請けに任せることが多いため、一定の品質が保証されていません。

そのため、場合によっては仕上がりに差が出ることを覚えておきましょう。

②安心感で選ぶなら「ハウスメーカー」

安心感のあるリフォーム業者を探すなら、ハウスメーカー系列のリフォーム業者がおすすめです。

住宅全体を取り扱うため、ベランダ屋根の後付け以外の増改築もまとめて依頼することができます。

しかし、自社メーカー以外のリフォーム以外は受け付けていないこともあります。

希望するハウスメーカーが他社の場合は、そのハウスメーカーが他社メーカーの住宅リフォームを請け負っているかを確認しておきましょう。

③費用を抑えるなら「リフォーム会社」

費用を抑えたいなら、リフォームを専門に請け負っている「リフォーム会社」を選択しましょう。

リフォーム会社は大手ハウスメーカーと比べ、下請け業者が少ない場合が多いです。

そのため、余計なマージンがかからず費用が安く済む傾向にあります。

しかし、各会社ごとの工事の質や技術力の差が激しいため、自分でよいリフォーム会社を見極める必要があります。

ベランダ屋根の後付け工事に関する実績が多い会社なら、安くてしっかりしたリフォーム工事をしてくれます。

実績を調べるには、リフォーム会社のホームページを確認しましょう。

賃貸住宅のベランダに屋根を後付けするには許可が必要

賃貸のマンションやアパートには、勝手にベランダ屋根を後付けすることはできません。

賃貸物件のベランダは、火災などの緊急時に避難経路として使われる、住人の共有スペースに該当するためです。

また、マンションには外観の統一規約があるため、外観を大きく変える恐れがあるベランダ屋根の設置は原則禁止されています。

どうしても屋根を後付けしたい人は、まず大家さんと相談し、合意のもとで取り付けを行いましょう。

まとめ:ベランダ屋根の後付けはプロに頼もう!火災保険なら安くなる可能性も

ベランダに後付け屋根を設置すると、雨や雪、日差しを防ぐ効果が得られます。

雨の日でも洗濯を干すスペースができるため、洗濯がはかどるようにもなります。

ベランダ屋根の後付けは、以下の3種の業者に依頼するとよいでしょう。

  • ホームセンター
  • ハウスメーカー
  • リフォーム会社

取り付けを考える際にはリフォーム業者選びはもちろんのこと、地域の気候や環境、屋根の角度などに気を払う必要があります。

固定資産税の問題も、忘れてはなりません。

この記事を参考にし、あなたにぴったりのベランダ屋根を賢くお得に選べるようになりましょう。

ベランダに屋根をお得に増築するコツは、火災保険を申請することです。

もし、ベランダ屋根の後付けで火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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