外構のリフォーム費用は?安く抑えるポイントや依頼できる業者を徹底解説。いくら安くなる?

外構のリフォーム費用は?安く抑えるポイントや依頼できる業者を徹底解説。いくら安くなる?

「外構のリフォームに該当するのはどこなんだろう」

「我が家の外構をおしゃれにリフォームしたい!」

と、思っている人もいることでしょう。

この記事では、外壁リフォームにかかる部分ごとの費用や、安く抑えるポイントを徹底解説。

具体的な施工の価格相場や、各リフォーム業者ごとの特徴も分かりやすくまとめるので、外構をおしゃれにリフォームしたいと考えている人はぜひご覧ください。

外構のリフォームには、火災保険が使えることもあります。

火災保険の申請を一人でするのに不安を感じている方は、申請サポート業者を利用してみましょう。

目次

外構とは敷地内にある建物以外の箇所のこと

外構とは敷地内にある建物以外の箇所のこと

外構はいわゆる建物の外回りのことで、「エクステリア」とも呼ばれます。

敷地内にある建物以外の部分は全て外構と言い、以下のような箇所も全て外構に含まれます。

  • 門扉や門柱
  • フェンスや塀
  • 玄関アプローチ
  • カーポートやガレージ
  • ウッドデッキ
  • サンルーム

外構をリフォームすると、建物の見た目の印象を大きく変えることが可能です。

門周りやフェンスなどを整備すれば防犯効果も高くなるため、外構はしっかり整備するとよいでしょう。

外構リフォームの費用相場は?

外構リフォームの費用相場は?

外構リフォームにかける費用には個人差があり、10~500万円以上までとさまざまです。

リフォームにかける費用相場は、10~100万円だといわれています。

門周りの整備やカーポートの部分的な修理など、簡易的整備は50万円未満で済みます。

しかし、庭のコンクリート舗装や本格的なフェンス整備には、100万円程度かかることも。

なお、外構リフォームにかかる予算は依頼するリフォーム業者や施工法、材料によって大きく変わります。

【部分別】外構リフォームにかかる工事費用

【部分別】外構リフォームにかかる工事費用

外構リフォームにかかる費用は、部分ごとに大きく異なります。

よく外構リフォームの対象となるのは、以下の7箇所です。

  • 堀囲いやフェンス
  • 駐車場やカーポート
  • 門扉や門柱などの門回り
  • 玄関アプローチ
  • テラスやサンルーム
  • 物置や駐輪場

以下では、部分ごとにかかる費用を詳しく解説します。

①堀囲いやフェンスをリフォームする場合

家の外を取り囲む堀囲いやフェンスは、建物内を見えにくくし、防犯効果を高めてくれます。

堀囲いやフェンスを設置するのにかかる費用の平均は、以下の通りです。

施工内容費用の相場
堀囲い50~100万円
フェンス40~60万円

コンクリートで作る堀囲いの方が防犯効果は高いですが、フェンスよりも施工費が高くなる傾向にあります。

いずれも外構リフォームの中では高額な買い物になるので、後悔しないよう予算や施工内容をしっかり決めておきましょう。

②駐車場やカーポートをリフォームする場合

大切な愛車をしっかり守りたい方にとって、駐車場やカーポートは重要な外構設備です。

駐車設備にかかるリフォーム費用の相場は、以下の通りです。

施工内容費用の相場(1台あたり)
駐車場用のコンクリート舗装約10万円
カーポートの設置20~30万円
ガレージの設置100万円程度

なお、駐車場が2台、3台用になるとリフォーム費用はさらにかかります。

予算や設備メンテナンスにかけられる時間を加味し、最適な駐車設備を選びましょう。

③門扉や門柱などの門回りをリフォームする場合

③門扉や門柱などの門回りをリフォームする場合

防犯上最も重要となるのが、門扉や門柱などの門周りの外構設備。

門周りの外構リフォームにかかる費用の相場は、以下の通りです。

施工内容費用の相場
門扉の修理3~10万円
門扉の取り付け15~25万円
門柱の取り付け10~20万円

なお、既存の門扉や門柱の撤去を依頼する場合には、撤去費用や廃材処理費が追加でかかります。

④玄関アプローチをリフォームする場合

玄関前を彩ってくれるアプローチには、さまざまな素材でできたものがあり、費用もそれぞれ異なります。

玄関アプローチのリフォームにかかる費用の相場は、以下の通りです。

アプローチの材料費用相場(1㎡あたり)
タイルやレンガ2万円
インターロッキング
乱形石
洗い出し
2万5,000円
土間コンクリート6,000円
枕木4,000円
石材5,000円
砂利2,000円

なお、アプローチを設置する箇所の整地が必要な場合、別途で整地費用がかかります。

⑤庭をリフォームする場合

庭は、工事の規模によってかかるリフォーム費用が大きく異なる箇所です。

庭リフォームにかかる費用の平均相場は、以下の通りです。

施工内容費用相場
芝生を敷く簡易工事1万円/1㎡あたり
デッキや庭石、シンボルツリーの設置50~100万円
ウッドデッキの設置1~3万円/1㎡あたり
庭全体のフルリフォーム100万円以上

なお、庭の状態によっては高額な整地費用がかかる場合も。

庭リフォームの費用を極力抑えたい方は、事前に草取りや石拾いなどできる限りの整地をしておくことをおすすめします。

⑥テラスやサンルームをリフォームする場合

⑥テラスやサンルームをリフォームする場合

日当たりのよいおしゃれなテラスや、洗濯物を雨の日でも干せるサンルームの増設は、外構リフォームの中でも特に人気がある工事です。

テラスやサンルームのリフォームにかかる費用の平均相場は、以下の通りです。

施工内容費用相場
テラス土台の設置15~25万円
屋根付きテラスの設置20~35万円
テラス囲いの設置30~50万円
一般的なサンルームの設置50~80万円
気密性の高いサンルームの設置100~150万円

なお、テラスやサンルームを設置したい場所に室外機や庭木がある場合や、外壁や地盤の耐久性が低い場合には追加費用がかかることもあります。

⑦物置や駐輪場をリフォームする場合

たくさんの物を収納できる物置や、自転車の盗難を防ぐ駐輪場も、人気のある外構設備です。

物置や駐輪場のリフォームにかかる費用の平均相場は、以下の通りです。

施工内容費用相場
小型物置の設置3~5万円
中型物置の設置10~15万円
駐輪場を兼ねた大型物置の設置50~100万円
サイクルポートの設置10~20万円

なお、物置を設置したい箇所の前後左右には10~20cmの余裕が必要となります。

高さに関しても湿気などによる物置の劣化を防ぐために、同程度の余裕をもたせましょう。

高さに余裕を持たせるためには、物置の下に基礎ブロックを設置してもらうのが効果的です。

外構リフォームの際に火災保険を利用できる可能性も

外構リフォームの際に火災保険を利用できる可能性も

外構リフォームには、火災保険を利用できることもあります。

外構に該当する外壁や門回り、カーポートなどは自然災害による被害を受けやすい箇所です。

以下のような自然災害で外構が被害を受けた場合には、火災保険を申請することをおすすめします。

  • 水害
  • 風災
  • 台風
  • 竜巻
  • 雪害や雹(ひょう)害

補償内容は火災保険の契約プランにより異なるので、申請前には加入している火災保険の補償内容を必ず確認します。

火災保険の申請の際には、便利な申請サポート業者を利用してみましょう。


外構工事を依頼できる業者4選

外構工事を依頼できる業者4選

「外構リフォームをしたいけれど、どの業者にリフォームを依頼したらよいのか分からない」

上記のような悩みを抱える人のために、ここでは外構工事業者を4つ徹底解説します。

  • ハウスメーカー
  • 外構リフォームの専門業者
  • ホームセンター
  • 地域の工務店

以下では、それぞれの外構工事業者について詳しく解説します。

①品質管理や保証体制が整っているハウスメーカー

外構リフォームに安定した品質や保証を求める人は、ハウスメーカーを利用するとよいでしょう。

ハウスメーカーに外構リフォームを依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 保証がしっかりしている
  • 大手のため事業の安定度に優れる
  • 住宅ローンを使える
  • 営業から工事までスムーズに進めることができる

ハウスメーカーは建物から外構まで一括で管理してくれるため、同時に建物の工事を依頼することも可能です。

しかし、他のリフォーム業者と比べ、費用は高額になることが多い点には気を付けましょう。

②独自の技術や施工力を持つ外構リフォームの専門業者

高い施工力や技術を持つリフォーム業者を探している方には、外構リフォームの専門業者がおすすめです。

外構リフォーム業者に施工を依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 中間マージンがかからないため費用を抑えられる
  • デザインに凝ったおしゃれな外構リフォームができる
  • 担当が外構に詳しくリフォームに関するさまざまな質問ができる

外構リフォームの専門業者は、自社にてリフォームの施工を行うため、中間マージンがかからず費用が安いです。

しかし、協力店を抱えている全国規模の外構リフォーム専門業者は、マージンにより費用がやや高くなるため、注意が必要です。

③窓口が近く利便性が高いホームセンター

③窓口が近く利便性が高いホームセンター

「外構を気軽にリフォームしたい!」

と、考えている方は、近くにあるホームセンターに外構工事を依頼しましょう。

ホームセンターに外構リフォームを依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 窓口が多く利便性が高い傾向にある
  • カーポートなど外構設備の実物が見られる
  • チラシなどで費用相場を気軽に確認できる

外構設備の実物が見られるリフォーム業者は少ないため、きちんと実物の設備を確認したい人にはホームセンターは特におすすめです。

しかし、ホームセンターの外構工事部門はまだ発展途上なのも事実です。

大がかりで凝った装飾のある外構リフォームは、ホームセンターの専門外である点には注意しましょう。

④付き合いがあれば費用が安くなる地域の工務店

あなたが地元の工務店と付き合いがある場合、施工時に値下げ交渉ができる可能性があります。

地域の工務店に外構リフォームを依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 近くにあるので相談がしやすく安心
  • 付き合いがあれば値下げ交渉が可能
  • 中間マージンがなくハウスメーカーより施工費用が安価
  • 建築のプロが施工するため仕上がりは一級品

地域の工務店には工事のプロが揃っているため、特に建築工事のクオリティは高い傾向にあります。

しかし、昔ながらの施工法を用いる方も多く、おしゃれで凝った外構リフォームは苦手な場合もあるため注意が必要です。

外構リフォームの費用を抑えるポイント3選

外構リフォームの費用を抑えるポイント3選

外構リフォームにかける費用をおさえたいと考える方は多いことでしょう。

ここでは、外構工事のリフォーム費用を抑えるポイントを、以下の3つに分けて紹介します。

  • 国や自治体の補助金制度を利用する
  • 外構リフォームの専門業者に工事を依頼する
  • 専門性を問われない部分はDIYする

以下では、それぞれの節約ポイントを詳しく解説します。

①国や自治体の補助金制度を利用する

外構工事を極力安く済ませたい方は、まず国や自治体の補助金制度を利用します。

よく外構リフォームに利用できる補助金及び工事に支給される金額は以下の通りです。

補助金の種類支給条件支給金額
高齢者住宅改修費用助成制度・介護保険の被保険者である
・介護保険認定を受けている
・被保険者が住宅に在住している
リフォーム費用の90%
(最大支給額は20万円)
外構部の木質化対策支援事業・ウッドデッキや木の塀など木製の外構を建てる際に
補助金を支給
・依頼するリフォーム業者がクリーンウッド法登録業者と取引をしている
木塀1mあたり1~2万円
(上限:300~600万円)
ウッドデッキ1㎥あたり
15~30万円
(上限:300~600万円)
生垣助成金・ブロック塀をフェンス又は生垣にする場合や更地に新規の生け垣を作る際に補助金を支給
・自治体により支給条件は
異なる
自治体により異なる
屋上緑化や壁面緑化に対する助成金・外壁に壁面緑化工事を行うと助成金が支給される
・条件は自治体により異なる
自治体により異なる

助成金や補助金には申請時期がある上に、工事が始まる前に原則申請を行わなくてはなりません。

外構リフォームを行う前に、必ず国や自治体の助成金が申請できる時期かどうか確認しましょう。

②外構リフォームの専門業社に工事を依頼する

ハウスメーカーやホームセンターなどのリフォーム業者に外構工事を依頼すると、工事費用の総額は高くなる傾向にあります。

実際に施工をする業者と依頼を請け負う業者が違うと、施工業者への中間マージンが発生するからです。

一方、外構工事の専門業者や地域の工務店は、依頼を受けた業者が直接工事を請け負います。

中間マージンが発生しないので費用を極力抑えたい人は専門業者に工事を依頼するのがおすすめだといえるでしょう。

③専門性を問われない部分はDIYする

③専門性を問われない部分はDIYする

専門性を問われない箇所をDIYすると、リフォームにかかる費用を大きく抑えることができます。

DIYで費用を抑えやすい外構設備は、以下の通りです。

  • 花壇や植栽
  • 表札やポスト
  • 物置
  • ウッドデッキ
  • 簡易フェンス
  • 人工芝や防草シート
  • 玄関アプローチ

外構工事の一部のみを業者に依頼し、仕上げを自分で行って費用を節約する方法もあります。

安い資材を使えばさらにお得にリフォームができるので、DIYを上手く活用して外構を仕上げてみてはいかがでしょうか。

まとめ:外構リフォームを安く抑えるには火災保険を利用しよう

まとめ:外構リフォームを安く抑えるには火災保険を利用しよう

外構リフォームの費用は、個人差があり、10~500万円以上までとさまざまです。

工事を行う部分や依頼するリフォーム業者、施工箇所の状態によって費用は大きく変動します。

補助金を利用したり、部分的なDIYを行うことで外構リフォームの費用を安くすることは可能です。

記事を参考に、あなたも安くお得に外構リフォームをしてみてはいかがでしょうか。

外構リフォームを依頼する前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。

リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。
もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

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