【簡単】土壁をDIYでリフォームする5ステップ!費用相場も徹底解説

土壁のリフォーム費用相場は?砂壁との違いや安くする方法を解説。DIYのリフォーム方法は?

昔ながらの和室によくマッチする土壁ですが、経年劣化と共にぽろぽろと剥がれ落ちてきてしまうことがあります。

剥がれた土壁は、下地を剥き出してどこか物悲しい雰囲気…。

この記事では、土壁を新調する際にかかる費用の相場や、土壁と砂壁の違いを解説します。

また、費用を抑えるために火災保険の保証金を利用する方法も解説。

火災保険の申請スムーズに行うためにも、申請サポート業者に頼ることをおすすめします。

サポート業者経由でプロに調査を依頼すると、申請が可能な場合、築10年以上の物件だと、90%の認定率で平均で100万円近くの給付金が受けられます。

保険の申請は、個人では被害箇所の特定や申請書類の作成など手続きが煩雑です。 一方、申請サポート会社は建物と火災保険の両方に精通しており、多数の調査や申請時のノウハウを蓄積しているため、申請可能な被害箇所を見逃さず、もらえる給付金を最大化してくれます。

さらに、複雑な申請書類の作成から、信頼できる修理費用の見積もり業者の紹介、現地調査まで丸投げすることができます。 また、サポート会社は保険金の給付が受けられるかの無料相談を実施しています。 信頼できる修理の見積もり業者の紹介も行っているため、まずは専門家に相談をしてみるのも手でしょう。

目次

土壁のリフォーム費用相場は?

土壁のリフォーム費用相場は?

土壁のリフォーム費用相場を、リフォーム方法別にまとめました。費用相場は以下の通りです。

リフォーム方法費用
塗り壁120,000~190,000円
クロス80,000~160,000円
ペンキ60,000~100,000円

上記の表は6畳ごとの値段を表しています。

一番高価なのは塗り壁です。

塗り壁とは、職人さんが手作業で行う作業であるため、この世に一つとして同じ壁がありません。

クロスとは、ごく一般的に使われている壁紙のことを指します。

リフォームを機に好きなクロスに張り替えることで、部屋の印象を180度変えることも可能です。

一番安価で手を出しやすいのがペンキです。

ペンキはもちろん、下地シーラーや刷毛などもホームセンター等で手軽に手に入るので、土壁のリフォームをきっかけにDIYへの挑戦もできます。

土壁をリフォームする際の工事期間は?

土壁をリフォームする際の工事期間は?

土壁のリフォームにかかる期間は、8畳の和室で2〜4日が目安です。

通常、土壁のリフォームにかかる期間は塗装に半日〜1日程度、その部分の乾燥に1〜2日程度の計3日と言われています。

土壁の剥がれがひどい場合は下地をつくり直す工程があり、汚れが目立つのであれば、ある程度の清掃も必要です。

業者に依頼する際に、掃除など自分でできることを済ませておくことで、出来上がりまでの時間を短縮できます。

土壁のリフォームを行うタイミングは?

土壁のリフォームを行うタイミング

土壁は10年程でほころびが出てきます。

ぼこぼことした表面は拭き掃除もしづらく、部分的に崩れてしまうと修復が難しいのも土壁の特徴です。

一般的に、壁紙の張り替えのタイミングは15年程度とされていますので、土壁の場合は少し短めです。

土壁は劣化が見た目に出やすいので、下の床に土が頻繁にこぼれるようになったら交換の合図

土壁をリフォームするタイミングで、思い切ってフローリングに変えて洋室を作るのも手かもしれません。

土壁と砂壁の違いとは?

土壁と砂壁の違いとは?

土壁とは、土につなぎの役割を果たす石灰や藁、砂などを混ぜて塗り固めた壁のことです。

一番わかりやすい土壁と砂壁の違いは、触り心地です。

土壁はサラサラとしているのに対し、砂壁にはブツブツとした砂の粒子があります。

触り心地で判断がつかなければ霧吹きで壁に水を吹きかけてみて、吸い込んだら土壁、吸い込まなければ砂壁と判断できます。

土壁のリフォーム費用を安くする方法3選

土壁のリフォーム費用を安くする方法3選

土壁のリフォーム費用は、決して安いものではありません。

土壁のリフォーム費用を抑える方法は大きく分けて以下の3つです。

  • 複数の業者から見積りを取る
  • 自身でDIYする
  • 火災保険の補償金を利用する

リフォーム費用を抑える際は、ぜひ参考にしてみてください。

①複数の業者から見積りを取る

土壁のリフォーム費用は、複数の業者から見積りを取ることで抑えられます。

たとえば、初めてのリフォームの場合はどこから手をつけていいのかわからない上、プロにすべてをお任せする方が結果安く済むことも。

また、ご両親が近くに住んでいる場合、昔からお世話になっている地元密着型の業者もあるかもしれません。

大手業者よりもマージンを取られない分、料金を抑えられる場合もあります。

②自身でDIYする

自身でDIYすることで、費用を抑えることができます。

DIYの材料はあらかたホームセンターで揃うことに加え、人件費がかからないので、格段に費用を抑えることができます。

じっくり自分のペースで進める根気や、時間に余裕がある方などにはこの方法がおすすめです。

③火災保険の補償金を利用する

③火災保険の補償金を利用する

火災保険は、火災時以外にも補償してくれる場合があります。

基本的に故意の破損でない限りは、さまざまな事故や災害に対して適用されるためです。

たとえば、土壁の経年劣化や、土壁特有の水濡れなどでリフォームを考えている際にも火災保険が適用される可能性があります。

火災保険は、被害を受けてから3年以内に申請する必要があります。

慣れない保険の申請には不安が付き物です。

火災保険の申請にまつわる疑問点を解決するためにも、的確なアドバイスをくれる申請サポート業者に頼ることをおすすめします。


土壁のリフォーム方法5選

土壁のリフォーム方法5選

土壁のリフォーム方法は以下の5つです。

  • ペンキで塗装する
  • 土壁の上からクロスを貼る
  • 漆喰で塗り直す
  • 珪藻土で塗り直す
  • 赤土や黒土で塗り直す

リフォームに使える材料と方法を1つずつ解説します。

①ペンキで塗装する

土壁にペンキを塗る際に注意したいのは、下準備です。

土壁は水分を吸収してしまうので、直にペンキを塗ってはいけないためです。

手間ではありますが、先に必ず下地シーラーを塗る必要があります。

下地シーラーを塗ることで、土がある程度固まってくれる効果もあります。

壁のリフォームの際は最初に柱や配線、エアコンなど汚したくない部分にしっかりマスキングテープを貼りカバーすることが重要です。

床部分には養生テープを貼ることで、ペンキが垂れて床を汚すことを防げます。

②土壁の上からクロスを貼る

土壁の上にクロスを貼る際はまず内壁用のパテを塗り、パテが乾いてから、目立つ細かい凸凹をやすりで削ります。

壁全面にパテを塗るのが大変であれば、合板や石膏ボードを釘で打ちつけて、その上からクロスを貼る方法もあります。

しかし、パテよりも値段が高く、リフォーム費用が上がってしまう可能性があります。

クロスを貼る際は、壁と天井の際や柱部分、床との境目にマスキングテープを貼ると家が汚れるのを防げます。

③漆喰で塗り直す

③漆喰で塗り直す

土壁に使われる材料は、大きく3つに分類されていて、そのひとつが漆喰です。

コテを使い壁を塗り上げる作業には技術が要るので、これより先の方法を選ぶ場合はプロの業者に頼むのが安心です。

自力で塗ることも不可能ではないですが、失敗した時のリスクを考えれば、決して高い費用ではないでしょう。

和風の印象が強い土壁ですが、リフォームをきっかけに洋風のイメージに変えることも可能です。

④珪藻土で塗り直す

水分を吸収してくれる珪藻土は、コースターやお風呂のマットなどに使われている身近な材料です。

ただし、珪藻土は土壁にそのまま塗ってはいけません。

アクが出て茶色く変色してしまうことがあるからです。

アクを防ぐためには、下地にアク止め剤を塗る必要があります。

ただし、アク止め剤によって土壁本来の働きが失われることもあるので、業者との相談が必須です。

洗面所やトイレなど水回りの壁を珪藻土に変えると、その効果が得られます。

⑤赤土や黒土で塗り直す

日本国内でも、地方によって土壁によく使われている土に違いがあります。

中国地方でよく使われているのは赤土は、その名の通り「赤い」土。

一方、東北や関東地方で使われている黒土は「黒い」土です。

壁に塗る方法も地方によって特徴があり、それぞれの地域で特有の技術が発展しています

地域の風土にあった土壁を作りたいなら、選択肢に上がる材料です。

【5ステップ】土壁をDIYでリフォームする手順

【5ステップ】土壁をDIYでリフォームする手順

自分で土壁にペンキを塗ってリフォームする際の手順は以下の通りです。

  • 土壁の汚れをとる
  • 塗料を塗る場所を定める
  • 刷毛やシーラーで下塗りと補修を行う
  • 複数回に分けて上塗りをする
  • 塗り残しをなくし完全に乾かす

リフォームの手順を順を追って詳しく説明します。

①土壁の汚れをとる

まずは、他の壁をリフォームする時同様、表面に付いた汚れを取り除きます。

注意したいのは、土壁特有の脆さです。

まずはハタキや100均で売っているお掃除クロスなどの柔らかい素材で、優しく汚れを落とします。

ぞうきんなどでゴシゴシとこすり、土壁の汚れを無理に取ろうとすると余計に汚れが広がってしまったり、土壁が崩れてしまったりする場合があります。

黒ずみやシミが気になる箇所は、消しゴムで軽くこすってみると良いです。

②塗料を塗る場所を定める

次に、塗料を塗る場所を決めます。

土壁のリフォームには下塗りや重ね塗りなど工程が多いです。

一日ですべてやり切ってしまおうとせずに、区切りの良いところでやめることが肝心です。

大きな家具を移動させるのには人手が必要なので、協力してくれる人のスケジュールも踏まえて計画を立てましょう。

下塗りの代わりにベニヤ板などを設置する場合も、何日かに分けて作業する方が安全です。

塗料を塗る場所が定まったら、マスキングテープや養生テープで隣接する部分をしっかり守ることが大切です。

③刷毛やシーラーで下塗りと補修を行う

③刷毛やシーラーで下塗りと補修を行う

続いて、土壁が水分を吸収してしまわないように「シーラー」と呼ばれる下地を塗ります。壁の上の方まで届く、ローラータイプの刷毛が便利ですので、ホームセンター等でシーラーと一緒に買うのが良いです。

全体に塗った後は、壁の端や角の隙間などの細かな調整を行います。

シーラーが乾いたら、凸凹が気になる部分にやすりをかけてできるだけ平坦にしておくと、より上塗りが綺麗に出来るようになります。

④複数回に分けて上塗りをする

一度目は細かいことは気にせず、大胆に全面を塗りつぶしていきます。

ペンキの飛び跳ねに注意して、顔面や髪に付いたペンキはすぐに洗い流してください。

油性に比べて匂いは弱いとはいえ、換気は必須です。

窓を開け放して塗ることがおすすめです。

温度が低いとペンキの乾きも遅くなるので、窓を開けたままでいられる夏や秋にリフォームを行うと心身の負担が少なく済みます。

一度全面に塗ったら、焦らずしっかり乾くのを待って上塗りを重ねます。

⑤塗り残しをなくし完全に乾かす

納得のいくまで上塗りを重ねます。

塗っている最中にムラが気になってきますが、一か所にこだわらず一度均等に全面を塗りきることがポイントです。

面倒でも毎回完全に乾くのを待って、縦なら縦、横なら横と同じ方向に向けて塗り進めることで塗り残しをなくすことができます。

納得のいくまで塗り重ねたら、これまでよりも長い時間をかけ完璧に乾かします。

19度以上の気候であれば、5時間程余裕を見れば完全に乾きます。

その間は物や人が触れないように注意が必要です。

乾ききるまではペンキの匂いがするので、窓は開放しておくのが得策です。

ペンキが完全に乾いてから、マスキングテープと養生テープを丁寧に剥がして完成です。

まとめ:土壁のリフォームをお得にするなら火災保険を利用しよう!

まとめ:土壁のリフォームをお得にするなら火災保険を利用しよう!

ペンキやクロスを使った土壁のリフォームは、しっかりと下準備をすれば個人でも可能です。

しかし、漆喰や土を上塗りするのには技術が必要です。

やはり業者に頼むのが最善の策でしょう。

リフォームの際には、火災保険の適用について一度調べてみることが大事です。

火災保険の申請にまつわる疑問点を解決するためにも、一緒に書類を作成してくれる申請サポート業者に頼ることをおすすめします。

もし、土壁のリフォームで火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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