火災保険で壁紙の修理は可能?張替えに適用されるケースと申請方法について解説

火災保険で壁紙の修理ができるの?

火災保険は、家が火事に遭ったときの被害を補償する保険というイメージを持っている方が多いです。実は、火災だけではなく偶然かつ突発的な事故による家屋や家財の破損も補償してくれます。

例えば、家具を移動させる際に、うっかり壁を傷つけてしまった場合などにも、加入している火災保険のプランによっては適用を受けられるのです

この記事では、壁紙の修理に火災保険が適用されるケースを解説し、給付金の申請の手順と必要書類についてお伝えします。

目次

火災保険で壁紙の張り替えや修理が可能なケース

火災保険で壁紙の張り替えや修理が可能なケース

火災保険は、台風や強風などの自然災害や不測かつ突発的な事故にも適用できます。そのため、火災保険で壁紙の張り替えや修理が可能な場合もあります。

  • 家具を移動させた際に壁にあたってしまい壁紙が破れた
  • 子供が壁紙に落書きした
  • 台風による強風で家が揺れて壁紙がひび割れした
  • 雨が降った翌日に必ず壁紙が湿ったようになりシミになった
  • 浸水や雨漏りによって壁紙にカビが生えた

家具を移動させた際に壁にあたって壁紙が破れた

家具を移動させようとしたときに誤って壁にあたってしまい、壁紙が破れてしまったというシーンに直面することがあるかもしれません。特に建てたばかりの新築の家だったり、借りている賃貸住宅の場合だったりと状況はさまざまありますが、いち早く元に戻したいって思うはずです。

そのようなときは、火災保険で傷つけてしまった壁紙を修理できる場合があります。このような意図的ではない損害であれば「不測の事態」として扱われます。

その他にも、日常生活で物をぶつけてしまい壁紙が削り取られたような傷や、誤ってコーヒーをこぼしてしまったなど、故意ではない事故も火災保険の対象です

子供が壁紙に落書きした

未就学児のような小さい子供の動きは予測不能で、注意を払っていても未然に防ぐことは困難です。小さい子供の落書きは、不測かつ突発的な事故として火災保険の破損・汚染が適用されます

しかし、落書きの程度によっては壁をわざわざ張り替える必要がないと判断され、補償を受けることができない場合もあります。また、子供が何歳までの場合が適用条件になるのかは各保険会社によって判断が異なるため、確認が必要です。さらに、保険会社によって申請の可否の基準が異なるため、加入している保険会社の規定を把握する必要があります。

台風による影響で家が揺れて壁紙がひび割れした

台風や強風などの自然災害や、電車やトラックなどの振動により壁紙にひび割れや亀裂が入った際に、火災保険の申請が可能です。中には「壁紙が軽くひび割れした程度だから問題ないだろう」と思う人もいるかもしれません。

しかし、修理せずにひび割れを放置していると、家屋にとって致命的な問題を引き起こすだけでなく、火災保険を利用できなくなる可能性があります。

火災保険の申請期限は「3年以内」と保険法第95条第1項で定められています。修理するために火災保険を申請しようとしても、3年以上が経過している場合は補償されません。申請期限が過ぎてしまうと、火災保険が適用されるケースでも全額自己負担で修理するしかないのです。

雨が降った翌日に必ず壁紙が湿ったようになりシミになったケース

雨漏りによって壁紙にシミができてしまったときに、原因が「台風やゲリラ豪雨などの自然災害」であれば火災保険が適用されます。しかし、屋根や天井の経年劣化による雨漏り、リフォームなどの施工ミスが原因の雨漏り、入居時から雨漏りが起きていたケースでは適用されません。

雨漏りが起きて火災保険を申請する際は、その原因を調査して証明する必要があります。

個人では証明が難しい例として、以下のものがあります。

  • ベランダの排水口がつまり、屋内に浸水して壁にシミができた
  • 強風によって棟板金の浮きが発生し、屋根から浸水して壁にシミができた

浸水や雨漏りによって壁紙にカビが生えたケース

浸水や雨漏りによって壁紙にカビが生えたケース

自然災害によって発生した浸水や雨漏りが原因で壁紙にカビが発生した際に、火災保険の申請が可能です

事例として以下のものが挙げられます。

  • 雪が屋根や軒に長時間積もっていることにより家屋の湿度が高くなり、それが原因でカビが発生
  • 台風などの強風により屋根の棟板金の隙間から浸水、壁が水分を含み壁紙にカビが発生

しかし、立地や建物の構造自体に問題があったり事前に予測してカビの発生が防げたりする場合、火災保険の適用が受けられません。

例えば、湿気がこもりやすい状況にも関わらず換気をしなかったなど未然に防げるケースでカビが発生した場合は、火災保険が適用されないのです。特に家屋の1階や建物に囲まれて日差しが入りにくい立地では、カビの発生に注意が必要です。

火災保険で壁紙の張り替えや修理ができないケース

火災保険で壁紙の張り替えや修理ができないケース

不測の事態や突発的な事故には当てはまらない損害は、火災保険の補償範囲外のため壁紙の張り替えや修理に適用されません。事例を紹介しながら解説していきます。

  • 猫や犬などのペットが壁紙をひっかいて壁紙が破けた
  • 経年劣化によって壁紙がめくれたり汚れたりした
  • 故意に壁紙を傷つけた

猫や犬などのペットが壁紙を破損させた

猫や犬などのペットが壁紙を破損したケースでは火災保険の補償は受けられません。

飼い猫が、突然の落雷に驚いて部屋中を走り回ってしまい、ひっかき傷により壁紙がボロボロになってしまった。

落雷という突発的なものが原因ではあるものの、ペットを室内で飼っている場合には床、壁紙、家具などを傷つけられることは想定できるため「不測の事態でない」と判断されます。

飼い猫が、ソファーや椅子、テーブルの脚などで爪をといで傷つけてしまった。

猫の爪とぎは、爪のケアやマーキング、ストレス発散、飼い主へのアピールなどさまざまな理由があり、猫の生理的現象のため「不測かつ突発的な事故ではない」と判断されます。

経年劣化による壁紙の破損や汚れ

経年劣化による壁紙の破損や汚れは火災保険の対象外です。

壁紙が少し汚れてきて、部屋全体が暗く見えるので火災保険を申請したい

壁紙の耐用年数は平均6年であり、それを超えていると経年劣化と認定されやすく、また通常使用に問題がない場合は火災保険の適用は受けられません。

長期間、壁紙に日差しがあたったせいか壁紙の色あせが気になる

壁紙の色あせは自然災害や「不測かつ突発的な事故」に該当しないため、適用されません。

故意に壁紙を傷つけた

故意に傷つけた壁紙は給付金を申請できません。

引っ越しをする際に、業者がタンスを移動させている途中、壁にぶつけて壁紙が剥がれてしまいました。

不測かつ突発的な事故ではありますが、引っ越し業者の作業中による事故に火災保険は適用されません。

直接、引っ越し業者へ損害を請求する必要があります。

中学生の子供が部屋でボールを壁にぶつけて野球の練習をしていたら壁紙が少しへこみ、めくれてしまいました。

子供が中学生であるため、判断能力が大人と同等にあるとみなされてしまいます。そのため、故意に損害を起こしたことにより火災保険が適用されません。

壁紙のひび割れに潜む自宅の深刻な問題

壁紙のひび割れに潜む自宅の深刻な問題

自宅の壁紙がひび割れてしまう理由として下記の3点があります。

  • クロスの縮みによるひび割れ
  • 地震によるひび割れ
  • 地盤沈下によるひび割れ

壁紙のひび割れは、家屋の倒壊の危険性もはらんでいるので、早急に対応したほうが良いでしょう。

壁紙(クロス)の縮みによるひび割れ

壁紙(クロス)の縮みによるひび割れが発生した場合、家の構造上の歪みによる可能性が高いです。施工時に壁の固定ビスが少ない可能性も考えられますが、パッと見るだけでは原因を判断できないため、専門業者に依頼する必要があります。

地震によるひび割れ

地震によって家が揺れることにより、劣化していたコンクリートの歪みや骨組みが変形して壁紙にひびが入ってしまいます。建物の倒壊の恐れがあるため、速やかに専門業者へ連絡する必要があります。

地盤沈下よるひび割れ

地震などの影響により、家の基礎や地面が傾くことによって壁紙のひび割れが起こります。こちらも同様、建物の倒壊の恐れがあるため、速やかに専門業者へ連絡する必要があります。

壁紙の修理費用を火災保険に申請する際の必要書類

壁紙の修理費用を火災保険に申請する際の必要書類

火災保険を使って壁紙を修理する際の申請には、下記の書類が必要です。

提出書類概要
給付金請求書損保会社が用意する専用のフォーマットに記入
修理見積書修理会社に見積もりを依頼
損害明細書家屋の被害箇所や家財について1点ずつ記入
罹災証明書自然災害で被災した場合に管轄の消防署、または、市町村が発行する証明書
事故内容報告書保険会社が用意する専用の用紙に災害の発生日、事故状況の詳細を記入
被害写真建物が特定できる写真、建物の全体の写真、被害箇所が同時に写っている写真
住民票本人確認に使用
印鑑証明書請求金額が高額な場合、保険金請求書に実印を押印し印鑑証明書をつけて提出
建物登記謄本建物の所有者と保険請求者の一致を確認

保険金請求書

保険金請求書は、壁紙を修理する際の保険金を請求する書類です。自身の口座情報を記載する欄などがあり、間違えないように記入する必要があります。保険会社ごとにフォーマットが用意されているため、送付してもらうかウェブサイトから印刷します。

修理見積書

修繕見積書は、どこの壁紙をどのように修理するかの記載や必要になる部品や材料の数量・単価などの内訳が、確認できる詳細な見積書です。

損害証明書

損害証明書は、壁紙の損害額を示す書類です。保険会社によってフォーマットがあり、送付してもらうかウェブサイトから印刷します。

被害状況(壁紙)を撮影した写真

壁紙の損害箇所や全体がわかる写真をさまざまな角度から撮影します。

事故内容説明書

事故状況説明書は、壁紙の損害内容や程度を説明するための書類です。これも保険金請求書と同様、保険会社によってフォーマットがあり、送付してもらうかウェブサイトから印刷します。

罹災証明書

罹災証明書は自然災害などによって家屋が被害を受けた際、その被害の内容を公式に証明する文書です。この証明書は、該当する地域の消防署や市町村が発行します。

また、住宅以外の、家財、物置、カーポートなどの他の建物や財産の被害の場合は、被災証明書が発行されます。

罹災証明書や被災証明書の発行をうけた際は、損保会社に必ず提出してください。罹災証明書や被災証明書は、保険金請求の際に有力な証拠となり、手続きをスムーズにすすめる助けとなるでしょう。

住民票

住民票は本人の確認のために、提出を求められる書類です。火災保険の給付金申請は、本人以外の申請が認められないため、住民票の提出は必須です。

住民票は役所の窓口受け取り以外にも、郵送やコンビニで受け取ることもできるので、都合の良い方法で用意しましょう。

印鑑証明書

印鑑証明書とは、登録された印鑑が本物であることを証明する書類で、印鑑登録の手続きが済むと取得できます。

保険金請求書の押印欄には、印鑑証明書と同じ印(実印)を押印する必要があるため、保険金請求人の本人確認のために提出します。

建物登記簿謄本

建物登記簿謄本とは、土地や一戸建て、マンションといった不動産の所有者の氏名と住所などを記載した書類です。壁紙を修理する場合は、建物全体でないため必要ではないケースもあります。

壁紙の修理費用を火災保険へ申請する手順

実際にどのような手順で壁紙修理費用を火災保険で申請するのかを解説します。

  1. 保険会社へ連絡
  2. 修繕業者へ見積作成を依頼
  3. 申請書の作成・送付
  4. 給付金の入金

1.保険会社へ連絡

保険会社に連絡する場合は保険証券に記載されている火災保険申請窓口に連絡します。申請窓口では壁紙の損傷が発生したので、給付金の申請がしたい旨を伝えます。証券番号、被災した日時、損傷の状況・原因などを尋ねられるので事前にメモなどの準備すると良いでしょう。

その後、郵送で申請に必要な書類の記入用紙が送られてきます。

2.業者へ見積もり作成依頼

修繕見積書の作成を依頼するため、業者へ依頼します。壁紙の破損箇所の撮影とともに修繕見積書の作成をしてもらえます。

3.申請書の作成・送付

火災保険の申請に必要な書類を作成します。書類を作成後に、保険会社へ送付します。不備があると受理されないので、慎重に記入しなければいけません。

4.保険金の入金

火災保険の審査が完了すると、指定した加入者本人の口座に給付金が入金されます。

手にした給付金の使用制限はないため、壁紙修理のために支払われた給付金でも違う用途に使用できます

壁紙修理の際は火災保険申請サポートに依頼する

壁紙修理の際は火災保険申請サポートに依頼する

壁紙の修理でも家屋に大きな影響を与える場合が多いので、速やかに火災保険の申請をおすすめします。火災保険で壁紙修理の給付金請求で、利用してほしいのが火災保険申請サポートです。

火災保険申請サポートは、建物と火災保険のプロが給付金の申請をアドバイスしてくれます

実地調査

損害状況の調査では、壁だけでなく建物全体を調べます。一般的には気が付かない視点からのため、思いがけないひび割れなどの損害をチェックします。

被害箇所の見積もり

見積書は、見積額だけではなく単価・数量などの詳細が記載することにより、正確な被害状況の証明が可能です。また、請求が「なぜその金額なのか」を壁紙の損傷具合や材料費の相場などの根拠を含めて説明することにより、適正な金額での申請が可能となります。

申請書類作成のサポート

申請に必要な書類に不備などがあると申請が受理されないため、入金まで時間がかかってしまいます。火災保険申請サポートを利用すると、複雑な書類作成もプロのアドバイスを受けながら記載するため、ミスや不備などを防ぎつつ、スムーズに申請書類が完成します

実地調査の立ち会い

保険会社の鑑定人による実地調査では、申請サポートの担当者が契約者の代わりに立ち会います。鑑定人の難しい質問にも納得してもらえるように受け答えしてくれます。

壁紙の破損で給付金請求する際の火災保険申請サポートの選び方

壁紙の破損で給付金請求する際の火災保険申請サポートの選び方

壁紙が破損して給付金請求する際は、以下の内容をポイントに火災保険申請サポートを選んでください。

  • クチコミの良さで選ぶ
  • 手数料で選ぶ
  • 建物と火災保険の専門家が在籍している会社を選ぶ

クチコミの良さで選ぶ

インターネットで過去にトラブルを起こしていないか調べることをおすすめします。口コミサイトやブログ、SNSなどで検索すると、火災保険申請サポートの評判を確認できます。

手数料で選ぶ

火災保険申請サポートは万が一給付金がおりなくても、費用が発生しない完全成果報酬型がおすすめです

建物と火災保険の専門家が在籍している会社を選ぶ

火災保険申請サポートは、火災保険診断士などの火災保険のプロが在籍している会社を選ぶことが重要です。また、破損・汚損に関して実績の豊富な会社であるかもホームページで確認すると良いでしょう。

壁紙修理で火災保険申請するときのまとめ

壁紙修理で火災保険申請するときのまとめ

不測かつ突発的な事故によって壁紙を破損した場合、火災保険の補償対象となる可能性がありますしかし、火災保険の加入プランによって適用を受けられないこともあるので注意してください。

火災保険の申請は手続きが煩雑で多くの書類を不備なく作成しなければいけません。壁紙の破損を給付金申請するなら、火災保険申請サポートの活用をおすすめします。火災保険申請サポートに依頼すると、壁紙以外にも家中の破損箇所を調査して給付金の請求につなげてくれます

実地調査以外にも、書類作成、提出まで一貫して専門家のサポートが受けられるのです。気づかなかった壁紙のひび割れは、家屋にとって危険な兆候である可能性があるため、建物のプロが在籍する火災保険申請サポートを利用して、スムーズに請求を済ませましょう。

修復ナビでは相談者の不安を少しでも軽減するために、まずは無料でお話を伺っております。メールやLINEで簡単に質問できますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

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