「浴室ドアの交換はどれくらい費用がかかるの?」
「浴室ドアって種類があるけど、どれがいいの?」
などとお悩みではありませんか。
この記事では、浴室ドアの種類や特徴、選び方から相場費用まで徹底解説します。
さらに、浴室ドアの交換タイミングや費用を抑える方法も紹介するため、浴室ドアの交換を考えている場合はぜひ参考にしてください。
費用の抑え方の一つとして、火災保険の活用がおすすめします。
火災保険の適用条件には水漏れや突発的な事故なども含まれている場合があり、浴室ドアの交換にも申請できる可能性があることをご存知でしょうか。
申請方法が難しい火災保険ですが、無料相談から申請をサポートしてくれる申請サポート業者を使うのがおすすめです。
浴室ドアの種類は大きく分けて3つ
お風呂のドアを交換するとき、どの種類の扉にするか迷うことがあるでしょう。
浴室ドアの種類は、大きく分けて以下の3つです。
- 折れ戸
- 開き戸
- 引き戸
下記にて、それぞれの特徴を詳しく解説します。
①扉だけの工事で交換できる「折れ戸」
折れ戸は扉だけの工事で交換できるため、リフォームが簡単で、設置価格の安さが特徴です。
開閉にスペースを取らない屛風状の構造で、浴室内で万が一人が倒れてしまった場合にも開けられるように配慮されているのがメリットと言えます。
逆に、デメリットは以下の3点です。
- 子供や高齢者が開閉しづらい
- 中折れ部分が故障しやすい
- レールや角に汚れが溜まりやすい
開閉する際に力を必要とするため、子供や高齢者にとっては、少し使いづらいかもしれません。
また、レールや角に汚れが溜まりやすく、こまめな清掃が必要です。
一方で、安全面や清掃面に配慮されたタイプの折れ戸も販売されているので、どのようなグレードがあるか確認しましょう。
②シンプルな構造で掃除しやすい「開き戸」
開き戸はシンプルな構造なので掃除のしやすさが特徴です。
開閉するときにドアの重さを感じることがなく、軽く開けることができます。
メリットは、ドアがスムーズに開けられるため、子供や高齢者がドアの開閉で事故に遭うリスクを減らせる点です。
開き戸のデメリットは以下の2点です。
- ドアの開閉にスペースを必要とする
- ドアの開く方向によって弊害が発生する
浴室側に開く開き戸は、ヒートショックや転倒などにより人が倒れてしまっている場合、開けられないことがあるため注意が必要です。
一方で、脱衣所側に開くタイプは、ドアについた水滴などが脱衣所に落ちてしまうことがあります。
③部屋のスペースを圧迫したくないなら「引き戸」
引き戸は部屋のスペースを圧迫したくない人におすすめです。
スライドして開閉を行うタイプなので、浴室や脱衣所を圧迫することがありません。
また、子供や高齢者も軽い力で開閉できるため、扉の重さをストレスに感じにくい点がメリットです。
引き戸のデメリットは以下の3点です。
- 設置工事が複雑なので手間がかかる
- レール汚れを掃除する必要がある
- 設置できないケースがある
引き戸の設置は、扉部分と引き込み部分の工事が必要となるため、手間がかかります。
枠のサイズを広く必要とするため、スペースを取れないときに設置できないケースがあるようです。
また、折れ戸と同様にレールを設置するため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
浴室ドアの交換費用はいくら?
浴室ドアの交換費用は、ドアのグレードや外枠のタイプ、サイズや現状などに左右されます。
カバー工法とは、既存の枠を維持しながらドアの交換を行う施工方法で、枠も取り換える施工より安価です。
交換内容に応じた費用相場は以下をご覧ください。
交換費用一覧 | 枠+ドア | ドアのみ | カバー工法 |
折れ戸 | 8~12万円 | 3~6万円 | 6~7万円 |
開き戸 | 7~10万円 | 3~5万円 | 約5万円 |
引き戸 | 13~16万円 | 8~10万円 | 約10万円 |
リフォーム業者によっても施工の内容が異なるため、複数の業者に見積り依頼することがおすすめです。
浴室ドアを交換するタイミング3選
浴室ドアを交換するタイミングは、ドアの劣化具合により異なります。
浴室ドアを交換する主なタイミングは以下の3つです。
- 耐用年数を超えている場合
- 浴室ドアのガラス破損やパッキンが劣化している場合
- 浴室ドア自体が老朽化している場合
以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
①耐用年数を超えている場合
浴室ドアには耐用年数が設けられており、一般的に約15年~20年と言われています。
耐用年数を超えている場合に発生しやすい不具合は、以下の通りです。
- 開閉にガタ付きが発生
- パッキンにカビが発生
- 浴室外に水漏れが発生
開閉時のガタ付きは、大きな怪我の原因にも繋がるので、設置から10年を経過した時点でリフォームを検討しましょう。
②浴室ドアのガラス破損やパッキンが劣化している場合
浴室ドアのガラス破損や、パッキンが劣化している場合には、早急な交換が必要です。
ガラスが割れたまま放置しておくと、シャワーの水圧や開閉時の負担によりひび割れが悪化するので、とても危険な状態です。
カビの発生は最も多い症状ですが、進行すると水漏れの原因になったり、脱衣所までカビが発生したりしてしまうことがあります。
浴室ドアのガラスが破損していたり、パッキンが劣化していたりする場合には、早急に交換を検討しましょう。
③浴室ドア自体が老朽化している場合
耐用年数を経過した浴室ドアは、老朽化の進行が早まるので、早急な交換が必要です。
浴室ドア自体が老朽化している場合には、以下の症状が考えられます。
- ヒンジ部分の歪み
- パッキンの劣化による水漏れ
- レールの歪み
浴室ドアは汚れが溜まりやすく、歪みが発生しやすい部位です。
老朽化が進むとヒンジ部分やレールが歪み、開閉が困難になってしまうことがあります。
レールが傷んでいる場合は、カバー工法も難しくなるため、外枠の交換も必要です。
その場合は、パッキンのひび割れも発生していることが多く、水漏れにより脱所の衛生管理も難しくなってしまうので、早急に交換しましょう。
浴室ドアの交換はDIYできる?
浴室ドアの交換をDIYすることで費用を抑えることはできますが、複雑な作業になるので、よほどDIYに自信のある人でなければおすすめできません。
ドア枠の設置は、周囲の壁や天井にも影響を与える作業なので、素人には不向きと言えます。
どうしてもDIYでリフォームしたい場合には、カバー工法やアタッチメント工法にて施工しましょう。
アタッチメント工法とは、アタッチメントを取り付けて新しいドアを取り付けることができる、浴室ドアの交換の中でも簡単な作業です。
浴室ドアの交換費用を抑える方法3選
浴室ドアの交換費用を抑える方法はDIY以外にも、以下3つが考えられます。
- 複数の業者から見積もりを取る
- ドアやパッキンなどの破損部位だけを交換する
- 浴室ドアの交換は火災保険が活用できる可能性も
上記3つを詳しく解説するので、予算を抑えて質の良いリフォームをする際の参考にしてください。
①複数の業者から見積もりを取る
複数の業者に見積りを依頼し、費用や施工内容を比較検討しましょう。
施工方法や、設置するドアのタイプなど、施工業者によって提案内容が異なります。
できるだけ安く質のいいリフォームをしてくれる業者に依頼することで、費用を抑えましょう。
業者がドアや外枠を購入する方が安くなる場合があるため、見積り依頼をしてみてはいかがでしょうか。
②ドアやパッキンなどの破損部位だけを交換する
ドアやパッキンなどの破損部位だけを交換することで、費用を抑えられます。
カバー工法は外枠の施工を省くことができるため、費用を抑えたい場合におすすめです。
また、浴室ドア用のパッキンは「タイト材」とも呼ばれますが、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。
実際にDIYする際には道具が必要になり、持っていない場合は、道具を準備する費用がかかることも念頭に置いておきましょう。
③浴室ドアの交換は火災保険が活用できる可能性も
火災保険の適用条件は、火災による損壊などのイメージが強いかもしれませんが、他にもさまざまなシーンで活用できることをご存知でしょうか。
「息子が浴室ドアを壊した」など、突発的な事故にも火災保険が適用された事例があります。
火災保険は申請方法が難しい場合は、無料相談から申請をサポートしてくれる申請サポート業者を使うのがおすすめです。
浴室ドアを選ぶ際のポイント3選
ドアを交換する際、どの部分に注目して選べば良いのでしょうか。
ここでは、浴室ドアを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
- 安全に使用できるか確認する
- 手入れのしやすさを考慮する
- デザイン性で選ぶ
浴室ドアの選び方を把握することで、自宅に適した浴室ドアを設置できるため、ぜひ参考にしてください。
①安全に使用できるか確認する
子供や高齢者のいる家庭では、ドアを開閉しやすい引き戸や開き戸がおすすめです。
ヒートショック(温度変化でダメージを受けてしまう症状)により、高齢者が浴室内で倒れてしまうトラブルはよく発生しています。
浴室内で倒れてしまった場合、浴室側に開く開き戸を設けてしまっていると、瞬時に開けることができず救出が困難です。
安全面を考慮した場合には引き戸をおすすめしますが、枠のサイズが合わない場合に設置ができないケースがあります。
その場合は、チャイルドロック付きの折れ戸や、脱衣所側に開く開き戸を検討しましょう。
②手入れのしやすさを考慮する
手入れのしやすさを考慮することも、より快適に過ごす上で重要なポイントです。
浴室ドアは基本的に汚れやすいため、手入れのしやすさを前提として選択することをおすすめします。
浴室ドアには、カビの発生を抑えるパッキンが採用されていたり、カビ対策に換気口を多く設けていたりするタイプがあります。
手入れのしやすさを考慮するとレールの設置がない開き戸がおすすめですが、脱衣所や浴室が狭い場合は、スペースを有効活用できる折れ戸や引き戸を選択しましょう。
③デザイン性で選ぶ
デザイン性で選ぶことも生活を豊かにする上で重要です。
浴室ドアを選ぶ際に、「どれも一緒に見えてつまらない」と感じる人は、デザイン性に富んだ浴室ドアを選択していきましょう。
オーダーメイドの浴室ドアを視野に入れておくことで、自由度が高まります。
また、小さな子供がいる家庭にはおすすめできませんが、浴室ドアをガラスにすることでよりスタイリッシュな演出が可能です。
高齢者が車椅子のまま浴室へ入るバリアフリータイプでは、取手部分を低い箇所に設けている場合もあります。
浴室ドアの交換は火災保険を利用しよう!
浴室ドアの種類から特徴、相場費用や費用の抑え方を解説しました。
家族構成や住まいの環境に合わせて、浴室ドアを交換することが重要なポイントです。
同じタイプの浴室ドアでも、チャイルドロックが付いていたり、換気口が多く設けられていたりとグレードによって弊害要素を軽減することができます。
できる限り安く、質の良いリフォームを行う際には予算を決定する段階で、火災保険の申請をしてみましょう。
火災保険が適用されることで、妥協しないリフォームを行うことができます。
もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。