「浴室乾燥機の調子が悪いけれど、交換するべき?」
「浴室乾燥機の交換方法と費用が分からない…。」
このような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、浴室乾燥機の交換時期と費用相場を解説します!
火災保険などを利用して費用を抑える方法も紹介するので、浴室乾燥機の交換を検討中の人は必見です。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
浴室乾燥機の交換費用は10万円前後
浴室乾燥機の交換費用は10万円から20万円程度が一般的です。
交換工事にかかる費用の内訳は以下の通りです。
工事内容 | 費用相場 |
既存の浴室乾燥機の取り外し、処分費用 | 1万円程度 |
浴室乾燥機の本体価格 | 7万~15万円程度 |
取り付け工事費 | 3.5万円〜 |
浴室乾燥機には「電気式」「ガス式」の2種類が存在し、それぞれ必要な工事が異なるので、それにあわせて費用も変動します。
また、暖房やミストサウナなどの機能追加も可能ですが、機能を増やすほど高額になるので必要な部分に絞って費用を抑えましょう。
浴室乾燥機の交換に最適な時期は設置から10年!
浴室乾燥機の交換時期は設置から10年が目安です。
使用状況によっては10年以上経過しても問題なく使用できることもありますが、不調や劣化は目に見える形で表れる場合があります。
使用年数以外で、浴室乾燥機を交換すべきタイミングは以下の3点です。
- カタカタという異音の発生
- 風量や乾燥速度の低下
- カビなどによる異臭の発生
軽度な異常であれば、交換ではなく修理をすることで費用を安価に抑えることも可能です。
ただし、10年を過ぎた場合は交換部品がなく、修理不能のケースが増えます。
結果的に新しいものの方が機能が良く、ランニングコストも抑えられることが多いので、修理を重ねて延命するよりも交換した方がお得です。
浴室乾燥機の交換方法5選
浴室乾燥機は消耗品です。
日々のメンテナンスで寿命を伸ばすことも可能ですが、コンディションの劣化は避けられません。
毎日使用する設備機器なので、深刻な故障を引き起こす前に対策したいところです。
以下では、浴室乾燥機の交換方法を5つ紹介します。
- 浴室乾燥機のメーカーに依頼する
- 浴室乾燥機を設置した業者に依頼する
- 乾燥機を自分で調達してリフォーム業者に設置を依頼する
- 家電量販店やホームセンターに依頼する
- DIYで交換する
それぞれ長所や注意点があるので、順に詳しく解説します。
①浴室乾燥機のメーカーに依頼する
現在使用する浴室乾燥機と同じメーカーに交換を依頼する方法があります。
製造元なので製品への理解が深く、保証期間内であれば対応も手厚いので安心感が強いでしょう。
一方、メーカーに依頼した場合のデメリットは希望小売価格からの割引が期待しにくい点です。
取り付けも下請け業者に委託する形となり、工事代が割高になることも。
取り扱いも自社製品に限られるので、選択肢も多いとは言えません。
とはいえ、同じメーカーの後継機種なら、使い勝手も大きく変わることはありせん。
交換前の浴室乾燥機と同じメーカーに依頼する方法は、選択肢としておすすめです。
②浴室乾燥機を設置した業者に依頼する
設置した施工業者に交換を依頼する方法もあります。
浴室乾燥機を購入して、設置工事をした際には保証書が交付されます。
保証書に印字された設置業者から、「アフターサービス」を受けられるかもしれません。
ただし、設置したのが10年前の場合、小さな業者の場合は存続していないケースも考えられます。
設置業者はメーカーではないので、後継機種の案内ができないケースも考えられるでしょう。
思うような対応が受けられない可能性があるので、設置した業者に後継機種の取り扱いが可能なのか確認しましょう。
③乾燥機を自分で調達してリフォーム業者に設置を依頼する
浴室乾燥機を自分で購入し、設置のみリフォーム業者に依頼する方法もあります。
現在はネットで気軽に検索できる時代なので、使用している浴室乾燥機の後継機種も簡単にヒットします。
運がよければ比較的手ごろな商品を見つけられる可能性もあるでしょう。
しかしながら、現在設置してあるものと交換できない機種をあやまって購入してしまうリスクもあります。
また、業者側が扱いに慣れていない機種を設置する場合、リフォーム時にメーカーへ確認したり交換する機種に応じて資材を追加購入したりする必要があります。
その分コストがかさむので、請求される工事費用も高くなるでしょう。
業者によっては十分な対応が難しいと断られてしまうことも。
たとえ設置してもらえても、リフォーム業者を介さずに購入した製品はアフターサービスの対象外になる場合が多いので、施工不良には対応してもらえない可能性があります。
自分で機器を調達する場合は、あらかじめデメリットを理解しておくことが必要です。
④家電量販店やホームセンターに依頼する
家電量販店やホームセンターに浴室乾燥機の交換を依頼する方法もあります。
家電量販店やホームセンターには実機の展示があり、大きさや仕様などを確認しやすい点がメリットです。
セールの時期には大幅値引き、ポイント還元などのサービスも期待できます。
ただし、家電量販店やホームセンターではリフォーム業者に比べ対応できる範囲に限界があるので注意しましょう。
日本の世帯における浴室乾燥機の普及率は20%程度でテレビやエアコンなどには及ばないので、取り扱い台数の少ない店舗も存在します。
在庫状況によっては取り寄せに日数がかかり、設置工事も外部の業者に依頼することになります。
設置業者との日程調整で待たされる可能性も考えられるので、工事が順調に進まないこともあるでしょう。
⑤DIYで交換する
浴室乾燥機をDIYで交換する方法もあります。
一般的に浴室乾燥機の交換は交換業者の手で行い、その場合の費用は少なくとも3.5万円程度かかります。
DIYで交換することで、業者に依頼したときの人件費をカットできるのは魅力的でしょう。
ただし、浴室乾燥機の交換には配線作業が必要になり、感電や漏電リスクがあります。
配線の作業は「第二種電気工事士」の資格を有する人にしかできません。
特に、古いタイプの浴室乾燥機は配線も複雑なケースが多いです。
怪我をしたり、さらなる故障を招いたりするリスクが高いので、おすすめはできません。
浴室乾燥機の形式は2種類
浴室乾燥機の形式は「電気式」「ガス式」の2種類に大別されます。
それぞれの特徴を簡単に述べると以下の通りです。
- コスパを重視するなら電気式
- パワーを重視するならガス式
電気式とガス式の普及割合は2:1の比率で、電気式の方が広く使われています。
戸建て住宅では電気式、集合住宅はガス式が普及していることが多いです。
以下では、それぞれの特徴を詳しく解説します。
コスパを重視するなら電気式
電気式の浴室乾燥機は、設置のしやすさとコスパを求める人に向いた方式です。
浴室乾燥機は設置工事が必要ですが、電気式なら既存の電源につなげるだけで手軽に設置できます。
そのため、工事作業にかかる手間が少なく、費用も安く抑えられる点が魅力です。
動力が電気のため、夜間電力の活用で稼働コストを安く抑えることもできます。
同一時間の稼働であれば、ガス式の6割程度のコストで済みます。
細かい温度調整ができるのも電気式のメリット。
パワーはガス式には及びませんが、ランニングコストを抑えたいのなら電気式の浴室乾燥機がおすすめです。
パワーを重視するならガス式
ガス式の浴室乾燥機のメリットは、電気式に比べて乾燥パワーに優れる点です。
浴室を素早く温められるうえ、衣類の乾燥も短時間でできるので、家族の多い環境で重宝されることでしょう。
ただし、取り付け時には複雑な配管工事が必要で、導入や修理のコストが高くなります。
電気式と比べて、同一時間の稼働コストも割高になりやすいです。
しかし、ガス料金を見直してガス契約専用プランがあれば、コストを抑えられる可能性もあります。
パワーを重視するなら、ガス式の導入を検討しましょう。
浴室乾燥機の交換費用を抑える4つのコツ
浴室乾燥機は時間とともに劣化が進む設備です。
交換費用も決して安くはないので、なるべく抑えたいと考える人も少なくないでしょう。
そこで、以下では浴室乾燥機の交換費用を抑えるコツを4つ紹介します。
- 電気式とガス式のどちらがお得か検討する
- 交換前と同じサイズや種類のものを選ぶ
- 火災保険の補償金を活用する
- 複数の業者に見積もりを依頼する
上記の項目を実践するだけで交換費用を抑えられるので、ぜひ参考にしてください。
①電気式とガス式のどちらがお得か検討する
浴室乾燥機を交換するなら、まずは「電気式」と「ガス式」のどちらにするか検討しましょう。
取り換え工事の費用は、電気式の方が簡単なので安くなります。
ランニングコストの面でも、同じ時間の稼働であれば電気式の方が安価です。
ただし、ガス式の方がパワーに優れ短時間の使用で済みます。
どちらにもメリットはあるので、検討する際は以下の3点を考慮しましょう。
- 重視する機能
- 交換前の浴室乾燥機の方式
- 長期的なランニングコスト
総合的にランニングコストが安い方に交換することで、無駄な費用を省けます。
②交換前と同じサイズや種類のものを選ぶ
浴室乾燥機を選ぶ際は、交換前と同じサイズや設置方法のものを選びましょう。
浴室乾燥機は設置方法により「天井埋め込み」「壁掛け」など違いがあります。
また、現状のサイズよりも小さなサイズにすると、取り付け枠の隙間を埋める作業も発生します。
取り換えの作業工程が増えるほど、費用は高額になりがちです。
同じメーカーの後継機種が選択できない場合も、今あるものとなるべく同じ仕様のものにすると工事を最小限に抑えられます。
③火災保険の補償金を活用する
浴室乾燥機の修理や交換費用は、火災保険で賄えるケースがあります。
火災保険の補償対象は「偶発的な事故や自然災害による損害」です。
浴室乾燥機の場合は以下のようなケースが考えられます。
- 落雷による障害
- 漏電やショートなどが原因の故障
ただし、経年劣化による故障は補償の対象外です。
火災保険が適用されるか分からない場合は、申請サポート業者に相談し調査をしてもらいましょう。
④複数の業者に見積もりを依頼する
浴室乾燥機の交換を依頼するなら、相見積もりを取りましょう。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることです。
浴室乾燥機の本体価格はネットで簡単に調べられますが、取り付け費用に関しては業者によって違います。
なかには法外な値段を設定している業者も存在します。
相見積もりを取ることで悪徳業者を回避し、不要な出費を防げるでしょう。
「一括見積もり」などの無料サービスを活用すれば手軽に業者を比較できるうえ、断る手間も省けるのでおすすめです。
まとめ:浴室乾燥機を安く交換するなら火災保険を活用しよう
浴室乾燥機の交換費用や方法などを解説しました。
浴室乾燥機は毎日使う消耗品なので、いつかは交換が必要です。
ただし、交換する機種のグレードや形式によっては費用がかさんでしまうこともあるでしょう。
その際は、工事業者の見積もりを比較したり、火災保険を活用したりなどの工夫するとなるべく安価に抑えられます。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
浴室乾燥機の交換を依頼する前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。
リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。
もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
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