浴室リフォームに使える給付金は?制度活用時の注意点も徹底解説。いくら安くなる?

「浴室リフォームに補償金が使えたら助かるのに…。」

「補助金を申請する注意点が知りたい。」

このような悩みはありませんか?

この記事では、浴室のリフォームに使える補助金と申請時の注意点を解説!

火災保険で費用を抑える方法も紹介するので、浴室リフォームを考える人は必見です。

また、火災保険を申請するなら、申請サポート業者を使うのがおすすめ。

目次

浴室リフォームで使用可能な3種類の補助金

浴室のリフォームは高額になることが多く、補助金なしで行うことはかんたんではありません。
介護が必要で入浴に不自由が生じている人がいる場合、「手すりの設置」「段差の解消」など対策が必要です。

防災や省エネに関する対策も、今後に向けて重要な問題です。

条件を満たすことで、国や地方自治体からリフォームの補助金が支給されます。

浴室のリフォームで使用可能な補助金は以下の3種類です。

  • 介護保険
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 地方自治体の補助金

それぞれ支給の条件を解説するので、最大限補助金を活用し、家計負担を軽減しましょう。

①介護保険を利用

介護保険を利用する場合は、自治体から要支援、または要介護の認定を受けている必要があります。

給付金額は上限20万円で、1割から3割、また20万円を超過した分は自己負担です。

介護保険が適用されるリフォームは以下の通りです。

  • 段差の解消
  • 手すりの取り付け
  • 引き戸などへの扉の取り換え
  • 滑りの防止、移動の円滑化のための床材の変更

支給は原則として1回ですが、引っ越しや要介護区分が3段階上昇すると再給付も受けられます。

申請は事前に行うことと、ケアマネージャーへ相談の上、申請書類を作成してもらう必要があります。

②長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の長寿命化を目的とした補助金制度です。

既存住宅に耐震対策や省エネ化を施すことで、補助金を受け取れます。

具体的な適用内容は以下の通りです。

  • 劣化対策
  • 耐震性の向上
  • 維持管理、更新を容易にする工事および設備改修
  • 省エネ性能を向上させる工事および設備改修
  • バリアフリー対策

介護保険と同じく、事前の申請が必須なので注意が必要です。

補助金の金額にはランクがあり、一戸につき100~250万円が上限です。

対象費用の3分の1が補助されます。

③地方自治体の補助金を利用

支給内容は自治体によって異なるため、ホームページや広報のチェックを欠かさず行う必要があります。

補助金の申請条件として一般的な例は以下の通りです。

  • 施工するフォーム会社が補助金の対象地域にあること
  • 住民税を遅滞していないこと
  • 親と同居や近居すること

詳細は自治体ごとに補助金の支給要綱で規定されています。

要件は必ず守る必要があるので、問い合わして確認を取りましょう。

浴室をリフォームする際に火災保険を利用できる可能性も

浴室のリフォームには、各種補助金以外にも火災保険が使えるケースもあります。

火災保険の補償対象は「偶発的な事故や自然災害による損害」です。

浴室の場合は以下のようなケースが考えられます。

  • 落雷による障害
  • 漏電やショートなどが原因の故障
  • 水漏れ被害

ただし、経年劣化による故障は補償の対象外です。

保険金の申請は複雑ですが、火災保険は申請サポート業者に相談すればかんたんです。


補助金を活用する際の5つの注意点

浴室のリフォームには補助金制度が活用できます。

高額になりがちな費用を抑えるため、なるべく補助金を活用したいところです。

以下では補助金申請の注意点を5つ紹介します。

  • 補助金を申請するタイミングは制度によって異なる
  • リフォーム業者の指定があるか確認する
  • 公的補助金は予算額に達すると受付終了になる
  • 手続き時間を考慮し早めに申請する
  • 地域によって制度を実施していない場合もある

上記の項目を確認して、確実に補助金を受け取れるようにしてください。

①補助金を申請するタイミングは制度によって異なる

浴室のリフォーム補助金を申請する際は、実際の施工時期と補助金制度の実施期間が合うかか確認しましょう。

補助金を申請するタイミングは制度によって異なります。

混同しがちな例として、以下の2つが挙げられます。

  • リフォーム工事の契約前に申請を求められる場合
  • 補助金の申請前に工事の契約をしていなければならない場合

また、申請するタイミングが正しくても、支給の決定前に工事を始めると対象外になるケースも。

うっかりミスで補助金の受給資格を失うと取り返しがつきません。

国や各自治体の定める申請手順とルールの事前確認を徹底しましょう。

②リフォーム業者の指定があるか確認する

補助金の申請では多くの場合、リフォーム業者が指定されています。

特に地方自治体が扱う補助金に多く見られます。

なかには、地域の指定業者であることに加えて、地場産材を利用した工事であることを求められるケースも。

業者の指定がある場合、地域の自治体が指定する業者に依頼しなければ、補助金は受け取れません。

このような事態を避けるためにも、補助金の対応業者であるかは事前チェックしておきましょう。

③公的補助金は予算額に達すると申請受付終了になる

国や自治体が行っている公的補助金は、予算額に達すると申請受付が終了します。

多く見られるのは、新年度に補助金の募集を開始して、夏から秋頃に受付を終了するケース。

「まだ受付期間が残っているから大丈夫」と考えているうちに間に合わなくなるので、補助金の申請はなるべく早く行うべきです。

また、市町村など自治体の規模が小さくなるほど、大々的な告知をしておらず制度を知る機会が少ないので要注意です。

申請期間の終了後に制度の存在を知り、申請出来なかった例も少なくありません。

早めに申請できるように、必要事項の確認は怠らないようにしましょう。

④手続きにかかる時間を考慮し早めに申請する

補助金制度の申請は準備書類が多く、時間がかかりがちです。

補助金によって必要な書類は異なりますが、一例としては以下の通りです。

  • 同一住居に居住する者の住民票
  • 工事箇所の見積書
  • 住宅全体の写真および工事予定箇所の写真
  • 固定資産税納税通知書の写し
  • 施工者が指定業者であることが分かる書類

申請の種類によって違いますが、段取りに時間がかかることを念頭に準備しましょう。

特に現在はコロナ禍もあり、郵送申請を推奨している場合もあります。

申請は余裕を持って行いましょう。

⑤地域によっては制度を実施していない場合もある

浴室リフォームの補助金は、全国で一律に実施されているわけではありません。

そのため、「毎年ある制度だから」「隣の自治体で行っているから」と、安心は禁物です。

人口の流出や空き地化が深刻な市区町村は補助金の支給に積極的ですが、自分の地域が該当するとは限りません。

現在リフォームを検討している地域が、補助金制度を実施しているか念入りにチェックしましょう。

確認の方法として「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」の利用がおすすめ。

手軽に助成金の実施状況が分かるので活用してください。

【ケース別】浴室リフォームの費用相場は?

それでは、浴室リフォームの費用相場を紹介します。

浴室リフォームの代表的な事例は以下の3つです。

  • 最新式のユニットバスにリフォームする場合
  • 在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合
  • 給湯器を交換する場合

浴室全体をリフォームする場合、費用相場は50万~150万円と高額です。

個人で全てを賄うのは負担が大きく、おすすめできません。

補助金の申請機会は漏らさずチェックして出費を抑えましょう。

①最新式のユニットバスにリフォームする場合

最新式のユニットバスにリフォームする場合の費用相場を以下の表にまとめたのでご覧ください。

品目金額
設備、建材費35万円程度(0.75坪タイプ)
工事費22万円程度
工事費の内訳解体撤去、梁対応工事、給排水工事、設置費など
リフォーム期間の目安2日~3日

ユニットバスを最新式にリフォームすることで、快適さが飛躍的に向上します。

床や浴槽に断熱材を入れることで、冬場でもひんやりしません。

地域によっては追い焚き機能を追加せずに済むことも。

上記の費用相場は一般的なミドルクラスのものですが、グレードを上げると100万円を超えることもあります。

②在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合

在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合の費用や期間を以下の表にまとめたのでご覧ください。

 

品目金額
設備、建材費45万円程度
工事費31万3000円程度
工事費の内訳解体撤去、土間打ち工事、窓開口工事、給排水工事、設置費など
リフォーム期間の目安1種間程度

在来工法とは、日本で古くから使われていた伝統的な工法です。

タイルやモルタルの解体撤去に手間がかかり、廃棄物の量も多くなります。

そのため、解体撤去の費用が多めにかかることを想定しておきましょう。

新たにバスユニットを組み込む手間もあるため、工事日数も長期化する傾向があります。

③給湯器を交換する場合

給湯器を交換する場合の費用や期間を以下の表にまとめたのでご覧ください。

品目金額・備考
設備・建材費10万円程度
工事費2万円程度
工事費の内訳解体撤去、ガス工事、設置費など
リフォーム期間の目安当日で完了

浴室リフォームの際に、給湯器の交換もセットで考える人が多いでしょう。

最新の給湯器を導入すると、セミオートやフルオート機能がついて便利です。

セミオートタイプでも、お湯張りから追い焚き、保温までが自動に。

エコジョーズの導入で、ランニングコストを抑える方法もおすすめです。

いざという時に知っておきたいリフォーム瑕疵保険

浴室をリフォームする際に、補助金と併せて「瑕疵保険」も知っておきましょう。

補助金対象のリフォーム瑕疵保険は、工事に欠陥があった場合に支払われます。

支払いはリフォーム会社に対して行われ、工事のやり直し費用を負担する必要がない点がメリットです。

リフォーム瑕疵保険に加入しているメリットは以下の通りです。

  • 第三者機関の建築士による検査
  • 瑕疵部分と瑕疵による損害部分も適用の対象
  • リフォーム会社が倒産しても、保険料は100%支払われる

支払限度額は1,000万円で、保険料は工事金額の2.5%~5%です。

工事完了後に検査員のチェックを受けて、問題がなければ保証書の発行申請へ進みます。

万が一の際に安心できるので、おすすめの保険です。

まとめ:費用を抑えて浴室をリフォームするために火災保険を活用しよう

浴室リフォームで利用できる補助金や費用相場などを解説しました。

浴室は毎日使う設備なので、いつかはリフォームが必要です。

ただし、交換は高額になるケースが多く、費用がかさんでしまいがちです。

国や自治体の補助金を申請したり、火災保険を活用したりすることで安価に抑えられます。

浴室のリフォームを依頼する前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。
リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。

もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。

スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

→弁護士監修の火災保険申請サポート「修復ナビ」で給付金を無料診断

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次