「DIYでできそうな気もするけど、プロに頼んだほうが良いのかな?」
「補修にかかる費用はどれくらい?」
などのお悩みはありませんか。
この記事ではコンクリートのひび割れの補修費用や、DIYでひび割れを補修する際の注意点を解説します。
コンクリートのひび割れ補修を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、コンクリートのひび割れの補修に、火災保険を使える場合があります。
火災保険の使用を検討している方は、申請サポート業者の利用がおすすめです。
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コンクリートのひび割れや欠け穴などを補修する方法は?
コンクリートのひび割れを補修する方法は、下記の2つです。
- DIYで補修する
- 業者に工事してもらう
現在DIYが流行っているので、自分で補修をすることを考えている人も多いことでしょう。
ここでは、DIYと業者の違いを詳しく解説します。
①DIYで補修する
コンクリートにひび割れが入る要因は、主に以下が挙げられます。
- 乾燥による収縮
- セメントの水和熱
- コンクリートの沈下
- 経年劣化
- 地震
- 火災
- 風災
- 雪災
生活していたら、ある日突然壁にひびが入っていることも珍しくありません。
幅0.3mm以下の軽度なひび割れならば、DIYでも補修できます。
小さなひび割れほど補修が簡単なので、DIY歴が短い人も積極的にチャレンジしてみましょう。
②業者に工事してもらう
コンクリートのひび割れ補修の目的は、見た目の修復だけではありません。
本来の目的はコンクリートの強度を保つことです。
コンクリートのひび割れが深い部分まで達すると、コンクリート壁の強度を下げてしまい、本来の役割を果たせなくなります。
表面のひび割れを補修するだけのDIYでは、コンクリート壁の強度は元通りにはなりません。
目安としては、ひび割れの幅が0.3mm以上なら業者に補修工事を依頼してください。
上記の場合、深いところまでひび割れが達している可能性が高いので、プロの手に委ねることをおすすめします。
目で見てわかりづらい場合は、クラックスケールというひび割れの幅を測る道具を使いましょう。
コンクリートのひび割れをDIYで補修する手順
ここではDIYでコンクリートのひび割れを補修する際の手順を紹介します。
DIYで壁のひび割れを補修する手順は下記のとおりです。
- ひび割れ周辺の汚れを落とす
- 補修材をひび割れ部分に詰める
- はみ出した補修材をふき取る
最初は補修材やモルタルの垂れや乾きが気になるかもしれませんが、慌てずに自分のペースで取り組むようにしてください。
①ひび割れ周辺の汚れを落とす
まずはバケツに汲んだ水にスポンジなどを浸し、ひび割れ周辺の汚れや油を拭き取りましょう。
スポンジで拭き取る前に、ブラシでホコリを払うと、汚れを落としやすくなります。
苔が生えている場合は、中性洗剤や苔取り専用の洗剤を使ってしっかりと除去してください。
汚れや油、苔が残っていた場合、補修材がうまく定着せずに剥がれてしまう恐れがあるので注意が必要です。
②補修材をひび割れ部分に詰める
ホコリや汚れが取れたら、補修剤をコンクリートのひび割れに塗布してください。
塗布するときは、できるだけ補修剤のキャップの先端をひび割れ幅に合わせてカットし、奥まで補修剤を送り込むようにしましょう。
表面に浅く塗るだけでは、寒暖による伸縮で、すぐにコンクリートから補修材が剥がれ落ちてしまいます。
できるだけ補修剤を奥に送り込めるよう、圧力をかけながら塗布してください。
③はみ出した補修材をふき取る
圧力をかけながら補修材を塗布すると、ほとんどの場合ひび割れから補修材がはみ出します。
はみ出した補修材はそのままにせず、必ずスポンジなどで拭き取ってください。
また、拭き取るときは一回一回、綺麗にすすいだスポンジを使うことが上手に仕上げるコツです。
汚れたままのスポンジで何度も拭き取ると、汚れを伸ばしてしまいます。
コンクリートのひび割れを補修する判断基準
コンクリートのひび割れを補修する本来の目的は、コンクリートの強度を保つことです。
コンクリート強度を下げるようなひび割れは、プロに補修依頼するべきでしょう。
また、下記のような状態に該当するときは、早急に補修することをおすすめします。
- ひび割れの幅が0.3㎜以上で深さが4㎜以上の場合
- ひび割れが水平方向に走っている場合
以下では、それぞれの状態を詳しく解説します。
①ひび割れの幅が0.3㎜以上で深さが4㎜以上の場合
幅0.3mm以上のひび割れは、コンクリート強度に影響を及ぼす可能性がある状態です。
以下の通り、日本建築学会でも許容できるひび割れ幅は0.3mm以下と定義されています。
- 日本建築学会による基準:許容ひび割れ/0.3mm以下(屋外)
出典:日本建築学会の収縮ひび割れ制御設計 ・ 施工指針(案)の特徴
上記はあくまで判断基準の1つではありますが、コンクリート強度に影響を及ぼす可能性が高いのは事実です。
0.3㎜以上の幅に加えて、深さが4㎜以上に達しているものは「構造クラック」と呼ばれ、内部の鉄筋までひび割れが届いている危険な状態です。
雨水で鉄筋が錆びるだけでなく、ひび割れが広範囲に広がる原因にもなるので、早めに補修を依頼するとよいでしょう。
②ひび割れが水平方向に走っている場合
コンクリートのひび割れが地面と水平に走っている場合は、設計や施工に何らかの不具合がある可能性があります。
コンクリートにひび割れが起こる一般的な原因は、乾燥や温度変化による壁の収縮です。
ほとんどの場合ひび割れは縦方向に発生しますが、縦方向のひび割れは建物の構造に大きな影響を与えません。
しかし、ひび割れが水平方向に入るのは、その部分に何か大きな力がかかっていることを意味します。
家の基礎の部分に発生しているならすぐに業者に連絡し、補修してもらいましょう。
コンクリートのひび割れ補修に火災保険が適用できる可能性も
コンクリートがひび割れる要因は、下記の通りさまざまです。
- 乾燥収縮
- セメントの水和熱
- コンクリート沈下
- 経年劣化
- 地震
- 火災
- 風災
- 雪災
コンクリートのひび割れが自然災害によるものであれば、補償を受けられる可能性があります。
まずは、あなたが加入している火災保険の契約内容を確認してください。
火災保険の保険金で補修費を賄えるかもしれません。
【方法別】コンクリートのひび割れ補修にかかる費用は?
コンクリートの補修費用がいくらかかるのか、気になっている人もいることでしょう。
ここでは、以下2つのケースにおいてコンクリートのひび割れ補修にかかる費用を紹介します。
- DIYで工事する費用
- プロによる工事の費用
現在のコンクリートの状態を見ながら、どのように補修するかの参考にしてください。
DIYで工事する場合の費用
DIYで工事する場合の費用は500円〜5,000円です。
補修に必要な材料や道具は下記の通りです。
- バケツ
- 防水手袋(キッチン用品でOK)
- スポンジ(キッチン用品でOK)
- コンクリート補修材
バケツや防水手袋、スポンジは多くの家庭にあるため、ほとんどのケースで必要なのはコンクリート補修材の購入費だけであることがわかります。
仮に上記備品をすべてを購入したとしても、5,000円あれば十分足りることでしょう。
業者に工事してもらう場合の費用
プロに依頼するときの費用は、ひび割れの範囲と工法によって異なります。
費用相場を下記の表にまとめたので、ご覧ください。
補修方法 | 費用相場 | |
部分 | 全面 | |
U字カットシール工法(Vカットシール工法) | 5,000円~10,000円/箇所 | 10万円前後 |
ビックス工法 | 10,000円~20,000円/箇所 | 10万円前後 |
アラミド繊維シート | 20,000円~30,000円/m2 | 20万円~30万円前後 |
狭い範囲なら数万円、広い範囲なら数十万円ですが、実際の費用は業者によって異なります。
業者に見積もりを依頼するときは、複数社に同じ内容の見積もり依頼する相見積もりをしましょう。
見積もり内容を比較することで、適正な費用や工事内容で施工してくれる業者を選びやすくなります。
上記金額はあくまで参考価格に止め、出された見積もりの適正判断に用いるようにしてください。
まとめ:コンクリートのひび割れは火災保険でお得に補修しよう
今回はコンクリートのひび割れ補修の方法や補修にかかる費用を解説しました。
コンクリートのひび割れは放っておくと深刻化し、コンクリート強度を損なう事態を招きます。
家の強度低下を防ぐためにも、早急な補修が求められます。
ひび割れ幅が0.3㎜以下ならDIYでも補修可能です。
しかし、それ以上のひび割れが発生している場合や、ひびが地面と水平に走っている場合は業者に補修を依頼しましょう。
壁の見た目を整えるだけでなく、症状の進行も遅らせてくれます。
なお、コンクリートのひび割れの補修に、火災保険を使える場合があります。
コンクリートのひび割れでお困りの場合は、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。
家全体の破損箇所の調査見積もりから、書類作成のアドバイスまでトータルで手厚くサポートします。
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