「床の張り替えを考えているけれど、床材の種類や費用が分からない…」
「DIYで床の張り替えすることは難しいのかな…」
などとお悩みではありませんか。
この記事では床を張り替える方法と費用を解説します。
床の張り替え時期やDIYのアイディア、助成金や火災保険を利用して費用を抑える方法も紹介するので、参考にしてください。
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【工法別】床の張り替えにかかる費用は?
床の張り替えにかかるリフォームの費用相場は工法によって変わります。
一般的には、カーペットやクッションフロアは張り替えが簡単で費用も安いです。
フローリングや畳は下地補修、撤去が大掛かりで費用も高い場合が多いです。
以下では、工法別のリフォーム費用を解説します。
- 張り替えでリフォームする場合
- 重ね張りでリフォームする場合
それぞれ順番に解説します。
①張り替えでリフォームする場合
張り替え工法は、現在の床材を剥がして新しく張り直す方法です。
重ね張りと比べ、手間と材料費がかかります。
畳からフローリングへの変更といった、大がかりなリフォームにも適しています。
また、経年劣化によるダメージが大きいときにも有効な工法です。
張り替えリフォームの費用相場は、下記をご覧ください。
交換する床材 | 張り替え工法 |
クッションフロア | 4.5万~10万円 |
カーペット | 5.3万~12万円 |
フロアタイル | 5.5万~10万円 |
フローリング | 9万~18万円 |
張り替え工法なら、下地の状態も併せて確認できます。
また、床材の種類も豊富です。
バリアフリーにも対応でき、自由度が高いこともメリットと言えます。
②重ね張りでリフォームする場合
重ね張りは既存の床の上から、新たな床材を張っていきます
大がかりな工事は必要なく、廃材の処分も不要です。
工事期間も短く済むので、普段通り生活しながら施工が可能です。
元の床材が老朽化していない場合は、重ね張りが適しています。
重ね張りリフォームの費用相場は、下記の一覧をご覧ください。
交換する床材 | 重ね張り工法 |
クッションフロア | 4万~5.5万円 |
カーペット | 4.5万~6.5万円 |
フロアタイル | 5万~6.3万円 |
フローリング | 6万~14万円 |
重ね張りの注意点は、現状の床材の上に重ねる形になるので、段差が生じやすくなることです。
気になる場合は、施工業者との打ち合わせを入念に行いましょう。
床の張り替え費用の面積ごとの目安とは?
床材の張り替えは材質と工法、床面積で料金が決まります。
主要な部屋の畳数ごとに、重ね張りをした場合の目安の価格を以下の表にまとめたので、ご覧ください。
フローリング重ね張り | 費用 |
6畳(約10m2) | 約6万~8万円 |
8畳(約15m2) | 約9万~12万円 |
10畳(約18m2) | 約10.5万~14.5万円 |
12畳(約22m2) | 約13.2万~17.6万円 |
15畳(約27m2) | 約16万~21.6万円 |
20畳(約36m2) | 約21.6万~28.8万円 |
ほかにも、床材に使われる木材の種類や、無垢や複合といったフローリングのタイプによっても費用が変わります。
床を張り替える際の工事期間は?
床の張り替え工事には、どれくらいの期間がかかるのでしょうか。
一般的に床を張り替える際の工事期間は、張り替えを行う場所や方法によって変わります。
フローリング張り替えの工事にかかる期間を以下にまとめたので、ご覧ください。
張り替え場所 | 工事期間(張り替え) | 工事期間(重ね張り) |
玄関から廊下周り | 1日半~2日 | 1日 |
居室(6畳) | 2~3日 | 1~2日 |
洗面所 | 1日 | 半日 |
工事中は部屋の使用が制限されることも覚えておきましょう。
床を張り替える時期の目安
高温多湿の日本では床材の経年劣化は避けられません。
床材の交換時期は、一般的に10年から15年です。
上記は目安なので、劣化の状況によってはこの限りではありません。
床の交換タイミングを検討する際は、経過年数と併せて以下の2点を考慮してください。
- 塗装が剥がれるなどの症状が出ているか
- 床が沈む、軋むなどの現象が起こっているか
上記2点を以下で詳しく解説します。
なお、詳しい劣化状況は専門の業者に確認してもらい、適切な補修を行いましょう。
①塗装が剥がれるなどの症状が出たとき
床材の塗装剥がれは、分かりやすい交換のサインです。
床の中でもフローリングは特に摩擦に弱い素材です。
日常的に椅子を使用していたり、家具を引きずったりしている場合は特に注意が必要です。
また、小さな傷に水分が吸着することでも、劣化が早まります。
床材の剥がれ部分が「ささくれ」となって、小さな子供が足を引っかける事故が起こるリスクもあります。
②床が沈む・軋むなどの現象が起こったとき
床が沈む、軋む状態も分かりやすい交換のサインです。
床材の多くは木材を使用しているため、気温や湿気によって伸縮した結果、張り合わせに徐々に歪みが生じます。
稀に床材ではなく、下地が軋みの原因となるケースも存在します。
こうしたケースは集合住宅に多く、床材を張り替えても改善しません。
よく分からないままリフォーム行うと、無駄な張り替えに終わるケースも。
原因の特定は専門業者に依頼するべきです。
床の張り替えに火災保険が利用できる可能性も
床の張り替えをする際には、火災保険の補償が受けられる可能性があります。
「不測かつ突発的な事故による破損、汚損」が、あなたの加入している火災保険の補償事項に入っているか確認しましょう。
事前予測ができず、突発的な事故で床材が破損した場合は補償の範囲内です。
たとえば、重い家具を運ぶ際に角が床にぶつかってできた傷、煙草の焼け跡などが当てはまります。
ただし、以下の場合は補償範囲外です。
- 経年劣化の場合
- 外観上の汚れで機能に支障がない場合
- 故意や過失による損傷の場合
火災保険を申請するなら、申請サポート業者を利用しましょう。
火災保険を申請するためには報告書や見積書などの書類を用意します。通常は工務店などの調査業者に依頼して、現地調査と書類の作成を行う必要があります。
現地調査を依頼する前に、保険金の給付が受けられるかの無料相談を実施しているところもあります。信頼できる調査業者の紹介も行っているため、まずは専門家に相談をしてみましょう。
床の段差解消などバリアフリーに関わるなら補助金が使える可能性も
床材の張り替えには、介護保険や自治体の補助金制度を利用できるケースもあります。
介護に支障をきたさないように、バリアフリーで段差を解消する場合が当てはまります。
要支援者や要介護者の認定を受けた人、または高齢者が住んでいる場合も利用可能です。
介護保険を使えば助成金として、工事費用20万円を上限に、リフォーム工事にかかる費用の9割が支給されます。
また、自治体による補助金制度を併用できるケースも多いです。
ただし、自治体のリフォーム補助金制度を利用する場合は、以下のことに注意してください。
- リフォーム前に申請すること
- 自治体の予算状況により、募集が締め切られる場合があること
あらかじめ、各自治体のホームページでチェックしてください。
床の張り替えにおすすめの床材5選
床の張り替えをするなら、どんな床材の種類があるかを把握しましょう。
床材を交換するだけで、部屋の雰囲気を大幅に変えることもできます。
また、部屋によって適した床材が異なります。
主な床材は下記の5つです。
- フローリング
- クッションフロア
- フロアタイル
- タイルカーペット
- 畳
以下では、一つずつ詳しく解説します。
①ナチュラルな感じが好みなら「フローリング」
フローリング素材はナチュラルで温かみがあり、日本人に人気の素材です。
リビングや洋室に使われる場合が多いですが、どの部屋にもなじむ汎用性の高さが魅力です。
フローリングは複合材と無垢材に大別されます。
複合材は、複数の板を張り合わせた下地に、薄い表面材を張っているタイプです。
安価で色や柄の種類も多く、耐水性や防音性に優れています。
無垢材は、天然の木をそのまま使用し、高級感があるタイプです。
複合材に比べ高価で、防音性も劣る傾向にあります。
②簡単に施工できる「クッションフロア」
クッションフロアは、ビニール製の床材です。
水濡れに強く、安価な点がメリットです。
カラーや模様の種類が豊富で、遮音性にも優れています。
そのため、小さな子供やペットと暮らす人に向いています。
ただし、家具を置いたときに傷みやすい点と、熱に弱い点がデメリットです。
しかし、水に強くメンテナンスが楽なので、洗面所やトイレなど水回りに向いています。
③メンテナンスが簡単な「フロアタイル」
フロアタイルは高級感があり、商業施設で主に使われている素材です。
フローリングよりもコストが低いので、最近は住居でも使用されています。
バリエーションが豊富な点が人気で、木目やアジアン、石目調などの種類があります。
強度が高く、傷やへこみにも強いので、土足可の部屋にも対応できます。
一方で、熱に弱く防音性も低い点がデメリットです。
④クッション性が高い「タイルカーペット」
タイルカーペットは、1枚が40~50cm四方と小さいことが特徴です。
のり付きや裏面吸着タイプを使えば簡単に施工できます。
クッション性に優れ、耐久性が高いことで人気の素材です。
1枚が小さいので、部屋の広さに左右されない上、汚れた部分だけを交換することも可能です。
デザインも豊富なので、複数の柄を組み合わせて楽しめます。
1枚あたり300円程度で購入できますが、防音や防ダニ性能を持ったものは1,000円以上する場合もあります。
⑤断熱性や調湿性能に優れる「畳」
畳は古くから日本の住宅環境に合った床材として親しまれています。
クッション性に優れており、肌触りも良く、湿気も吸収する点がメリットです。
リフォーム方法も独特で、交換や表替え、裏返しなどがあります。
定期的にメンテナンスをすることで長く使える床材ですが、和室にのみ使える点に注意が必要です。
湿度が高く、風通しの悪い環境では、カビやダニが発生するデメリットもあります。
【3ステップ】床の張り替えをDIYで行う手順
床の張り替え時期は、10年から15年が目安です。
床を新しく張り替えるには、大がかりな工事が必要です。
しかし、床材の張り替えはDIYでもできます。
床の張り替えをDIYで進める手順は以下の通りです。
- 床の張り替えに必要な材料や工具を揃える
- 張ってある古いフローリング、床材をはがす
- 新しいフローリング、床材を張る
必要な道具を持っている人なら、DIYでコストを抑えることも可能です。
①床の張り替えに必要な材料・工具を揃える
床の張り替えをDIYで行うには、必要な材料と工具を揃える必要があります。
材料や工具はほぼ全てホームセンター(プロショップ)で調達可能です。
DIYに必要な工具を以下の通りです。
工具 | 使い道 | 価格(目安) |
丸ノコギリ | 木材の切断 | 1万~2万円 |
電動ドライバー | ネジ締め | 5,000円 |
ハンマー | 釘打ち | 3,000円 |
サシガネ | 長さの測定、印を付ける | 2,000円 |
ポンチ | 釘の打ち込み | 1,000円 |
メジャー | 材料の長さを測定 | 1,000円 |
カッター | 床材の微調整 | 1,000円 |
木製ハンマー | 床材のはめ込み | 1,000円 |
DIYに必要な道具はそれほど高くありません。
床材の方が高く、6畳の部屋で1万円から6万円かかります。
床材は種類が多いので、納得いくものを選びましょう。
②張ってある古いフローリング・床材をはがす
実際の施工は、まず張ってある古い床材をはがすところから始めます。
床の下地に問題がない場合は重ね張りがオススメです。
重ね張りなら床材をはがしたり、埃の掃除や廃材撤去をしたりする手間がかかりません。
床材をリフォームする原因が、汚れ傷の場合も重ね張りがベストです。
工事期間が短く済み、廃材撤去費などのコスト軽減にも繋がります。
③新しいフローリング・床材を張る
古い床材をはがしたら、新しいフローリング、床材を張り進めます。
まずは、フローリングや床材を仮置きして、必要な床材の量を確認します。
床材を張る際は、フローリングの継ぎ目を交互にする、凹凸をしっかりはめるなどの注意が必要です。
作業は「はめ込み」「次の板との噛み合わせ」「釘での固定」の繰り返しです。
DIYの場合は、床材と壁の間に隙間が生じやすいので、注意しましょう。
最後は幅木を用いて、壁との隙間を埋めれば完成です。
まとめ:床の張り替えをお得にするなら火災保険を活用しよう
一般的に床材は10年から15年が張り替えの時期と言われています。
張り替え費用は、6畳の部屋で重ね張りの場合、6万~8万円が相場です。
ただし、採用する材質や部屋の広さ、工法によって費用は前後します。
DIYで費用を抑える方法もありますが、床材を張り替えるなら専門業者に相談しましょう。
床の張り替えを依頼するの際は、火災保険申請サポートを利用すれば、気づきにくい建物の破損を隅々まで調査してくれます。
火災保険を自分で申請するのはハードルが高いため、修繕費用を請求するなら、火災保険申請サポートを検討してください。
申請しても万が一給付金が得られない場合は、費用がかからないのでリスクなく依頼できるのが、火災保険申請サポートの特徴です。
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