「床をリフォームするのに費用はどのくらいかかるの?」
「床はどのタイミングでリフォームすればいいの?」
などの悩みを持っている人も多いことでしょう。
この記事では、床のリフォームに関する以下の内容を徹底解説します。
- 床をリフォームする費用が素材によってどう変わるのか
- 素材以外に費用を左右するものはなんなのか
- 床をリフォームする時期の目安はいつなのか
他にも費用を安くするコツや、DIYでリフォームする際に役立つ情報なども紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
なお、床をリフォームする際には、火災保険を利用できる可能性があります。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
【素材別】床のリフォーム費用の相場
ここでは、以下に記載する素材別に床のリフォーム費用の相場を紹介します。
- フローリング
- フロアタイル
- クッションフロア
好みの床にリフォームできるように、それぞれの費用や特徴を把握しておきましょう。
①フローリングのリフォーム費用
フローリングにリフォームする際の相場を以下の表にまとめたので、ご覧ください。
帖数 | 張り替え | 重ね張り |
4帖 | 3~6万円 | 5~10万円 |
6帖 | 9~18万円 | 6~14万円 |
8帖 | 10~20万円 | 8~18万円 |
フローリングの場合は、複合材か無垢材かによって費用が異なります。
複合材は、何枚もの板や特殊シートを重ねた材料で、抗アレルゲンや防音機能などを備えたものも流通しています。
一方、無垢材は1本の丸太を切って作る、自然のままの状態に近い床材です。
複合材よりも柔らかい踏み心地と、空気を多く含むことによって冬でも温かいのが特徴です。
ただし、防音性が低いことから、マンションの床材には使えない場合があるので注意しましょう。
②フロアタイルのリフォーム費用
フロアタイルにリフォームする場合の費用は以下の通りです。
帖数 | 張り替え | 重ね張り |
4帖 | 5~9万円 | 4~8万円 |
6帖 | 5.5~10万円 | 5~6.3万円 |
8帖 | 8~15万円 | 6~10万円 |
フロアタイルは塩化ビニルを素材とした、タイル状の床材です。
木目や石目などの豊富なデザインがあることや、素材自体が硬いことで重い家具を置いても凹みにくいといった特徴を持ちます。
水や汚れにも強く、何かをこぼしても、拭き取るだけで元通りになるため掃除も簡単です。
素材が硬いため傷が付きやすいデメリットはありますが、該当箇所だけ交換することも可能なので、負担は少ないでしょう。
③クッションフロアのリフォーム費用
クッションフロアにリフォームする際の相場は以下の表にまとめたので、ご覧ください。
帖数 | 張り替え | 重ね張り |
4帖 | 4~8万円 | 3~5万円 |
6帖 | 4.5~10万円 | 4~5.5万円 |
8帖 | 6~12万円 | 5~10万円 |
クッションフロアはフロアタイルと同じく塩化ビニル製の床材ですが、厚みのある衝撃吸収タイプや土足対応タイプなど、種類が豊富です。
表面に柄がプリントされているものが多く、どのようなデザインの部屋にもなじみやすいことがメリットと言えます。
施工が簡単なため工事費が安く、他の床材と比べて材料費も安価なので、「早くリフォームしたいけれど予算が限られている」といった場合におすすめの床材です。
また、高いメンテナンス性とクッション性から、子供部屋に使う家庭も増えています。
床のリフォーム費用は工法・面積にも左右される
床のリフォーム費用を左右するのは素材だけではありません。
以下の2つの要素も含めた上で、費用が決まります。
- 工法の違い
- 帖数、床面積の広さの違い
ここでは、それぞれ詳しく解説します。
①工法の違い【張り替え・重ね張り】
床をリフォームには、以下2種類の工法があります。
- 張り替え
- 重ね張り
張り替えは、今ある床材を全て取り除き、床材を一新する工法です。
一方、重ね張りでは既存の床材の上から、新しい床材を張ります。
張り替えは、解体などの手間がかかるため、重ね張りに比べて費用が高額です。
ただし、張り替えは床の下地の状態を確認できるメリットがあり、前回のリフォームから10年以上経っている場合や床からきしむ音が聞こえる場合に適しています。
部屋の一部分だけリフォームする場合や、下地の劣化などが見られない場合は、重ね張りを選ぶと費用を抑えられるでしょう。
②帖数・床面積の広さの違い
先述した表にもあるように、施工する帖数や床面積によって費用が変わります。
面積は一般的にm2や〇帖(畳)と表記され、広くなるほど費用は高くなります。
リフォーム予定の帖数がわからない場合は、以下の手順で計算してみましょう。
- リフォーム予定の縦(m)と横(m)の長さを測る
- 縦(m)×横(m)で面積(m2)を計算する
- 面積(m2)×0.3025×2
なお、1帖は約1.8m2です。
床をリフォームするタイミングは?
床をリフォームするタイミングは、下地や床材の状態によって変わりますが、一般的に10年程度が目安と言われています。
フローリングであれば、床の上を歩いたときに凹みやきしみを感じたり、目に見える傷が増えたりするのがこの時期です。
クッションフロアやフロアタイルの場合は、表面の状態が悪くなり、質感が低下します。
ただし、リフォームから10年経たなくても症状が出る場合もあるので、あくまで目安ということを知っておきましょう。
床のリフォーム費用を抑えるコツ2選
床のリフォームは高額な費用がかかる場合が多いため、少しでも安く済ませたいと考える人もいることでしょう。
床のリフォーム費用を少しでも抑えたいなら、以下の2つの方法が有効です。
- 複数の業者に見積りを依頼する
- DIYでリフォームする
それぞれ詳しく解説します。
①複数の業者に見積りを依頼する
床をリフォームする際には、できる限り複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
複数の業者を比較することで、費用が高すぎる、または安すぎるといった判断ができます。
見積もりを依頼する場合は予算、リフォーム条件などを具体的に説明し、どの業者にも同じ条件で見積もりを出してもらうようにするのがポイントです。
床だけに限らず、リフォームは業者に頼ることが多いものです。
見積もりに加えて、業者からのアドバイスを比較するのも、良いリフォームを行うための方法の1つと言えます。
②DIYでリフォームする
床のリフォーム費用を抑えるために、DIYで施工するのも1つの手段です。
床材や工具は、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。
DIY専用コーナーがある店舗に行けば、実物を見ながら選べるのでイメージに合うものが見つかりやすいでしょう。
DIYでの施工でかかる費用は材料費のみなので、業者に頼むよりも安くリフォームできます。
ただし、張り替えは高い技術力が必要なので、DIYでリフォームするときは重ね張りをおすすめします。
床のリフォームには火災保険を使える可能性も
以下のような原因で傷ついた床をリフォームをする際には、火災保険を使える可能性があります。
- 予測不可能な事故
- 原因が明確な事故
- 事故日が判明している事故
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
DIYで簡単にリフォームできる床材2選
DIYで床をリフォームしたいけれど、どの床材を選ぶべきか分からない人も多いでしょう。
そこでDIYで簡単にリフォームできる床材を紹介します。
DIYで簡単にリフォームできる床材は以下の2種類です。
- はめ込みタイプ
- 貼るだけタイプ
どちらのタイプもインターネット通販で手軽に入手できます。
費用を少なくして、手軽にリフォームしたい人はぜひ参考にしてください。
①ずれる心配が少ない「はめ込みタイプ」
はめ込みタイプは、ボンドやビスを一切使わず、今ある床の上に置くだけで手軽に床のイメージチェンジができる床材です。
水や汚れ、傷に強いものが多く、土足にも対応できます。
設置方法は、はめ込んで置くだけなのでずれる心配が少なく、原状回復も簡単です。
賃貸住宅だけでなく、オフィスや店舗でも活躍できる床材と言えます。
しかし、はめ込みタイプは施工によっては浮いてしまうことがあるため注意が必要です。
ドア付近で床材が浮くと、ドアの開閉時に引っかかることがあります。
②施工が楽な「貼るだけタイプ」
楽に施工できることを優先するなら「貼るだけタイプ」の床材がおすすめです。
裏面に粘着剤が付いているので、台紙をめくって貼り付けるだけで簡単に床の雰囲気を変えられます。
厚さは2.5mm程と薄く、カッターナイフで簡単に切断できるため、必要なときに必要な分だけ使うことが可能です。
難しい施工に抵抗がある、DIY初心者に適した床材と言えるでしょう。
表面は保護層が覆っているので水や汚れに強く、何かをこぼしても拭き取るだけで対処できるメンテナンス性の高さも魅力です。
また、貼るだけタイプは和室の床のリフォームにも適しています。
貼るだけのタイプの床材は粘着面でしっかりと畳に張り付くため、フラットに仕上げることが可能です。
DIYでトイレや浴室の床の張り替えはできる?
リフォームメーカーが販売している床シートを使えば、トイレや浴室の床をDIYで張り替えることは可能です。
リフォームメーカーが販売する床シートには、防水性やクッション性に優れた素材が使用されているため、手軽に床の問題点を解決できます。
費用も比較的安く、施工方法も貼り付けるだけと簡単です。
しかしシートタイプは冷えやすく、自分で施工した場合、水はけが悪くなる可能性があります。
床暖房や速乾性などの機能を求めるなら、床の張り替えを業者に依頼しましょう。
床の張り替えをDIYで行うメリット
床の張り替えをDIYで行うメリットは、主に以下のようなものがあります。
- 費用を安くできる
- 原状回復が簡単
- 好きな時間に施工ができる
一番のメリットはやはり費用面でしょう。
業者の人件費や施工費、出張費など、多くのコストをカットできるためです。
賃貸住宅の場合は、退去時の原状回復が簡単なことも魅力の1つです。
切って貼るだけの床材を使えば、現状回復の作業をあまり気にすることなく、リフォームできます。
DIYが好きな人にとっては、好きな時間に楽しみながら施工でき、費用の節約にも繋がるのが大きなメリットです。
床の張り替えをDIYで行うデメリット
床の張り替えをDIYで行うメリットが多くある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 業者が施工するよりもクオリティが下がる
- 施工に時間がかかってしまう
- 解体作業が必要になるとケガをする恐れがある
いくら手先が器用な人でも、業者と同等のクオリティで施工することは難しいでしょう。
加えて、解体作業が必要な張り替えを知識や技術がないまま行えば、時間がかかり過ぎる上にケガをする恐れもあります。
手軽にDIYで床をリフォームするなら、はめ込みや貼るだけタイプの床材を使うようにしましょう。
まとめ:床の張り替えを業者に任せるなら火災保険が適用できるか調べよう!
床のリフォームをする際の費用は、以下の3つの要素でほぼ決まります。
- 使用する床材
- 施工する方法
- 施工する面積
DIYでリフォームする場合は材料費だけで済みますが、業者に頼むと人件費がかかる分、費用は高くなります。
手軽に雰囲気を変えたいなら、貼るだけの床材をDIYで施工するのもいいでしょう。
ただし、本格的なリフォームが必要な時は、ケガや失敗などをしないためにも業者に依頼するのがおすすめです。
複数の業者から見積もりを取り、じっくりと比較検討した上で、あなたが求めるリフォームを目指しましょう。
なお、床をリフォームする際には、火災保険を利用できる可能性があります。
床のリフォームを依頼する前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。
リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。
もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。
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気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。