愛車や道具を風雨から守ってくれるガレージ。
いざガレージが欲しいと思っても、いくらで買えるのか疑問を持つ人もいるでしょう。
この記事では、台数別のガレージ設置価格や、費用を抑えるポイントや注意点を解説。
ガレージの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
自然災害でガレージが故障した場合、火災保険が使える可能性があります。
火災保険の使用を検討している方は、申請サポート業者の利用がおすすめです。
サポート業者経由でプロに調査を依頼すると、申請が可能な場合、築10年以上の物件だと、90%の認定率で平均で100万円近くの給付金が受けられます。
保険の申請は、個人では被害箇所の特定や申請書類の作成など手続きが煩雑です。 一方、申請サポート会社は建物と火災保険の両方に精通しており、多数の調査や申請時のノウハウを蓄積しているため、申請可能な被害箇所を見逃さず、もらえる給付金を最大化してくれます。
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独立式ガレージの設置価格を台数別に解説
独立式ガレージの価格は、格納できる車の台数によって異なります。
ここでは、以下の3つに分けて解説します。
- 1台用の既製品ガレージの設置価格
- 2台用の既製品ガレージの設置価格
- 3台用の既製品ガレージの設置価格
ここで紹介するのは、既製品の独立式ガレージの価格です。
それぞれ見ていきましょう。
1台用の既製品ガレージの設置価格
車1台用のガレージを設置する場合の費用相場は、およそ90〜150万円です。
車1台用のガレージはサイズがコンパクトなので、スペースが限られた敷地にガレージを設置したい人に人気です。
価格が比較的リーズナブルなので、自分が所有している愛する車を大切に保管したい人がよく設置されています。
2台用の既製品ガレージの設置価格
車2台用のガレージを設置する場合の費用相場は、およそ150〜250万円です。
車2台用のガレージは夫婦どちらも車を所有している家庭が多いこともあり、広く普及しているサイズです。
また、ガレージは雨よけの役割も果たすので、倉庫スペースや物置と兼用して使う人もよくいます。
3台用の既製品ガレージの設置価格
車3台用のガレージを設置する場合、およそ150〜350万円かかります。
3台用になると、横幅が7mを超えるため、広いスペースが必要です。
3台用ガレージは、郊外に住む人におすすめです。
車をたくさん所有している人や、会社や事務所で駐車スペース兼倉庫として設置する人は、3台用を選ぶ傾向にあります。
また、賃貸ガレージ等で利用する人や農機具と自動車を同時に収納する倉庫が欲しい人にもおすすめです。
ガレージのタイプは大きく3種類
ガレージのタイプは大きく分けると、以下の3種類あります。
- ビルトインガレージ
- デッキ付きガレージ
- 独立式ガレージ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、車を格納するスペースを建物の一階部分に組み込み、ドアやシャッターを設置したガレージです。
ビルトインガレージは敷地が比較的狭くても設置できるので、人気があります。
ビルトインガレージの費用相場は、1台用の場合は150〜350万円。
使わない部屋を減築して設置した場合、150〜200万円程度かかるでしょう。
ビルトインガレージは常に屋内に入れておけるので、車が傷つきにくく、いたずらされる心配がありません。
また、屋内から愛車を眺めて楽しめるので、車好きにはたまらないでしょう。
②デッキ付きガレージ
デッキ付きガレージは、ガレージの上にデッキを設置することで、スペースを有効活用できるガレージです。
車を置くと、土地のスペースが狭くなってしまうことがあります。
その点、デッキ付きガレージならスペースが無駄になりません。
デッキ付きガレージの費用相場は、1台用の場合約100〜200万円、2台分で150〜300万円です。
使用する素材によって費用は異なります。
デッキ付きガレージがあると、子供とペットと遊んだり、家族や仲間と一緒にバーベキューをしたりとても便利です。
ただし、子供やペットが上から落下しないように、フェンスの高さや強度には十分注意しましょう。
③独立式ガレージ
独立式ガレージとは、住宅とは別に建てるガレージのことをいいます。
住宅の建設時期に左右されず建てることが可能で、比較的安い費用で設置できるのが特徴です。
独立式ガレージは既製品とオーダーメイドの2種類あります。
既製品はガレージの中で最も安いですが、デザインの選択肢が少ない点がデメリットです。
費用相場は、ガレージ本体とコンクリート打診工事を合わせると100万円程度になります。
一方、オーダーメイドは1から設計して建てるので、デザインや広さなどを自由に決められることが特徴です。
既製品と比べて費用相場は高く、200万円以上が相場になります。
おしゃれなガレージが欲しいならアメリカンガレージもおすすめ
おしゃれなガレージがほしいなら、アメリカの雰囲気を味わえるアメリカンガレージがおすすめです。
アメリカンスチールガレージは耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使っているため、季節や地域問わず利便性が高いです。
車やバイクの格納庫としてだけでなく、趣味の部屋やペットの遊び場としても利用できます。
アメリカンガレージをよりおしゃれにしたいなら、アメリカから直接輸入した雑貨を飾るのもおすすめです。
アメリカから直接輸入した雑貨は、ヴィンテージ物が多く味が出ます。
自分好みの本格的なアメリカンガレージにして、本場アメリカの雰囲気を思う存分味わってみましょう。
ガレージの設置価格を抑える方法3選
ガレージはほしいものの、値段が高くて手が出ない人も多いことでしょう。
設置費用が100万円を超えることが多いため、少しでも費用を抑えたいと思う人も多いはずです。
ここでは、ガレージの設置価格を抑える以下3つのポイントを解説します。
- 台数やオプションを減らす
- 複数の業者から相見積もりを取得する
- ガレージの素材を木材にする
それぞれ詳しく解説します。
①台数やオプションを減らす
1つ目のポイントは、車の台数やオプションを減らすことです。
前述の通り、車の台数が増えるほどガレージの設置価格は高くなります。
現状使っていない車は売ったり処分したりするなど、少ない収容台数で済ませられれば費用は抑えられます。
また、オプションも必要最低限のものだけ付けるようにしましょう。
ガレージを設置した後でも、オプションを付けることは可能です。
まずは最低限の装備で使ってみて、必要であればオプションを付けることがおすすめです。
②複数の業者から相見積もりを取得する
2つ目のポイントは複数の業者から相見積もりを取得することです。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することを指します。
同じ条件でも業者によって見積もり価格に差が出るので、内容と価格のバランスをよく見ながら検討しましょう。
また、ガレージの設置に当たっては、建築確認申請が必要です。
業者によっては、ガレージ施工の手続きと一緒に確認申請も依頼できる場合があります。
ただし、確認申請の依頼には追加費用がかかります。
③ガレージの素材を木材にする
3つ目のポイントは、ガレージの素材を木材にすることです。
ガレージに使われる素材は、木と鉄骨、鉄筋コンクリートの3つがほとんどです。
その中でも木材は、設置価格を安く抑えることができます。
また、木材は加工がしやすいので、DIYでカスタマイズしたい人にもおすすめです。
しかし、木材は湿気や乾燥の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが必要な点がデメリットです。
メンテナンスの手間はかかりますが、価格を抑えることを重視したいのであれば木材を選ぶと良いでしょう。
鉄骨・鉄筋コンクリート製ガレージの特徴
鉄骨ガレージの特徴は、木造に比べ耐久性とメンテナンス性が高いことです。
木造のように防腐剤を塗布する必要がなく、基本的には水洗いで洗浄ができます。
中柱も必要ないため、広いスペースを確保しやすいこともメリットです。
鉄筋コンクリート造のメリットは、耐久性や遮音性に優れていることです。
鉄筋にコンクリートを流し込んで作られているため、鉄骨よりも気密性や音のカットに向いています。
ただし熱伝導率が高いため、夏は暑く、冬は寒くなりやすい点がネックです。
価格で言うと、木造が一番安く、その次に鉄骨→鉄筋コンクリートの順に高くなります。
予算に余裕がある場合は、価格以外の要素にも注目して選んでみると良いでしょう。
ガレージの価格を左右するポイント3選
ここでは、ガレージの価格を左右するポイントを解説します。
何が価格に影響を与えるかを理解することで、予算に合ったガレージを見つけやすくなります。
ガレージの価格を左右するポイントは、以下の3つです。
- ガレージ工事の工程数
- ガレージの種類や台数
- ガレージに設置するオプションの有無
それぞれ詳しく解説します。
①ガレージ工事の工程数
1つ目のポイントはガレージ工事の工程数です。
ガレージは設置工事が複雑なため、それに伴い工程数も多く施工費用も高くなります。
また、電動シャッターや整備機器用の電源確保などガレージ内で電力を使う場合は電気工事が必要です。
電気工事をする場合は、その分費用が高くなるので注意しましょう。
さらに、ガレージの設置工事は約4週間かかります。
この4週間の間、車を停めるための賃貸駐車場を確保しなければならないため、この分の費用も必要です。
②ガレージの種類や台数
ガレージには独立式ガレージとビルトインガレージの2種類があります。
独立式ガレージとは、住宅とは別に建てるガレージのことです。
比較的設置価格が安く、建設時期に左右されずに建てられることが特徴です。
一方、ビルトインガレージとは住宅と一体となったガレージを指します。
住宅の1階部分に駐車スペースを作るので、たとえ敷地が狭くてもガレージを設置できます。
ビルトインガレージは、住宅の中からそのまま行けることが特徴です。
ビルトインガレージには多種多様な選択肢があり、ある程度の自由度があるので、工夫次第で安く建てることも可能です。
ガレージの台数も価格を左右します。
ガレージは車を入れたい台数が多いほど、ガレージも大きなものを用意する必要があるため、価格も高くなります。
③ガレージに設置するオプションの有無
3つ目のポイントはガレージに設置するオプションを付けるかどうかです。
オプションは多いほど価格も高くなるので、求める機能と予算のバランスを見ることが重要です。
オプションには電動シャッターや換気扇などさまざまありますが、オプションの種類によっても価格が大幅に変わります。
ガレージにあると便利な機能5選
車の手入れや安全性を上げるために、あると便利な機能は以下の5つです。
- コンセント
- 照明器具
- 防犯器具
- 水栓
- 電動シャッター
それぞれ詳しく解説します。
①コンセント
コンセントは洗車やガレージを掃除するのに便利です。
高圧洗浄機や車内をきれいにする機械を利用して、あなたの大切な愛車を定期的にお手入れしてあげましょう。
また、 電気自動車やバイクの充電には充電用のコンセントが必須です。
電気自動車を使っている人にとっては、コンセントの設置はマストでしょう。
ただし、車の充電に必要なコンセントは一般的なコンセントと電圧が異なります。
電気自動車用にコンセントを設置する場合は注意しましょう。
②照明器具
照明器具は夜間など暗いとき、安全に車を乗り降りしたり、ガレージに出入りしたりする際に足元を照らしてくれます。
特に夜中のガレージ内が暗いと、大変危険です。足元や車周辺がよく見えるような明るい照明を設置しておくといいでしょう。
ガレージに車の備品や作業道具、アウトドアグッズなどを保管している人もいるかもしれません。
ガレージにモノを収納している場合、モノを出し入れや探し物をするときに明るく照らしてくれる照明があると便利です。
③防犯器具
大切な愛車を守るためには、防犯器具の設置が必須です。
防犯器具として、シャッターさえ設置しておけば安心と思っている人もいるかもしれません。
しかし、シャッターをバールでこじ開けて侵入する事件もあるので、シャッターだけでは不十分です。
防犯グッズには、防犯ガラスやシャッターセンサーなど、空き巣を近寄らせないためのグッズも多く存在します。
そのほかにも、センサーライトやダミーライトなどを設置して、より防犯性能を高めましょう。
④水栓
洗車する際に、水栓があるととても便利です。水栓には散水栓と立水栓の2種類あります。散水栓は地面に埋め込むタイプのものです。
スペースを取らないので、敷地に余裕がない場合でも設置可能です。
一方で、立水栓は柱上の水栓を指します。公園にある手洗い場をイメージすると分かりやすいかもしれません。
散水栓はふたを開けてホースをつなげる作業が必要ですが、立水栓はホースをつなげる手間がなくそのまま使えます。
使用用途や敷地の大きさに合わせて選ぶといいでしょう。
⑤電動シャッター
電動シャッターがあると、リモコンや固定スイッチで簡単に開閉できるので便利です。
手動のシャッターだと、1度車を降りて開閉しなければなりません。
その点、電動なら車内からリモコン操作ができるので雨の日でもラクでしょう。
手動シャッターは開閉音が大きいので、騒音トラブルの懸念もあります。電動シャッターであれば、開閉音が比較的小さく済むので安心です。
電動シャッターは手動シャッターに比べると設置費用は高くなりますが、その分メリットも多いので、ぜひ検討してみてください。
ガレージ施工業者を選ぶ3つのポイント
ガレージの施工業者は、必ずしも優良な業者ばかりとは限りません。
業者との相性もあるでしょう。後悔しないためには、施工業者選びが重要です。
ガレージ施工業者を選ぶポイントは、以下の3つです。
- 成功実績や得意分野をチェックする
- 建設業許可登録業者か確認する
- 施工後の保証やアフターフォローの有無を確認する
それぞれ詳しく解説します。
①施工実績や得意分野をチェックする
まずは、施工実績や得意分野をチェックしましょう。
今までにどのくらいのガレージを作ってきたのかがわかれば、多くの依頼がある優良な業者であると判断できます。
できる限り安心して依頼をするためには、実績豊富な施工業者を選びましょう。
また、自分が設置したいガレージの施工を業者が得意としているかも重要です。
業者によって、どのような施工を得意としているかは異なるものです。
満足のいく出来にするためには、自分が設置したいガレージの施工を得意としているところに依頼することがベストでしょう。
②建設業許可登録業者か確認する
2つ目のポイントは、建設業許可登録業者か確認することです。
建設業許可登録業者とは、一定以上の規模の建築工事や土木工事を行うときに必要となる、都道府県知事の許可のことです。
会社がこの資格を取るためには、専門の有資格者の在籍や経営に関する資料を提出する必要があります。
ガレージの施工自体は建設業許可登録業者の資格は必要ないですが、会社の技術力や信頼性を判断するひとつの基準になります。
③施工後の保証やアフターフォローの有無を確認
施工後の保証やアフターフォローがあるかどうかを確認しましょう。
万が一施工後に不具合が見つかったとき、無償で修理をしてくれたり、問い合わせに対応してくれたりすると安心です。
保証やアフターフォローがない場合、不具合が見つかっても自分で修理しなければならないケースがあります。
保証やアフターフォローの有無は、業者を選ぶ際の重要なポイントの一つです。
安いのはどこ?メーカー別のガレージ(車庫)の値段・価格相場
実際に売られているガレージの価格を見ていきましょう。ガレージでは主要大手とされている、以下の5社ごとに価格を紹介します。
- イナバ
- ヨドコウ
- タクボ
- カクイチ
- エルカミ
台数別に価格をまとめたので、参考にしてみてください。
(1)イナバ
最初に紹介するのはイナバです。
「100人乗っても大丈夫」のフレーズが有名ですよね。
イナバの代表的なガレージはアルシア。
シンプルかつ上質なデザインが特徴のデザイナーズガレージです。
そんなイナバのガレージ価格の相場は、以下をご覧ください。
イナバのガレージ価格相場(税込) | |
1台 | 約35万円〜45万円 |
2台 | 約70万円〜約110万円 |
3台 | 約200万円前後 |
※「価格.com」「ガレージ通販.jp」「楽天市場」記載の価格を参考
(2)ヨドコウ
次に紹介するのはヨドコウ。
ヨド物置とも表記されるガレージ主要大手の1社です。
ヨドコウが出している「ラヴィージュⅢ」の特徴はその丈夫さ。
通常の鋼板に比べ、3〜6倍もの耐久性を持つガルバリウム鋼板が使われています。
それでは、ヨドコウのガレージ価格はいくらくらいなのでしょうか。
以下の表に、台数別のガレージ価格をまとめました。
ヨドコウのガレージ価格相場(税込) | |
1台 | 約30万円〜40万円 |
2台 | 約70万円〜約90万円 |
3台 | 約110万円前後 |
※「価格.com」「ガレージ通販.jp」「楽天市場」記載の価格を参考
(3)タクボ
次に紹介するのはタクボ。
タクボの代表的なガレージは、シャッターがオーバースライド式になっているベルフォーマです。
開閉時の操作が軽いだけでなく、静かなところも魅力のガレージです。
また、強風や積雪にも耐える頑丈な柱構造を備えています。
そのベルフォーマを代表とする、タクボのガレージ価格を見てみましょう。
タクボのガレージ価格相場(税込) | |
1台 | 約35万円〜45万円 |
2台 | 約55万円〜約80万円 |
3台 | 約105万円〜135万円 |
※「価格.com」「ガレージ通販.jp」「キロ」記載の価格を参考
(4)カクイチ
次に紹介するのはカクイチ。
カクイチで最も人気があるのは、広スペースハウスです。
農業機械を収納しやすく、倉庫作業場としても有効活用できます。
耐食性や耐候性に優れた強靭な鋼板が使用されており、震災・暴風・雨風に負けない鉄骨構造です。
以下の表に、台数別のガレージ価格をまとめました。
カクイチのガレージ価格相場(税込) | |
2台 | 約110万円〜約175万円 |
3台 | 約160万円〜約260万円 |
4台 | 約200万円〜340万円 |
※「カクイチ」記載の価格を参考
(5)エルカミ
最後に紹介するのはエルカミ。
エルカミの代表的なガレージは、アメリカンガレージです。
ハリウッド映画などでもおなじみで、アメリカの広大な地にそびえるガレージを想像できます。
エルカミでは、自分好みのオリジナルのガレージを作ることが可能です。
世界に一つしかない、究極のカスタマイズを注文できます。
エルカミのガレージの相場は、公開されていませんでした。
いくらぐらいでガレージを作れるのか気になる人は、下記のホームページから問い合わせてみましょう。
ここまで、主要5社のガレージ価格を紹介しました。
5社ともデザインや機能、価格に違いがあるので、気になるガレージがあったら通販サイトなどで無料見積りを依頼してみましょう。
見積もりを取れば、ガレージの具体的な価格と併せて施工費用も把握できますね。
「欲しいガレージが決まったら、後は購入するだけ!」と思いきや、実はガレージを設置するにはやらなければいけないことがあります。
ガレージのDIYは難易度が高い
「業者に依頼する費用がもったいない」
「ガレージを設置するだけなら自分でもできそう」
このように考えている人も、いるのではないでしょうか。
結論から言うと、ガレージをDIYで設置することはできます。
ただし、難易度が高いのでおすすめはできません。ガレージの設置には、専門的な作業が必要です。
ガレージの組み立てだけなら、まだ素人でもできるかもしれません。
しかし、ガレージを設置するには組み立てに加えて、基礎工事や土間工事も行う必要があります。
そのため、元々そうした工事に知見がある人やよほどDIYが好きな人でないなら、施工は専門業者に任せるのが一番です。
ガレージとカーポートの違い
ガレージは、屋根と3方向以上の壁がある、車を囲める駐車スペースです。
ガレージはカーポートよりも広い設置スペースが必要です。
基礎工事から行う必要があるため、カーポートよりも工期が長く費用も高額な傾向にあります。
一方、カーポートは屋根と柱で構成された駐車スペースです。
カーポートは柱と屋根だけなので、設置スペースが広く取れなくても問題ないケースが多いです。
オープンな作りなので、車の出入りも簡単にできます。
ガレージとカーポートの大きな違いは価格です。
設置工事の仕方や使用する材料も違うため、設置費用にも大きな差があります。
車1台用の本体の費用は、ガレージは既製品で約90〜150万円が目安です。
一方、カーポートの低価格のもので10万円以上、デザインが凝ったものでも30万円程度です。
ガレージを建てる手順を5ステップで解説
ガレージを建てる手順は以下の5ステップです。
- 施工会社へ工事を依頼する
- 現地調査を行い法律に適合するかチェック
- 工事請負契約を済ませる
- ガレージ工事の開始
- 検査済証交付を取得して引き渡し
それぞれ詳しく解説します。
ステップ1:施工会社へ工事を依頼する
まずは、施工会社へ工事の依頼をしましょう。
施工会社を探すには、インターネットやチラシ、エクステリア会社のイベントや住宅展示場を参考にすることがおすすめです。
施工会社を選ぶ際は、施工実績を見てガレージ工事が得意かどうかチェックしましょう。
実績が少ない業者の場合、納得のいく完成度にならない可能性が考えられるためです。
また、より良い施工会社を選べるよう、複数の業者から相見積もりをとって費用を見比べてから依頼することもポイントです。
ステップ2:現地調査を行い法律に適合するかチェック
次に、現地調査を行い法律上工事をして問題ないかをチェックします。
現地調査は、依頼したガレージの設置が可能かどうかなどを施工業者に現地を見てもらい確認してもらう調査のことです。
また、ガレージを設置するときには、建築基準法や都市計画法などにより、建築確認申請が必要となるケースがあります。
施工業者に現地調査をしっかり行ってもらい、法律に適合するか確認しましょう。
ステップ3:工事請負契約を済ませる
現地調査と見積もりが終わったら、施工業者と工事請負契約を済ませましょう。
ガレージを設置する際は、建設業法により事前に工事請負契約を締結することが必須です。
口約束ではなく、契約書の書類を作成してもらいましょう。
契約内容を事前に書面で明確にすることで、工事内容や請負代金、施工範囲などに関わるトラブルを防げます。
工事について、素人ではわからないことが多いため、不明点はしっかりと確認しましょう。
「言った言わない」のトラブルを防ぐためにも、契約内容を書面として残しておくことが大切です。
ステップ4:ガレージ工事の開始
契約が締結できたら、ガレージの工事を行ないます。ガレージの手順は主に以下の手順で進みます。
- 基礎工事
- 本体組立
- シャッター工事
- 土間コンクリート
ガレージ工事で大切なのは、工事する時期です。
例えば、梅雨の時期は雨で基礎工事や土間工事に遅れが出やすいので、時期をずらした方が良いでしょう。
また、積雪地域では雪が降る前にガレージが完成できるよう調整する、年度末などの繁忙期は避けるなどの工夫をすることがおすすめです。
ステップ5:検査済証交付を取得して引き渡し
最後に、検査済証交付を取得して引き渡されます。
建築基準法では、工事完了後に完了検査を受けることが義務付けられています。
完了検査では、建築基準法に違反していないかなどをチェックされます。
特に問題がなければ、検査済証が交付されます。
検査済証は工事が終わった時点で法律に適合しているという証明になるので、工事後は必ず取得しましょう。
ガレージを設置・リフォームする際の注意点5選
ガレージを設置・リフォームする際の注意点は以下のとおりです。
- ガレージの大きさによって税金の額が異なる
- 車の大きさに合わせて十分な駐車スペースを確保する
- 環境に合わせてオプションを選ぶ
- 車の買い替えも視野に入れる
- 環境に合わせた屋根を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
①ガレージの大きさによって税金の額が異なる
ガレージを設置すると、固定資産税がかかります。固定資産税の金額は、ガレージの床面積によって異なります。
部屋の床面積を変えずにビルトインガレージを設置する場合は、固定資産税の金額が下がる場合が多いです。
しかし、税金を考慮しながらのリフォームはとても複雑です。
不安な人は、ガレージのリフォームが得意な業者や土地家屋調査士といった専門家と相談しながらプランを考えるといいでしょう。
②車の大きさに合わせて十分な駐車スペースを確保する
車の大きさに合わせて、十分な駐車スペースを確保しましょう。
駐車スペースの大きさは、ガレージの設置やリフォームの際に失敗事例が多い部分です。
車の大きさだけではなく、車いすを利用する人がいたり、自転車やバイクを置きたかったりと用途によって考慮する要素が異なります。
また、駐車場のサイズは多く、デザインも「縦列駐車用」「並列駐車用」などさまざま。
縦列駐車タイプの場合は、後ろの車を出しにくいという難点もあります。
ご家族のライフスタイルに合わせて、最適なものを選択しましょう。
③環境に合わせてオプションを選ぶ
家族構成や車の使用頻度に合わせて、必要なオプションを選ぶといいでしょう。
特にガレージを設置する際は、カーゲートやフェンスなどの防犯対策をしておくことをおすすめします。
しかし、オプションを付けるほど予算がかかります。
後からでもオプションを付けることは可能なので、最初は必要最低限にしておくといいでしょう。
④車の買い替えも視野に入れる
将来、車を大きなサイズに買い替えることも視野に入れておきましょう。
現在は買い替える可能性がなくても、車のサイズが変わることを視野に入れてガレージを設置することをおすすめします。
いざ車を買い替えたときにガレージを設置し直すと、余計な手間と費用がかかってしまいます。
長期的な目線で、施工業者とよく相談しましょう。
⑤環境に合わせた屋根を選ぶ
降水量や雪が多い地域では、結露減少型の屋根がおすすめです。
結露減少型とは、積雪地や寒冷地でよくできる結露を少なくするために、屋根の内側に発泡ポリエチレンを取り付けたタイプです。
ガレージは雨などの水を完全に防げるわけではありません。
結露ができたり雨がシャッターに付着したりした状態でシャッターを巻き上げると、内部に水が侵入したりすることがあります。
結露減少型の屋根やシャッターカバーを利用して、水分の侵入を防ぎましょう。
ただし、製品によっては、一度設置すると後付けできない種類もあります。
ガレージを設置する前には、製品の特徴も確認しておきましょう。
ガレージのFAQ
まとめ:火災保険を利用してガレージをお得に設置しよう
ガレージの設置価格や費用を抑えるポイント・注意点を解説しました。
ガレージの価格は車の台数や種類、オプションの有無によって変わります。
火災保険を最大限に活用したい人は、申請サポート業者を利用しましょう。
申請サポート業者は、ガレージの損傷箇所が火災保険の申請対象となるか調査してくれます。
ガレージの設置が必要になったさいは、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。
火災や台風の被害を含め、家全体の破損箇所の調査見積もりから、書類作成のアドバイスまでトータルで手厚くサポートします。
費用については完全成功報酬型のため、申請しても万が一給付金が得られなければ、一切費用がかからないのでリスクなく依頼できます。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。