今回の記事では、和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の内容について紹介していきます。
現在の住宅はほとんどが洋式トイレが採用されているため、和式トイレを使っている家は少ないかもしれません。
ですが、築年数がかなり経っている家に住んでいるため今でも和式トイレを使っているという方もいるはず。
そろそろ和式トイレから洋式トイレにリフォームしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
和式トイレから洋式トイレにリフォームする際に1番気になる点は、リフォーム費用はいくらかかるのかという点。
そこで、本記事では和式トイレから洋式トイレにリフォームする際にかかる費用の相場をトイレの形状別に紹介していきます。
他にも、洋式トイレにリフォームするメリットや注意点、DIYでもできる洋式トイレの作り方も紹介。
自宅が和式トイレで洋式トイレへのリフォームを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
トイレのリフォームは、火災保険を活用してリフォーム費用を抑えられる場合があります。
火災保険の申請対象か確認したい方は、申請サポート業者を利用してみましょう。
和式トイレを洋式トイレにリフォームするメリット
まずは、和式トイレを洋式トイレにリフォームするメリットを紹介していきます。
洋式トイレには、和式トイレにはない特徴をいくつか持っています。
この洋式トイレの特徴はメリットでもあるため、リフォームを悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
それでは、洋式トイレにリフォームするメリットを3つ紹介していきます。
洋式トイレのメリット1:足腰の負担が減る
和式トイレから洋式トイレにリフォームするメリットの1つ目は、足腰の負担が減るということ。
和式トイレの場合は、屈むような体勢になるため足腰への負担が強くなります。
ですが、洋式トイレの場合は座って使用できるので和式トイレに比べるとかなり楽な姿勢になります。
高齢者などが和式トイレを使用していると怪我をする恐れもあるので、足腰に不安がある方が住んでいる場合は、洋式トイレへのリフォームを検討してください。
洋式トイレのメリット2:水道代が抑えられる
和式トイレから洋式トイレにリフォームするメリットの2つ目が、水道代が抑えられるということ。
洋式トイレの中には、和式トイレで使用されていた半分の水量で使用できるトイレもあります。
毎日使うトイレが節水されるということは、かなりの水道代が抑えられるということ。
なので、節約したいという方にも洋式トイレへのリフォームをおすすめします。
洋式トイレのメリット3:衛生的に清潔
和式トイレから洋式トイレにリフォームするメリットの3つ目が、衛生的に清潔であるということ。
和式トイレは、便器に直接排泄物を落として最後に水で流すという構造になっています。
なので、便器に菌が発生しやすく臭いも広がりやすくなっているため、衛生的に清潔とは言えません。
その点、洋式トイレは常に便器に水が溜められているので、和式トイレに比べると菌も臭いも広がりにくくなっています。
トイレ空間を清潔に保つためにも、和式トイレの方は洋式トイレへのリフォームを検討してみてください。
和式トイレを洋式トイレにリフォームする際の注意点
ここからは、和式トイレを洋式トイレにリフォームする際の注意点を紹介していきます。
和式トイレと洋式トイレは形や構造が全く違うため、リフォームの際に気を付けないといけない点がいくつかあります。
なので、ここで注意点を把握した上でリフォームを検討しましょう。
洋式トイレにリフォームする注意点1:追加工事の費用が発生する可能性がある
和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の1つ目の注意点は、追加工事の費用が発生するかもしれないということ。
自宅の和式トイレの位置や構造によっては、トイレ本体の取り付け工事以外にも床や壁、配管などの工事が追加される可能性もあります。
その場合、最初に見積もりをもらった価格から別途で費用がかかる可能性があるので注意してください。
和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合は、予算は少し多めに見積もっておきましょう。
洋式トイレにリフォームする注意点2:トイレの広さを確認しておく
和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の2つ目の注意点は、リフォームする前にトイレの広さを確認しておくということ。
和式トイレは便器にまたがり屈むという形のため、あまり広いスペースが必要ありません。
ですが、洋式トイレは便器に腰掛けて使用するためスペースが必要になります。
狭いスペースで洋式トイレを設置してしまうと、立ち上がりにくくなり不便に感じてしまうかもしれません。
なので、洋式トイレのリフォームを検討する前にトイレのスペースを確認しておきましょう。
洋式トイレにリフォームする注意点3:工事中はトイレが使えない
和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の3つ目の注意点は、工事中はトイレが使えないということ。
当たり前のことかもしれませんが、トイレをリフォームする際に1番ネックな点が自宅でトイレができなくなることです。
一般的なトイレのリフォームにかかる工事期間は、1〜5日程度。
なので、工事期間の間は近くのコンビニなどを利用するか簡易トイレを用意しておきましょう。
仮設トイレの設置を業者に依頼することもできますが、追加の費用がかかるため注意してください。
和式トイレを洋式トイレにリフォームする際にかかる工事費用の相場
ここからは、和式トイレを洋式トイレにリフォームする際にかかる工事費用の相場について紹介していきます。
洋式トイレと言ってもいくつか種類があり、大きく分けると3つの洋式トイレのタイプがあります。
それぞれのタイプの洋式トイレのリフォーム費用の相場を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
3つの洋式トイレのリフォーム費用の相場比較は以下の表をご覧ください。
洋式トイレの種類 | リフォーム費用の相場 |
組み合わせトイレ | 15〜50万円 |
一体型トイレ | 20〜55万円 |
タンクレストイレ | 30〜60万円 |
組み合わせトイレ
組み合わせトイレとは、便器・タンク・便座などの独立しているパーツを組み合わせたトイレのこと。
日本で最も普及している洋式トイレの種類になっています。
そんな組み合わせトイレの最大のメリットは、他の洋式トイレに比べて価格が安いこと。
組み合わせトイレのリフォーム費用の相場も安いものだと15万円程度で、洋式トイレの中では1番安くリフォームできます。
リフォーム費用をなるべく抑えたいという方は、組み合わせトイレへのリフォームを検討してみてください。
一体型トイレ
一体型トイレとは、先ほどの組み合わせトイレとは逆に便器・タンク・便座が一体になっているトイレのこと。
統一感があるため、トイレ空間がおしゃれになるということからも人気を集めています。
そんな一体型トイレのリフォーム費用の相場は、20万〜55万円ほど。
掃除がしやすいというメリットもあるため、少し費用が高くなっても手入れが楽なものがいいという方には一体型トイレをおすすめします。
タンクレストイレ
タンクレストイレとは、その名の通り水を溜めるタンクがないトイレのこと。
デザイン性の高さと掃除のしやすさが人気です。
そんなタンクレストイレのリフォーム費用の相場は、安いもので30万円からと他の洋式トイレに比べるとやや高め。
サイズが小さくトイレ空間が広く見えるという特徴もあるので、トイレ空間をスタイリッシュにしたいという方はタンクレストイレを検討してみてはいかがでしょうか。
費用は補助金が下りるケースもある
上記で洋式トイレにリフォームする際にかかる費用の相場を紹介しましたが、決して安くはありません。
ですが、トイレのリフォームが介護目的である場合は補助金が支給される可能性があります。
ただ、補助金を受け取るためにはいくつかの条件があります。
これから紹介する条件を満たさないと補助金は下りないので注意してください。
介護保険で補助金を受け取ることができる条件は以下の通りです。
- 介護保険の被保険者が住んでいる
- 被保険者の状態が「要支援1〜2」もしくは「要介護1〜5」に該当している
- 被保険者証に記載されている住所と同じ住宅である
上記の条件を満たしている場合、リフォーム費用の9割(上限は20万円)を負担してもらうことができます。
条件が当てはまりそうな方は、担当のケアマネージャーに相談してみてください。
簡易水洗トイレってどんな洋式トイレ?
自宅が和式トイレという方の中には、汲み取り式トイレを使っている方もいるかもしれません。
水洗トイレにリフォームしたいと思っても、汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォーム費用は100万円以上とかなり高額です。
そこでおすすめしたいトイレのリフォームが簡易水洗トイレ。
簡易水洗トイレとは、水洗トイレに近い使用感がある汲み取り式トイレのことです。
構造は汲み取り式トイレと変わりませんが、便器を洗浄するために水が流れるため見た目は水洗トイレと差はありません。
簡易水洗トイレへのリフォーム費用は約20万円程度なので、水洗トイレにリフォームする半分以下の価格に抑えることができます。
構造は変わらないため、簡易水洗トイレにリフォームしても汲み取りは必要になりますが汲み取り式の和式トイレに比べると、負担はかなり減るのでおすすめ。
水洗トイレにリフォームするほどの予算はないという方は、簡易水洗トイレへのリフォームを検討してみてください。
かぶせるだけで和式トイレからウォシュレット付きの洋式トイレになる?DIYでできるリフォーム方法
ここまで、和式トイレから洋式トイレにリフォームする際にかかる費用を種類別に紹介してきました。
ですが、今までの紹介であったトイレのリフォーム費用は予算を超えてしまっているという方もいるかもしれません。
そこで、ここからは和式トイレから洋式トイレにリフォームする費用を最も抑える方法を紹介していきます。
それは、簡易取り付け型洋式トイレにリフォームすること。
簡易取り付け型洋式トイレとは、和式トイレの上からかぶせることで洋式トイレのような形のトイレにリフォームできるトイレです。
そんな簡易取り付け型トイレにかかるリフォーム費用は、高くて10万円程度。
安いものだと3万円程度でリフォームできるため、予算に余裕がない方はとりあえず簡易取り付け型トイレをつけることもおすすめです。
ですが、簡易取り付け型トイレにはデメリットも存在するので、ここでしっかりと把握しておきましょう。
それでは、簡易取り付け型トイレのメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。
メリット:大掛かりな工事が必要ない
簡易取り付け型トイレの大きなメリットは、大掛かりな工事が必要ないこと。
業者に依頼する必要がないため費用も抑えることができます。
簡易取り付け型トイレはDIYで簡単に取り付けることができるため、リフォームの時間もかかりません。
安く、そして手っ取り早く洋式トイレにリフォームしたい方は、簡易取り付け型トイレを設置してみてください。
デメリット:寸法が限られている
簡易取り付け型トイレのデメリットは、寸法が限られているということ。
どんな和式トイレにも簡易取り付け型トイレが対応しているわけではありません。
なので、簡易取り付け型トイレのリフォームを検討している方は、まずは自宅の和式トイレの寸法を確認しましょう。
簡易取り付け型トイレの寸法と照らし合わせながら購入することが、失敗しないポイントになります。
和式トイレを洋式トイレにリフォームして快適なトイレ空間にしよう
いかがだったでしょうか。
和式トイレから洋式トイレにリフォームすることで得られるメリットはたくさんあります。
リフォームにかかる費用についても、洋式トイレの種類によって違うので自分の予算に合わせた洋式トイレを選びましょう。
今すぐにでも洋式トイレにリフォームしたい方は、簡易取り付け型トイレをおすすめします。
ただし、簡易取り付け型トイレにリフォームする際には寸法に注意してください。
それぞれの洋式トイレの特徴リフォーム費用の相場を判断した上で、自宅のトイレを快適な空間にリフォームしましょう。
トイレのリフォームは、火災保険を活用してリフォーム費用を抑えられる場合があります。
火災保険を申請する際には、申請サポート業者を利用するとよいでしょう。
申請に必要な書類作成のサポートや、建物全体を調査し火災保険を申請できる箇所がないか確認してくれます。
もし、トイレのリフォームで火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
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