今回の記事では、キッチンの壁材について紹介していきます。
毎日使うキッチンは、細部までこだわりたくなる方も多いはず。
キッチンの壁材にもこだわりたいという方もいるのではないでしょうか。
ですが、キッチンの壁材には制限があり種類もいくつかあります。
これらについて詳しく知っている方は少ないかもしれません。
そこで、本記事ではキッチンの壁材にある制限の内容や種類別の特徴について徹底解説していきます。
他にも、キッチンの壁材リフォームにかかる種類別の費用についても紹介。
この記事を読めば、自分が理想としているキッチンの壁材が見つかるはずです。
キッチンの壁材をリフォームしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
キッチンの壁材リフォームには、火災保険を使える可能性があります。
火災保険の使用を検討している方は、申請サポート業者の利用がおすすめです。
サポート業者経由でプロに調査を依頼すると、申請が可能な場合、築10年以上の物件だと、90%の認定率で平均で100万円近くの給付金が受けられます。
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キッチン/台所の壁材には制限がある
まずは、キッチンの壁材に設けられている制限内容について紹介していきます。
キッチンの壁材は自由に好きなものを選べるわけではありません。
先ほども触れましたが、キッチンの壁材には制限があります。
それは内装制限と呼ばれるもの。
ですが、内装制限について知っているという方は少ないはず。
なので、まずはここでキッチンに設けられている内装制限について把握しておきましょう。
内装制限について理解しておくことで、キッチンの壁材が選びやすくなります。
それでは、内装制限の詳しい内容について紹介していきます。
内装制限とは
内装制限とは、建物内にある火気使用室に設けられる制限のこと。
建築基準法では、特殊建築物や大規模な建築物、火気使用室などに内装制限を規程しています。
住宅においても、火気を使用するキッチン(台所)は内装制限の対象。
キッチンで内装制限を受ける場所は、天井・壁です。
キッチンの天井・壁には、内装材に法で定められた不燃性が高い材料を使わないといけません。
この内装制限の条件を満たす壁材の素材は以下のような種類があります。
- コンクリート
- レンガ
- 陶磁器質タイル
- 金属板
- ガラス
なので、キッチンの壁をリフォームする際は上記の壁材から選びましょう。
キッチン/台所の壁材は大きく2つ【キッチンパネル・キッチンタイル】
ここからは、キッチンの壁材の種類について紹介していきます。
キッチンの壁材は、大きくキッチンパネルとキッチンタイルの2種類。
キッチンに使われる壁材は、汚れにくいということと、清掃しやすい壁材が使われていることが多いです。
変質しにくい硬質の素材で、耐火性も備えられています。
ここではキッチンパネルとキッチンタイルの簡単な比較表を作りました。
キッチンパネル | キッチンタイル | |
リフォーム価格 | 約10万円 | 約15万円 |
メリット | 壁についた油汚れなどの掃除がしやすい | デザイン性が高い |
デメリット | 傷がつきやすい | 掃除の手間がかかる |
キッチンパネルとキッチンタイルの詳しい特徴については、次から紹介していきます。
キッチンパネルとは
最初に、キッチンパネルについて紹介していきます。
キッチンの壁材として人気が高いキッチンパネル。
表面に特殊な塗装が施されているので、汚れに強く汚れても掃除がしやすいことが特徴です。
そんなキッチンパネルですが、4つの種類に分けられます。
それぞれ特徴も違うため、ここで把握しておきましょう。
それでは、キッチンパネルの種類別の特徴について紹介していきます。
キッチンパネルの種類は大きく4つ
それでは、キッチンパネルの特徴を種類別に紹介していきます。
それぞれの特徴を見比べて自宅のキッチンに合ったキッチンパネルを選びましょう。
ステンレス
ステンレス素材のキッチンパネルの最大の特徴は、安価で丈夫なこと。
価格も安いので、リフォーム費用も抑えることができます。
また、掃除もしやすいこともステンレスの特徴です。
人造大理石
人造大理石とは、天然石の砕石をセメントや樹脂で固めたもの。
樹脂には、アクリル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂を使用しています。
人造大理石は無地・砂岩調・御影石調など、色・柄のバリエーションが豊富でインテリア性も高いことが特徴。
高級感がある人造大理石ですが、硬く重い素材のために工費がかかり、場所によっては床の補強が必要になるかもしれません。
メラミン樹脂シート
メラミン樹脂シートとは、メラミンとホルムアルデヒドからできる熱硬化性樹脂のこと。
傷などに強く、耐水性や耐熱性の高さが特徴になっています。
合板などに貼ることもできるキッチンパネルです。
ホーロー
ホーローとは、金属の下地の表面にガラス質の素材が施されているもの。
汚れにくく、耐久性が高いことが特徴です。
また、ベースが金属のホーローはマグネットも使用可能。
なので、マグネット式の収納グッズが大活躍します。
また、表面がガラス素材なのでお手入れが簡単でニオイが付くこともありません。
ただ、ホーローのキッチンパネルは、他のキッチンパネルに比べてリフォーム代が高くなるので注意してください。
キッチンパネルのリフォーム価格
キッチンパネルのリフォーム価格は約10万円です。
リフォームになると、材料費の他に施術費が必要になります。
なので、業者に依頼せずにDIYでキッチンパネルをリフォームしようと考える方もいるかもしれません。
ですが、DIYでは道具も必要になるため、全て揃えると業者に依頼する金額とそこまで変わらなくなる可能性もあります。
なので、キッチンパネルをリフォームする際は、業者に依頼する場合とDIYでかかる場合の費用を事前に比べておきましょう。
リフォーム業者に頼めば、見積もりを出してくれます。
DIYと業者に依頼する金額がそこまで変わらないのであれば、確実にキレイにリフォームしてくれる業者に依頼することがおすすめです。
キッチンパネルのメリット・デメリット
ここからは、キッチンパネルのメリット・デメリットを紹介していきます。
しっかりとキッチンパネルにあるメリット・デメリットの両方を把握した上で、キッチンパネルへのリフォームを検討してください。
メリット・デメリットを把握しておかないと、リフォームした後に後悔してしまうこともあります。
そのようなことが起きないためにも、ここでしっかりと把握しておきましょう。
それでは、キッチンパネルのメリット・デメリットについて紹介していきます。
キッチンパネルのメリット:壁についた油汚れなどの掃除がしやすい
キッチンパネルにリフォームする最大のメリットは、メンテナンス性の高さです。
掃除が大変な油汚れなども、キッチンパネルであれば簡単に拭き取ることが可能。
毎回の料理後にする掃除の手間もかかりません。
また、キッチンパネルは大きな1枚の板で作られているため目地があまりないことも特徴。
そのため、目地に汚れが溜まることもなく清潔に保つことができます。
キッチンパネルのデメリット:傷がつきやすい
キッチンパネルのデメリットは、傷がつきやすいということ。
硬いものなどをぶつけてしまうと傷が入ってしまいます。
また、掃除がしやすい反面、掃除をしていると細かい傷が残ってしまう場合もあります。
傷が目立たないようにヘアラインやエンボス加工がされているキッチンパネルもありますが、傷が消えるわけではありません。
細かい傷でも気になるという方には大きなデメリットとなってしまうでしょう。
キッチンタイルとは
ここからは、キッチンタイルについて紹介していきます。
水に強くて変質しにくく、耐熱性も高いことが特徴のキッチンタイル。
流し台の前に使われることも多いです。
キッチンタイルはデザイン性も高く高級感もありますが、目地が多いため掃除がキッチンパネルに比べ面倒かもしれません。
なので、キッチンタイルを選ぶ際は初めから目地を色付きにしておくことがおすすめ。
また、汚れやすいコンロ周り以外をキッチンタイルにする方法もあります。
キッチンタイルのリフォーム価格
キッチンタイルのリフォーム価格は約15万円です。
この価格はあくまで相場になるので注意してください。
キッチンタイルを貼る面積によって価格は変動します。
また、選んだキッチンタイルの種類によっても金額は変わってきます。
キッチンタイルにリフォームする際は、予算と相談しながら検討しましょう。
キッチンタイルのメリット・デメリット
ここからは、キッチンタイルのメリット・デメリットについて紹介していきます。
キッチンタイルにも、キッチンパネルと同様にメリット・デメリットが存在します。
まだどちらの壁材でキッチンをリフォームするか決めていない方は、ここで2つのメリット・デメリットを見比べておきましょう。
キッチンの壁材をなぜリフォームしたいかという目的をはっきりさせておくと、どちらの壁材にするべきが判断しやすくなります。
なので、改めて自宅のキッチンの壁をリフォームしたい理由を考えてみてください。
それでは、キッチンタイルのメリット・デメリットについて紹介していきます。
キッチンタイルのメリット:デザイン性が高い
キッチンタイルの大きなメリットは、デザイン性が高いということ。
キッチンタイルは、色柄やサイズ、質感など選択肢が多く、選んでいても楽しい素材です。
「キッチンパネルだと風情がない」と感じる場合は、キッチンタイルを選んでみてください。
キッチンの壁を全て同じタイルで統一感を出したり、アクセントとして違うタイルを入れたりとアレンジ方法はたくさん。
自分だけのキッチンを作りたいという方は、ぜひキッチンタイルのリフォームを検討してみてください。
キッチンタイルのデメリット:掃除の手間がかかる
キッチンタイルのデメリットは、掃除の手間がかかること。
キッチンタイルには、必ず目地ができます。
掃除せず放ったらかしにしていると、目地についた油汚れなどは中々落ちません。
なので、キッチンタイルは定期的に掃除をするようにしましょう。
油汚れが少なければ除菌スプレーでお湯拭きするだけでキレイになります。
時間が経っている汚れは、重曹スプレーを吹きかけることがおすすめ。
タイルのすき間は、使用済みの歯ブラシでこすることで汚れが取りやすくなります。
掃除が面倒な場合は、コンロ周りの壁を素焼きのレンガで仕上げることがおすすめです。
傷や汚れが味に変わり、経年変化を楽しめるでしょう。
キッチンの壁はDIYでもリフォームできる?
業者に依頼してリフォームすると費用がかかるため、DIYでキッチンの壁をリフォームすることはできないのだろうかと考えた方もいるかもしれません。
結論から言うと、DIYでキッチンの壁をリフォームすることは可能です。
ですが、元々貼ってある壁紙の上から新しい壁材を貼ってしまうと内装制限が認定されている施工方法と変わるため注意してください。
DIYでキッチンの壁をリフォームする際は、古い壁紙は剥がす必要があります。
古い壁紙を剥がす場合も注意点がいくつかあるため、DIY初心者の方には難しいかもしれません。
確かに、DIYでリフォームすれば業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。
しかし、途中で失敗して結局業者に依頼しないといけなくなると、むしろ費用は高くなってしまいます。
なので、DIYの経験者で自分の腕に自信があるという方以外は業者に依頼するようにしましょう。
壁材の特徴を比較して好みのキッチン/台所にリフォームしよう
いかがだったでしょうか。
キッチンの壁材は内装制限が設けられているため、どんな素材でも使えるわけではありません。
なので、しっかりと内装制限を満たす壁材を選びましょう。
また、キッチンの壁材のキッチンパネルとキッチンタイルにはそれぞれ違う特徴があります。
自宅のキッチンの壁をリフォームする目的を明確にした上で、どちらの壁材にするか判断してください。
こうすることで、リフォームした後にも後悔することなく快適にキッチンを使用することができます。
ぜひ、自分の理想とするキッチンを目指してキッチン壁材を選んでください。
キッチンの壁材リフォームには、火災保険を使える可能性があります。
キッチンの壁材リフォームを依頼する前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。
リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。
もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。
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気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。