「外壁塗装って費用はどれくらいかかるの?」
「どうやれば費用を安く抑えられるの?」
「外壁塗装を依頼するときに注意するべきポイントは?」
頻繁にすることのない外壁塗装だからこそ、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。
この記事では外壁塗装の費用相場や費用を抑える方法など、外壁塗装に関わる重要なポイントを徹底解説します。
また、外壁塗装に火災保険を使えるケースがあります。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
外壁塗装の費用相場はいくら?
外壁塗装の費用相場を以下の表にまとめたので、ご覧ください。
坪数(延坪) | 塗装面積 | 費用相場 |
10坪 | 40㎡ | 約20万円~40万円 |
20坪 | 79㎡ | 約40万円~70万円 |
30坪 | 119㎡ | 約60万円~100万円 |
40坪 | 158㎡ | 約80万円~130万円 |
50坪 | 198㎡ | 約100万円~160万円 |
60坪 | 238㎡ | 約120万円~200万円 |
70坪 | 277㎡ | 約140万円~230万円 |
100坪 | 396㎡ | 約200万円~320万円 |
出典:有料塗装会社紹介サービス
外壁塗装の費用は、坪数と塗装面積により大きく左右されます。
塗装面積とは、外壁部分から窓など塗装しない箇所を引いた面積を指します。
素人が正確に算出するのは困難なので、下記に簡易的に塗装面積を計算する方法を紹介します。
塗装面積(㎡) = 延床面積(㎡) × 係数1.2
延床面積(㎡)=坪数×3.3㎡(1坪=3.3㎡)
外壁塗装の費用を左右するポイント6選
外壁塗装の費用は、塗装面積以外にもさまざまな条件によって左右されます。
ここでは、外壁塗装にかかる費用を左右するポイントを6つ紹介します。
- 塗料の使用量
- 足場の面積
- 外壁の種類
- 住宅の付帯物
- 外壁の劣化状況
- 塗装を依頼する業者
この6つのポイントを抑えて業者に依頼することで、費用を大幅に抑えることも可能です。
①塗料の使用量
どの種類の塗料をどれだけ使用するかで、塗装費用は変わります。
下記に塗料別の相場価格を表にまとめたのでご覧ください。
塗料名 | 耐久年数 | 費用(1缶あたり) |
ウレタン塗料 | 約3年~5年 | 5,000円~20,000円 |
シリコン塗料 | 約5年~7年 | 15,000円~40,000円 |
フッ素塗料 | 約7年~10年 | 40,000円~100,000円 |
無機塗料 | 約10年~15年 | 50,000円~120,000円 |
出典先:外壁塗装ジャーナル
耐久性の高い塗料ほど値段が高いです。
塗装面積が広い場合は、使用する塗料のグレードを下げると費用を抑えられることでしょう。
②足場の面積
外壁塗装は高所での作業のため、どうしても足場の設置が必要です。
足場代の費用相場は下記にて自分でも計算可能です。
足場費用=足場架面積×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)
足場架面積=(家の外周+8m)×高さ
まずは足場架面積を求め、足場代(㎡単価)と飛散防止ネット(㎡単価)から足場費用を算出します。
足場代(㎡単価)と飛散防止ネット(㎡単価)の相場価格は下記を参考にしてください。
足場代(㎡単価) | 600円~800円/㎡ |
飛散防止ネット(㎡単価) | 100円~200円/㎡ |
出典先:外壁塗装ジャーナル
依頼する業者の中には、「足場代を無料にします」などとアプローチしてくる場合があります。
足場代には、材料を運ぶ運搬費と足場を組み立てる施工費が含まれています。
そのため、足場代を無料にした分、資材代や人件費が高くなっていないか注意が必要です。
③外壁の種類
塗装費用は外壁の種類によっても異なります。
費用が大きく変わるポイントは、目地がある外壁を使用しているかどうかです。
目地のあるサイディングやALC外壁は目地のメンテナンスが必要になるため、その分費用がかかります。
しかし、目地のないモルタル外壁ならば、目地のメンテナンスが不要な分費用を安く抑えることが可能です。
④住宅の付帯物
付帯物とは、外壁に付属している下記部品を指します。
- 雨樋
- 破風版
- 雨戸
- 戸袋
- シャッターボックス
- 水切り
- 換気フード
付帯物が多いほど、塗装費用は割高になってしまいます。
外壁だけ塗装しても建物の防水性は上がりません。
建物の防水性を担っている付帯物も塗装して初めて、外壁塗装の効果が発揮されます。
そのため、外壁塗装時には、上記付帯物も含めて塗装が必要です。
付帯物が多いとその分付帯物の塗装費用がかかるため、費用が割高になってしまいます。
⑤外壁の劣化状況
外壁の劣化しているほど、塗装費用は高くなります。
外壁の劣化がひどいと、塗装の前に外壁の補修作業が必要になるからです。
外壁補修の相場費用を下記の表にまとめたのでご覧ください。
外壁モルタル補修 | 3万円~7万円/㎡ |
外壁張り替え | 1万円~5万円/枚 |
塗装費用を抑えるためにも、できるだけ外壁の劣化が進む前に外壁塗装することをおすすめします。
⑥塗装を依頼する業者
塗装費用は、依頼する業者によっても異なります。
そのため、外壁塗装を依頼する際は、できるだけ複数の業者から見積もりを取って、適正価格を見極める必要があります。
また、業者の中には「塗装見積もりの内訳は素人にはわからないだろう」と考えており、必要のない費用を上乗せしてくる悪徳業者もいるようです。
悪徳業者を選ばないためにも、必ず複数社に見積もりを依頼してください。
外壁塗装の費用を安く抑える方法2選
外壁塗装の費用を左右するポイントを把握するだけでも、外壁塗装の費用を抑える工夫は可能です。
ここでは、外壁塗装の費用をさらに抑える方法を2つ紹介します。
- 補助金、助成金を活用する
- 複数の業者から見積もりをとる
順を追って、それぞれの方法を解説します。
①補助金、助成金を活用する
外壁塗装では、高い確率で自治体の助成金がもらえる可能性があります。
助成金をもらうための基本的な条件は下記の5つです。
- 建築基準法を遵守した建物であること
- 塗装に特定塗料を使用すること(遮熱塗料や断熱塗料など)
- 自治体指定の業者に依頼すること
- 工事の着工前に申請すること
- 滞納なく納税していること
助成金が貰えれば平均で10万円から20万円、多ければ30万円近く費用を削減することが可能です。
しかし、申込条件や支給条件は自治体によって異なります。
まずはお住まいの自治体の「助成金窓口」に問い合わせてみましょう。
③複数の業者から見積もりをとる
塗装業者から出される見積もりは、同じではありません。
そのため、できるだけ外壁塗装の費用を抑えたいのであれば、とにかく多くの業者から見積もりを取りましょう。
その中から、一番納得のいく見積もりを出したところに依頼すれば失敗しにくいです。
しかし、安ければ良いわけではありません。
価格だけで依頼先を決めてしまうと、工事がずさんな悪徳業者に遭遇してしまう可能性があります。
依頼先を決める際は、価格だけでなく下記の2点も重要視するようにしてください。
- 地元に根付いた塗装業者であること
- 十分な施工実績があること
上記2点を確認した上で複数の業者から見積もりを取ることで、平均的な適切な塗料や工事内容、費用相場を把握できるでしょう。
外壁塗装は火災保険が活用できる可能性も
外壁塗装の施工費を、火災保険の保険金で賄える可能性があります。
火災保険の主な補償範囲は、下記のよう自然災害や突発的な事故が補償対象です。
- 火災
- 落雷
- 破裂
- 爆発
- 風災
- 雹災
- 雪災
この補償範囲のうち、外壁塗装がどれかが認められる可能性は十分にあります。
まずは、保険証書等で、あなたが加入している火災保険の契約内容を確認してください。
また、保証範囲内に外壁塗装が含まれる場合、火災保険を使えるケースがあります。
火災保険の申請にお悩みなら、申請サポート業者の利用がおすすめです。
保険申請のプロである、申請サポート業者に相談すれば新たな解決策が見つかるかもしれません。
外壁塗装の見積もりで確認すべきポイント4選
塗装業者の見積もり内容はさまざまです。
中にはなんの料金かよくわからない点もあることでしょう。
しかし、不明点をそのままにしてしまうと後々トラブルに発展する可能性があるので、不明な点は業者に説明を求める必要があります。
以下では、外壁塗装の見積もりで確認すべき4つのポイントを紹介します。
- 塗料のメーカー名と商品名が明記されているか
- 塗装する面積が㎡で表記されているか
- 「一式」のような曖昧な表記はないか
- 使用する塗料の総量が明記されているか
本来は払う必要のない料金を払って損をしないためにも、ぜひ参考にしてください。
①塗料のメーカー名と商品名が明記されているか
塗装会社から見積もりを取る際は、塗料のメーカー名や商品名が明記されているか確認しましょう。
外壁用の塗料にはさまざまな種類があり、外壁に適した塗料とそうでない塗料が存在します。
外壁に合わない塗料を使用してしまうと、塗料本来の機能が発揮されず、塗り直す必要が出てきます。
使用する塗料の詳細が見積もりに明記されている場合、メーカーのホームページからその塗料向いている外壁の種類などの情報を確認可能です。
しかし、塗料のメーカー名や商品名が明記されていなければ、外壁に適した塗料を使用しているか確認できません。
そのため、見積もりに塗料メーカー名と商品名が明記されているのか確認が必要です。
②塗装する面積が㎡で表記されているか
見積もりで塗装面積が「㎡」表記されているかどうかは重要なポイントです。
一部業者では、塗装面積を「㎡」で表記していないケースがあります。
塗装面積を算出する場合、面積を計算するため答えは「㎡」で表されるはずです。
しかし「㎡」で塗装面積が表記されている場合、どのように面積を算出したのかがわかりません。
そのため、塗装面積が「㎡」表記でない場合は、必ず説明を求めるようにしてください。
③「一式」のような曖昧な表記はないか
今ではあまり見られませんが、未だに「一式」のような見積もりが横行しているようです。
一式いくらという表記は一見わかりやすいのですが、内訳がわからない見積もりほど怖いものはありません。
どこをどのように塗装するのかもわからない上、余計な費用が上乗せされている可能性もあります。
「一式」と書かれた見積もりを出された場合は、必ず明細表記のある見積もり書を再提出してもらうよう依頼しましょう。
④使用する塗料の総量が明記されているか
塗装面積に対して使用するべき塗料の総量は、各塗装メーカーによって決められています。
その指定量を下回ると、施工不良と見なされます。
塗料がの総量が指定通りか判断する上でも、使用する塗料の総量がいくらなのかの明記は必須です。
見積もりに塗布量が表記されている場合、使用する塗料の総量を把握可能です。
使用する塗料の送料が明記されていない場合、必ず説明を求めるようにしてください。
まとめ:火災保険を活用して外壁塗装の費用を抑えよう!
外壁塗装は一般的には馴染みのあるものではないため、外壁塗装にかかる費用相場を把握していないない人が大半でしょう。
しかし、坪数と塗装面積を把握することで、塗料の使用量や足場の面積、外壁塗装費用を把握できます。
また、塗装業者に見積もりを依頼する際は、塗料のメーカー名と商品名、塗装する面積が㎡で表記されているか確認が必要です。
外壁塗装は火災保険を使える可能性があります。
外壁塗装が必要になったさいは、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。
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