外壁塗装に補助金は使える?申請時の流れや利用する際の注意点、補助対象の種類も徹底解説

外壁塗装に補助金は使える?申請時の流れや利用する際の注意点、補助対象の種類も徹底解説

「外壁の塗装で補助金をもらえる条件は何?」

「補助金の申請はどうすればいいの?」

などのお悩みはありませんか。

太陽の熱を遮る遮熱塗装や、その他基準を満たす資材を使用したリフォームには、補助金や助成金制度を使える場合があります。

この記事では、外壁の塗装に使える補助金や助成金、申請するときの流れを徹底解説。

さらに、利用する際の注意点も紹介しています。

これから補助金、助成金を利用して外壁塗装をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

なお、外壁塗装には火災保険を利用できる場合があります。

火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。

目次

外壁塗装で使える補助金・助成金の種類

外壁塗装で使える補助金・助成金の種類

補助金や助成金を受け取れる外壁塗装の種類は、大きく分けると以下の3つです。

  • エコが目的のリフォーム
  • ヒートアイランド対策が目的のリフォーム
  • 耐震が目的のリフォーム

以下では、それぞれについて詳しく解説します。

ただし、全ての都道府県で補助金、助成金が受け取れる訳ではないので注意しましょう。

あなたの地方自治体の補助金、助成金の給付状況はこちらで調べられます。

①エコが目的のリフォーム

エコ目的のリフォームとは、具体的には省エネ対策を目的としたリフォームを指し、主に以下が当てはまります。

  • 遮熱塗料や断熱塗料を使用した窓や壁、天井などのリフォーム
  • 雨水貯水タンクの設置
  • LED照明の設置
  • 緑化対策

どのようなリフォームが補助金、助成金の給付対象になるかは自治体によって異なるため、詳細は各自治体に問い合わせをしてください。

また、エコジョーズやエコキュートといった高効率給湯器の設置も、給付対象となる場合があります。

②ヒートアイランド対策が目的のリフォーム

具体的には、屋根や外壁に遮熱塗料を塗布して室内の断熱性を高めるリフォームを指します

室温が下げることでエアコンの使用量を減らし、排出される熱量も減らすことでヒートアイランド現象を抑制することが狙いです。

ヒートアイランド対策のリフォームをすれば、電気代が減りお財布にも優しいです。

地球の環境問題にも取り組むことができるので、関心がある方にとってはぜひ検討すべきリフォームと言えるでしょう。

③耐震が目的のリフォーム

③耐震が目的のリフォーム

耐震対策は近年注目されているリフォームです。

補助金や助成金の給付対象となる外壁の耐震リフォームは、「現行の耐震性基準を満たしていない建物の耐震リフォーム」です。

具体的な条件は以下の通りです。

  • 昭和56年5月31日より前に着工している建物
  • 地上3階建て以下で木造部分が2階以下の住宅
  • 工事後の耐震診断の評価値が1.0以上

補助金、助成金が受け取れる条件は、自治体により異なります。

上記の条件をすべて満たしている場合は、問題なく補助金を受け取れることでしょう。

なお、一般的には工事費用だけではなく、診断や設計に必要な費用も補助されます。

外壁塗装で使用できる補助金の金額はいくら?

外壁塗装で使用できる補助金の金額はいくら?

外壁塗装で利用できる補助金は、工事費用の10~20%程度、上限額は10~20万円前後が多いです。

工事費用全体に比べると決して高い金額とは言えませんが、それでもありがたい制度であることは変わりないでしょう。

また、上限はあくまで目安の金額で、自治体によって異なることを覚えておきましょう。

どれくらいの補助金が受け取れるか知りたい方は、各自治体のホームページで確認するか電話で問い合わせてみてください。

似てるけど異なる!補助金と助成金の違い

似てるけど異なる!補助金と助成金の違い

補助金と助成金は、どちらも公的機関から支給されるお金のことで、返済が不要という点は共通しています。

しかし、両者には違いがあることをご存知でしょうか。

補助金は受け取るための金額や採択件数が、あらかじめ決められていることが多いです。

給付に当たっては審査もあるため、必ずしも全員が補助金を受け取れるとは限りません。

一方で、助成金は定められた条件を満たせば基本的に誰でも受給可能です。

条件の例としては、指定された塗料などの資材を使用することなどが挙げられます。

条件を満たせば誰でも給付してもらえるため、補助金と比べると受け取りやすいと言えるでしょう。

受け取れる金額は自治体やリフォームの内容によりさまざまです。

一般的には補助金の方が審査が厳しい分、支給額が高い傾向にあります。

【4ステップ】補助金、助成金の申請から受け取りまでの流れ

【4ステップ】補助金、助成金の申請から受け取りまでの流れ

実際に補助金や助成金の申請をするとなると、難しく感じるかもしれません。

しかし、順序を理解していればスムーズに申請を行うことができます

補助金、助成金の申請から受け取りまでの流れは、以下の4ステップです。

  1. 申請書を貰う
  2. 外壁塗装業者に見積発注する
  3. 必要書類の提出する
  4. 補助金、助成金を受け取る

これから補助金、助成金の申請を考えている方は、参考にしてください。

以下で詳しく解説します。

①申請書を貰う

ますは各地域の自治体で、補助金、助成金制度の申請書を受け取りましょう。

自治体によっては補助金や助成金制度を設けていない場合があるので、リフォームを始める前に役所などで確認してください

また、補助金には給付件数の上限や申し込み期限が決まっていることも多いので、できる限り早く申請書を貰って準備を始めることをおすすめします。

②外壁塗装業者に見積発注

申請書を貰ったら外壁塗装業者に見積もりを依頼し、工事にどれくらいのお金がかかるかを書類に明記してもらいましょう

補助金、助成金を受けるには、写真や図面などの施工内容が分かる書類が求められる場合があります。

そういった書類を用意してもらえるかどうかも、確認してください。

なお、見積もりは1社だけではなく、複数社に依頼するのがおすすめです。

各業者の見積もり金額や、金額に含まれるサービスの違いを比較することができるからです。

いくつかの業者の見積もりから、あなたに合った工事内容を選びましょう。

③必要書類の提出

③必要書類の提出

申請書と見積もりが揃ったら、自治体に提出します。

自治体の補助金、助成金を受けるためには、多くの場合は工事前に申請が必要です。

どのタイミングで申請が必要なのかは自治体により異なるため、こちらについても申請書を貰う際に確認しましょう。

また、前項目でも解説しましたが、申請の際に申請書以外の書類が必要になることもあります。

どのような書類が必要なのかも自治体により異なるため、注意が必要です。

書類に不備が出ると時間をロスしてしまうため、必要書類を全て揃えてから提出しましょう。

④補助金、助成金を受け取る

申請書を提出したら、補助金、助成金を受け取ります。

手続きに問題がなければ、審査から1~2か月経てば補助金、助成金が指定の口座に振り込まれまるでしょう

助成金は条件を満たせば受け取れますが、補助金の場合は審査があります。

審査に通らなかった場合は、受け取れない可能性があることも覚えておいてください。

塗装業者によっては、制度について良く知っている担当者がいる場合もあります。

スムーズに補助金、助成金を受け取るためには、業者が制度についてどれくらい知っているかも選ぶ基準にすると良いでしょう。

外壁塗装に火災保険が利用できる可能性も

外壁塗装に火災保険が利用できる可能性も

火災保険は、火事の場合のみ適応されると思うかもしれません。

実は、外壁塗装にも火災保険が使える可能性があります。

火災保険が適応されるケースは、屋根や外壁の塗装、修理が必要な理由が自然災害や突発的な事故によるものと診断されることです。

火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。

外壁塗装に補助金や助成金を使う際の注意点4選

外壁塗装に補助金や助成金を使う際の注意点4選

外壁塗装で補助金や助成金を受け取る際には、いくつか注意点があります。

補助金、助成金制度を利用する際は、以下の4点に注意しましょう。

  • 施工前に申請する必要がある
  • 補助金、助成金を受ける条件が細かい場合がある
  • 先着順や抽選の場合がある
  • 外壁塗装をする住宅が遮熱塗装に向かないことがある

申請自体は問題なくできても、補助金、助成金が受け取れないことがあります。

特に、施工前に申請することは重要です

施工してしまってから補助金、助成金が受け取れない事態になれば、全額負担になってしまいます。

補助金、助成金制度に申請する前に、これから解説する内容をよく覚えておきましょう。

①施工前に申請する必要がある

補助金、助成金の申請は、必ず施工前に行いましょう。

申請前に工事を行うと、ほとんどの場合申請すらできなくなってしまうからです。

自治体にもよりますが、補助金、助成金の希望者が多い場合は抽選や先着順になることもあります。

外壁の塗装を決めた時点で、住んでいる自治体の制度を調べ、なるべく早く申請するようにしましょう。

なお、火災保険は被害を受けてから3年以内であれば工事後の申請も可能です。

②補助金、助成金を受ける条件が細かい場合がある

自治体によっては、補助金や助成金を条件が細かく指定されている場合があります。

条件を見逃してしまうと、申請自体が通らない可能性があります。

また、申請自体はできても後で条件を満たしていないと発覚すれば、補助金や助成金を受け取れないことになりかねません。

補助金、助成金を申請する前に、各自治体に細かな条件をしっかり確認しておきましょう。

③先着順や抽選の場合がある

③先着順や抽選の場合がある

補助金、助成金は、条件をすべて満たしていても受け取れない場合があります。

先着順や抽選で給付対象者が選ばれる場合です。

自治体には予算が決められており、希望者が多い場合は全員に補助金、助成金を出すことができません

そのため、先着順や抽選になってしまうことがあります。

落選の可能性を下げるためには、申請受付が始まるのと同時に申し込むのが得策です。

抽選の場合は、早く申し込んでも落選してしまう可能性があります。

運によるため、工事が急ぎでなければ時期をずらすことも一つの手段でしょう。

④外壁塗装をする住宅が遮熱塗装に向かないことがある

近年、夏場は猛暑日が続き、遮熱塗装に関心がある方が増えています。

電気代の節約にもなり、積極的に工事を考える方も少なくありません。

しかし、外壁塗装をする住宅が、遮熱塗装に向いていない場合があります。

遮熱塗装が太陽の熱を遮るのは夏だけではないので、室内が冷えやすい住宅の場合は冬になると冷えすぎてしまいます。

遮熱塗装をする前に、自宅に向いているかどうかを考えてみましょう。

外壁塗装に助成金・補助金が出る自治体を徹底検証

ここでは都道府県別に、外壁塗装で助成金や補助金が出る自治体を紹介します。

都道府県名市区町村名
北海道・函館市

・釧路市

・帯広市

・夕張市

・網走市

・芦別市

・赤平市

・名寄市

・三笠市

・砂川市

・歌志内市

・富良野市

・北広島市

新潟県・阿賀野市

・岩船郡関川村

・魚沼市

・小千谷市

・柏崎市

・北蒲原郡聖籠町

・五泉市

・佐渡市

・三島郡出雲崎町

・新発田市

・上越市

・胎内市

・燕市

・十日町市

・長岡市

・新潟市

・西蒲原郡弥彦村

・南魚沼市

・南蒲原郡田上町

・妙高市

・村上市

東京都・渋谷区

・目黒区

・大田区

・北区

・八王子市

・東村山市

・日の出町

・墨田区

・品川区

・葛飾区

・足立区

・武蔵村山市

・羽村市

埼玉県・川越市

・川口市

・飯能市

・加須市

・東松山市

・羽生市

・鴻巣市

・上尾市

・蕨市

・朝霞市

・北本市

・八潮市

・富士見市

・幸手市

・毛呂山町

・越生町

・川島町

・吉見町

・鳩山町

・横瀬町

・皆野町

・長瀞町

・小鹿野町

・神川町

・寄居町

神奈川県・座間市

・三浦市

・葉山町

・湯河原町

・寒川町

・清川村

千葉県・市川市

・我孫子市

・君津市

・袖ケ浦市

・富里市

・酒々井町

・多古町

愛知県・豊川市

・犬山市

・新城市

・扶桑町

・東栄町

・豊根村

大阪府・大阪市

・枚方市

・高槻市

・茨木市

・八尾市

・泉佐野市

・大東市

・交野市

・摂津市

・忠岡町

兵庫県・明石市

・西宮市

・宝塚市

・多可町

・稲美町

・神河町

・香美町

・新温泉町

岡山県・笠岡市

・井原市

・高梁市

・備前市

・和気町

・矢掛町

・鏡野町

・吉備中央町

今回紹介したのはごく一部です。

外壁塗装の助成金や補助金は全都道府県で実施されています。

上記に該当しない人は、お住まいの市区町村HPで実施状況を確認してください。

助成金・補助金が出ない場合に外壁塗装を安くする方法2選

 

お住まいの市区町村によっては、助成金や補助金を受けられない人も出てくるでしょう。

そんな時に検討してもらいたいのが下記の2つです。

  • 複数業者から見積もりを取る
  • 住宅ローン減税を申請する

下記では、各方法の詳細を解説します。

①複数業者から見積もりを取る

工事費を抑えるなら、複数業者からの見積もりは必須条件です。

工事見積もりは業者によって異なります。

外壁塗装の費用相場は一般的な2階建て住宅で80〜150万円ほどです。

そのため、大きければ数十万、酷い時は100万円近くの差が生じます。

補助金や助成金は多くて20万円ほどなので、相見積もりをする方が得をする可能性は高いです。

見積もりを取る際は、相手に相見積もりにすると必ず告げましょう。

業者同士の競争意識が生まれるため、見積もり金額が安くなる可能性が上がります。

②住宅ローン減税を申請する

外壁塗装を行う際にも、住宅ローン減税を受けられます。

下記条件をクリアできれば、10年間に渡ってローン残高の1%に当たる金額が所得税から差し引かれます。

  • 返済方法がローンで、その返済期間が10年以上
  • 工事対象が居住用の住宅
  • 工事後の床面積が50㎡以上
  • 床面積の2分の1以上が居住用
  • 工事完了後、6ヶ月以内に入居
  • 同年の12月31日まで入居中
  • 工事費用が100万円以上
  • 申請者の合計所得額が3000万円以下

工事費が100万円以上に該当するなら、ぜひ利用したい制度です。

条件をクリアした上で、所得税の控除にトライしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:火災保険や補助金、助成金を活用してお得に外壁塗装を行おう

③先着順や抽選の場合がある

この記事では、外壁塗装の補助金、助成金を受けるための申請時の流れや補助対象の種類を解説しました。

また、利用する際の注意点も解説しました。

申請する際は書類を揃えたり条件が細かいなど、初めは戸惑うかもしれません。

しかし、この記事で解説した手順に沿って行えば、迷うことはないでしょう。

外壁塗装の補助金、助成金は、必ずしも受けられるとは限りません。

少しでも費用を抑えて工事をしたいなら、注意点を参考にしてください。

火災保険を利用することで、工事にかかる費用を抑えることも可能です。

もし、外壁塗装で火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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