「ペニンシュラ型キッチンについて詳しく知りたい」と気になっていませんか?
ペニンシュラ型キッチンは、自由な間取りで設計可能なため人気のあるスタイルです。
しかし、デメリットも存在するので、後悔しないようにしっかり検討しましょう。
今回は、ペニンシュラ型キッチンの特徴から気を付けるべき点まで、くまなく紹介します。
ペニンシュラ型キッチンの特徴を把握して、素敵なキッチンを作り上げてみてください。
ペニンシュラ型キッチンへリフォームする際には、火災保険の申請サポート業者に相談してみましょう。
火災保険を使って、リフォーム費用を抑えられる可能性があります。
専門家の調査により、火災保険を申請できる家屋の傷が見つかり、受給した給付金をリフォーム費用に充てられる可能性があるのです。
1.シュラ型キッチンとは|システムキッチンの種類
ペニンシュラ型キッチンとは、対面式のシステムキッチンの種類のひとつです。
他には、アイランド型キッチンがあります。
対面式のシステムキッチンの種類と形を以下の順番で確認しましょう。
- システムキッチンペニンシュラ型とは
- システムキッチンアイランド型とは
それぞれの特徴を確認すれば、今まで曖昧だったこともスッキリします。
(1)システムキッチンペニンシュラ型とは
ペニンシュラ型キッチンとは、キッチン台の側面と壁が接している対面キッチンのことです。
吊戸棚がないので、リビングまで一体感のある空間を演出できます。
奥行きのある空間を確保しながら、家族とコミュニケーションをとることが可能です。
ペニンシュラの意味は半島
ペニンシュラ型キッチンの「ペニンシュラ」は、英語で「半島」という意味です。
キッチン部分が壁から突き出ていることで半島に見えることから、「ペニンシュラ型キッチン」と呼ばれています。
キッチンが壁に接している形なので、どのような間取りでも設置しやすく、狭いキッチンでも設置可能です。
そのため、海外と比べて小さい家が多い日本でも支持されています。
壁に接している「半島」という意味のキッチンが、ペニンシュラ型キッチンです。
(2)システムキッチンアイランド型とは
アイランド型キッチンの「アイランド」は、英語で「島」という意味です。
四方の壁に接しておらず、島のように独立したキッチンを指します。
左右どちらからもキッチンに入れるので、複数人で利用しても狭く感じることはありません。
独立したキッチンはスタイリッシュに見せることができます。
「島」という意味の通り独立した形の対面式キッチンが、アイランド型キッチンです。
アイランドキッチンと対面キッチンの違い
対面式キッチンの種類のひとつが、アイランド型キッチンです。
アイランド型と同様にペニンシュラ型も対面式のキッチンに含まれます。
どちらも、人が集まる空間を向きながら作業するので、家族や来客とコミュニケーションをとりながら作業可能です。
基本的な情報を見た後は、ペニンシュラ型キッチンの良い点を確認しましょう。
2.ペニンシュラ型キッチンで得られる3つのメリット
ペニンシュラ型キッチンのメリットは、自由度の高さです。
具体的なメリットは、このようになります。
- 対面キッチンの間取りはサイズの自由度が高く解放感がある
- I型・L型・Ⅱ列から選べる
- 換気扇(レンジフード)は豊富な選択肢がある
デザイン性や使い勝手に直結するので、詳しく確認しましょう。
メリット1.対面キッチンの間取りはサイズの自由度が高く解放感がある
対面キッチンの中でもペニンシュラ型キッチンの間取りは、サイズや形状の自由度が高いので人気です。
アイランド型キッチンだと、左右から人が出入りできる空間を確保しなくてはいけません。
しかし、ペニンシュラ型キッチンなら、キッチンのどちらかは壁に接しているため、小さい空間でも対応可能です。
小さい空間でも、オープンスタイルの対面式でキッチンまでの奥行を感じられるため、解放感のある空間になります。
メリット2.I型・L型・Ⅱ列から選べる
ペニンシュラ型キッチンは、I型・L型・Ⅱ列から選べます。
それぞれの特徴やメリットを以下の表にまとめたので確認しましょう。
I型 | L型 | Ⅱ列 | |
特徴 | シンク・調理台・コンロが一列に並んだ形 | 壁の一面もしくは二面を接してⅬ字型になった形 | シンクとコンロの作業台がそれぞれ並列に並んだ形 |
メリット | ・一般的な形なので感覚的に作業できる ・リーズナブルな価格で設置 | ・コーナーを挟む形で作業できる ・移動距離が短くなる | ・シンクとコンロの移動距離が短くなる ・効率の良い作業動線になる |
ペニンシュラ型キッチンといっても、多くの形から選ぶことができるので、理想のキッチンを選択できます。
メリット3.換気扇(レンジフード)は豊富な選択肢がある
ペニンシュラ型キッチンだと、豊富な選択肢の中から換気扇(レンジフード)を選べます。
コンロ部分が壁に面しているため、完全に壁から独立しているアイランド型キッチンよりも選択肢は豊富です。
ペニンシュラ型キッチンなら、壁の位置次第で以下のタイプに対応しています。
- 天井取り付けタイプ
- 横壁取り付けタイプ
- 壁面取り付けタイプ
天井取り付けタイプだと、天井から吊り下げる形になります。
横壁取り付けタイプは、レンジフードの側面が壁にくっついている形状です。
壁面取り付けタイプだと、コンロ前のキッチン正面壁に取り付けます。
アイランド型キッチンなら、天井取り付けタイプのみ対応可能です。
ペニンシュラ型キッチンなら壁の位置次第で、好きな形のレンジフードを選択できます。
3.ペニンシュラ型キッチンの価格はアイランドキッチンよりも安い
ペニンシュラ型キッチンだと、アイランド型キッチンよりも低価格で設置できます。
なぜなら、ペニンシュラ型キッチンのI型ならシンプルな構造で設置できるからです。
アイランド型キッチンが高額になる理由は、以下の点が挙げられます。
- 壁に接している面がないので、全ての面に部材が必要
- 天井取り付けタイプのレンジフードは割高
- シンクやコンロを独立させる必要がある
予算が限られているなら、ペニンシュラ型のキッチンが適しています。
ペニンシュラ型キッチンなら価格の幅があるので取り入れやすい!
ペニンシュラ型キッチンなら、低価格から高価格まで幅があるので取り入れやすいです。
キッチンの価格は、背面収納や選択するパーツによって価格が大きく変わります。
キッチンメーカーで対面式キッチンを購入すると、およその値段は以下の通りです。
ペニンシュラ型 | アイランド型 |
約500,000円~ | 約650,000円~ |
上記の価格はあくまでも最低限の装備なので、実際はもう少し費用がかかります。
ペニンシュラ型キッチンなら、比較的安い価格で憧れのキッチンスタイルを実現できます。
しかし、ペニンシュラ型キッチンにもデメリットはあるので、しっかり確認して後悔のないキッチンを目指しましょう。
4.ペニンシュラ型キッチンの後悔とは?デメリットを避けよう
高額なキッチンを設置するのですから、後悔しそうな点を解消しておきましょう。
ペニンシュラ型キッチンのデメリットは、以下の2つです。
- キッチン本体だけでなく背面収納が必要
- ペニンシュラ型キッチンは臭いが広がりやすい
それぞれのデメリットを解決する方法も紹介します。
デメリット1.キッチン本体だけでなく背面収納が必要
キッチン本体だけでなく、背面収納が必要です。
ペニンシュラ型キッチンは吊戸棚がない分、収納力は劣ります。
キッチンアイテムを収納する場所の確保が重要です。
多くのメーカーで背面に設置する収納をセットで販売しています。
キッチン本体のみでも購入できますが、統一感が出るのはセットで設置する方法です。
吊戸棚のないペニンシュラ型キッチンだと、収納力が劣るので背面に収納スペースが必要となります。
デメリット2.ペニンシュラ型キッチンは臭いが広がりやすい
ペニンシュラ型キッチンは、リビングと面している空間が大きいので臭いが広がりやすいです。
独立しているアイランド型キッチンよりも臭いは広がりづらいものの、部屋中に臭いが充満する可能性があります。
カレーなどの臭いの出る料理をすると、壁紙やカーテンに臭いがこびりつくかもしれません。
臭いを広げたくないなら、換気力の強いレンジフードの採用やコンロの正面に壁を設けて臭いの広がりを軽減させましょう。
他の部屋との区切りがない分、ペニンシュラ型キッチンは臭いが広がりやすいです。
このように、ペニンシュラ型キッチンはデメリットがいくつかあります。
デメリットを軽減する方法で受け入れられるか、じっくり考えましょう。
後悔のないペニンシュラ型キッチンにするには、他にも気を付けるべきポイントがあります。
5.後悔のないペニンシュラ型キッチンにする4つのポイント
せっかく設置したのに「使いづらい!」と後悔のないキッチンにするには、考慮すべきポイントがあります。
後悔のないキッチンにするポイントは、以下の4つです。
- キッチンコンロに前壁は必要?油はねはどうする?
- キッチンの手元隠しがあると散らかりが気にならない
- コンセントの数や位置は重要!
- 人気のあるキッチンメーカーで比較!
それぞれ確認して、キッチン作りの参考にしましょう。
ポイント1.キッチンコンロに前壁は必要?油はねはどうする?
炒め物や揚げ物をするなら、コンロ前の壁の設置をおすすめします。
なぜなら、四方に油が飛び散るため掃除が大変だからです。
「解放感がセールスポイントのペニンシュラ型キッチンなのに、コンロ前に壁を付けるのはもったいない!」と感じる人もいるかもしれません。
解放感を求めるなら、ガラス製の壁を設置しましょう。
コンロから壁までガラスで覆うことによって、ダイニングルームへの油の飛び散りを防げます。
頻繁に調理するなら、コンロ前に壁を設置することで掃除がラクになります。
ポイント2.キッチンの手元隠しがあると散らかりが気にならない
キッチンの手元隠しがあると、散らかっていても気になりません。
散らかっている様子がリビングから見えないので、「片付けをしなきゃいけない」というプレッシャーが少ないです。
特に、共働きで小さい子どものいる家庭だと、キッチンの片付けが後回しになることもあります。
手元隠しを採用すれば、リビングから散らかった様子を隠せるのでおすすめです。
ポイント3.コンセントの数や位置は重要!
ペニンシュラ型キッチンを設置する際に、コンセントの数や位置を確認しましょう。
なぜなら、ミキサーやコーヒーメーカーなどキッチン家電を使う機会が増えると、コンセントの数が足りなくなるからです。
炊飯器やコーヒーメーカーを設置する位置を把握して、コンセントの数を多めに見積もっておくことをおすすめします。
キッチンの材質や形も重要ですが、コンセントの数や位置もしっかり考えておきましょう。
ポイント4.人気のあるキッチンメーカーで比較!
キッチンを選ぶときは、数ある形やオプションから選ぶので迷うことも多いです。
選択に煮詰まったら、人気のあるキッチンメーカーの展示や構成を見比べることをおすすめします。
なぜなら、人気のあるキッチンメーカーは実際に使いやすい構成になっているからです。
低価格帯シリーズで人気のあるキッチンメーカーを紹介します。
リクシルのペニンシュラ
リクシルは、100年以上前から水回りや窓辺の製品を展開してきた会社です。
シエラシリーズは、リクシルのキッチンの中で手ごろな価格帯のシリーズになります。
シンプルなデザインながら、使いやすい構成と丈夫な品質を兼ね備えているのが特徴です。
シエラシリーズ オープン対面キッチン ペニンシュラI型のイメージを確認すれば、コンロ前にガラス壁が設置されており解放感と油はね防止を両立できることがわかります。
クリナップのペニンシュラ
クリナップは、日本で初めてシステムキッチンを販売した会社であり、ステンレス製品に強みがあります。
ラクエラは、クリナップのキッチンの中で手ごろな価格帯です。
扉の色や取っ手のバリエーションが豊富なので、人と被ることなく自分のイメージを追求できます。
ラクエラシ 造作対面I型|コンフォートシリーズのイメージを見ると、コンロ前の壁と手元隠しを採用しているため、キッチンの内部はリビングダイニングからは見えづらくなることがわかります。
まとめ:対面型のペニンシュラ型キッチンで開放的な空間を演出!
ペニンシュラ型キッチンは、対面型のオープンスタイルキッチンです。
孤立しがちなキッチンを対面式にすることで、コミュニケーションが格段にとりやすくなります。
また、リビングダイニングとの一体感が生まれ、開放的な空間を作ることが可能です。
一方で、臭いや収納力が劣るといったデメリットもあります。
デメリットをどう解消させるか考えながら、満足度の高いキッチンを目指しましょう。
ペニンシュラ型キッチンへリフォームする際には、火災保険の申請サポート業者に相談してみてください。
火災保険を使って、リフォーム費用を抑えられる可能性があります。
ペニンシュラ型キッチンへリフォーム依頼をする前に、火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。
リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。
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