「リノベーションをしたいけど、どのくらい費用がかかるか検討がつかない…」
費用がわからないと、リノベーションの依頼しづらいですね。
この記事では、リノベーション費用にまつわる情報を詳しく解説します。
費用情報の前に、リノベーションとはどういったものか詳しく理解していきましょう。
リノベーションを行う前には、火災保険を申請することをおすすめします。
火災保険の補償対象となる家屋の損傷に対して火災保険を一括申請することで、受け取った給付金をリノベーション費用として活用することができます。
しかし、火災保険の対象となる家屋の損傷を自分ですべて見つけ出すことは困難です。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
1.リノベーション(スケルトンリフォーム)とは?
リノベーションは、新築のときより価値を高める工事のことです。
似ている言葉で、リフォームというものがあります。
リフォームは、劣化した建物を元に戻す現状回復のことです。
つまり、新しい価値を加えるのか、劣化部分の補修をするだけかという点が違いになります。
リノベーションのメリットは、新築と比較して予算が抑えられるところです。
内装や間取りなど、家族のライフスタイルに合わせて自由に変えていくことができます。
また、リノベーションによって、物件選びの選択肢が広がる点もメリットです。
中古住宅・マンションや建売住宅で、イメージ通りの物件を探すのはかなり大変です。
リノベーションを視野に入れることで、立地のみの条件で中古物件を探せるため、選べる物件数が格段に多くなります。
ここまで、リノベーションの基礎知識を解説しました。
では、フルリノベーションとはどのようなものでしょうか?
合わせて確認してみましょう。
フルリノベーションとは
建物をスケルトン(骨組み)の状態にしてから、間取りを含めて大幅に改修することをフルリノベーションといいます。
スケルトンリノベーションとも呼ばれます。
給排水管や電気配線まで変えられることが、特徴です。
そのため、キッチンやトイレ、お風呂の場所も自由に設定できます。
また、骨組みの状態にするため、耐震・断熱性などを新たに加えることも可能。
基本構造のみの状態にして調査できるので、安全性を高められます。
以上が、フルリノベーションについての解説でした。
では、リノベーションの費用はどのくらいかかるのでしょうか?
次の項目では、家や住宅の事例を挙げて紹介していきます。
2.家・住宅の事例別|リノベーション費用・価格相場
前の項目では、リノベーションの基本について紹介しました。
リノベーションとはどのようなものか、理解できたのではないでしょうか。
次は、費用面のリアルな数字を知ってより理解を深めていきましょう。
リノベーションの費用は、施工面積・内容や既存の間取りによって大きく異なります。
この項目では、以下3つの例で相場を確認しましょう。
- 2LDKの平屋にかかる費用・料金
- 3LDKの戸建てのフルリノベーションにかかる費用・料金
- 中古マンションのフルリノベーションにかかる費用・料金
それでは、順番に解説していきます。
(1)2LDKの平屋にかかる費用・料金
平屋は、内装のみのリノベーションの場合、500万円程でリノベーション可能です。
ただし、大幅な変更が必要な場合は、その分費用がかかります。
劣化が激しい建物や、断熱・耐震に不安がある建物であれば、フルリノベーションが必要です。
フルリノベーションの場合、費用は1,500~2,000万円程を見込んでおきましょう。
平屋は2階建て住宅ほど高さがないため、足場を組まなくても施工可能な場合もあります。
そのため、平屋のリノベーションは、他の住宅形式に比べて費用が抑えられます。
また、平屋リノベーションでは、梁に照明を取り付ける梁見せ天井や、屋根裏を利用したロフトなどの施工も可能です。
こだわりを取り入れたリノベーションを依頼する際は、平屋の施工実績が充実している業者に依頼するできると安心ですね。
(2)3LDKの戸建てのフルリノベーションにかかる費用・料金
戸建てのリノベーションで最も多いのは、建物内部のフルリノベーションです。
外壁は解体せず、内部のみのフルリノベーションとなります。
内部のみのリノベーション相場は、約1,000万円です。
ただし、窓の位置を変えたりサッシを変更する場合には、外壁を解体する必要があります。
外壁の解体が加わった場合の費用相場は、1,800万円前後。
施工範囲が大きくなる分、費用もかかります。
費用の差はあるものの、性能向上も視野に入れて住みやすいリノベーションを実現しましょう。
(3)中古マンションのフルリノベーションにかかる費用・料金
マンションのフルリノベーション費用相場は、約300万円~1,000万円です。
マンションは、リノベーション可能な範囲に制限があります。
個人がリノベーションできるのは専用部(部屋の中)のみで、外壁などの共用部は変えられません。
共有部以外にも、窓やバルコニー、水回り、壁、天井なども帰ることができない場合がほとんど。
なぜなら、マンション自体の外観が変わったり、他の世帯に施工範囲が及ぶ可能性があるからです。
マンションの組合によっては、リノベーションそのものができないこともあります。
マンションのリノベーションを考えたとき、事前に管理組合に確認しておきましょう。
以上が、建物別に見たリノベーション費用の相場でした。
いずれの建物でも、フルリノベーションで1,000~2,000万円の費用が必要です。
相場が理解できたところで、次は見積もりを取ったときに役立つ、内訳内容を解説します。
見積もり内容を正確に理解できるように、見ていきましょう。
3.リノベーション費用の見積もり金額の内訳を知ろう
あなたが考えているリノベーション費用の相場が、理解できたのではないでしょうか。
次は、実際に見積もりを取るときに必要な知識である、見積もりの内訳を解説します。
リノベーションの見積もりでよく見られる内訳は、下記の表のとおりです。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
基本工事費 | 仮設工事 | 工事の間だけ必要になる設備の作業 足場や養生など |
解体工事 | 床や壁の解体から搬出、廃棄までの作業 | |
木工事 | 床や壁、フローリングなどの施工作業 | |
金属工事 | 窓枠などの部材制作や設置作業 | |
建具工事 | ドアや窓の制作や設置作業 | |
家具工事 | 造作家具や棚の制作や設置作業 | |
左官工事 | 土間や壁の仕上げ作業 | |
塗装工事 | 床や壁の塗装作業 | |
内装工事 | クロスの仕上げ作業 | |
住設工事 | 水回りの設備の設置作業 | |
電気設備工事 | 各種配線の設置作業 | |
給排水衛生・設備工事 | 排水や給湯の配管設備の取り付け作業 | |
ガス設備工事 | ガスの配管設備の接続作業 | |
設備機器・資材費 | 設備費 | システムキッチン、ユニットバスなど |
建材費 | 木材、建具、造作家具など | |
設計費 | 現場管理・設計料等 | 現場での作業管理や設計にかかる費用 トータル金額の10~20%が相場 |
諸費用 (一部) | 産廃処理費用 | 産業廃棄物処理業者に依頼。廃材処分費+運搬費 |
仲介手数料 | 不動産会社へ支払う成功報酬 | |
ローン関連の費用 | 事務手数料、保証料など | |
不動産取得税 | 不動産取得時にかかる税金 | |
保険 | 火災保険、地震保険 |
工事だけでも、細かく分かれているのが分かりますね。
諸費用は、業者ごとに内容が変わる場合もあります。
相見積もりで比較しやすいため、注意して確認しましょう。
次は、古屋カフェをリノベーションする場合の予算目安をみていきます。
4.一軒家の古屋カフェのリノベーション予算目安
前の項目では、見積もりの項目についての解説をしました。
リノベーションの見積もり内容から、どのような工事が行われるのか具体的にイメージできましたはずです。
より具体的に理解するために、一軒家の古屋カフェのリノベーション例をもとに、予算の目安を見ていきます。
詳しい建物の条件は、以下のとおりです。
- 千葉県の空き家を譲り受けてカフェを開業
- 50坪の平屋の一軒家で2LDK
- 築70年
リアルな予算感をイメージしてみましょう。
この項目では、以下3つに分けて詳しく予算を解説します。
- 基本工事費の平均価格
- 設置機器・資材費・設計料の相場
- その他の金額
それぞれ、解説していきます。
(1)基本工事費の平均価格
古屋の解体工事は木造の場合、1坪あたり3~6万円が相場です。
ここでは、1坪あたり5万円で計算します。
今回は50坪の建物を想定しているので、5万円×50坪で250万円。
古屋の解体は、他に植栽の処分や駐車場の解体にも費用が発生する場合があります。
次に建物の施工費を見ていきます。
施行費には、総工事費の70~80%を占める木工事や金属工事、住設工事などが含まれます。
平屋の総工事費の相場は500~2,000万円です。
ですから、ここでは総工事費を1,000万円と仮定して、施行費は700万円にしましょう。
他に、電気設備工事や給排水衛生・設備工事が必要です。
電気設備工事には、以下のような費用が想定されます。
- コンセント設置:5万円
- 照明:10万円
- エアコン:20万円
上記を合計すると、35万円です。
給排水衛生・設備工事は80万円ほどかかります。
また、古屋は新建築基準法を満たしていない建物が多いため、耐震補強工事の費用120万円も見込んでおきましょう。
ここまでの基本工事費の合計は、1,005万円になります。
古屋の改装は高くなる傾向がある
古い日本家屋では、冬に強い寒さを感じます。
夏を涼しくする工夫はされていますが、冬を暖かく過ごす工夫が施されていない場合が多いからです。
古屋は壁が少ない特徴があり、断熱材を入れる部分が少ないので、暖房効率が悪くなります。
ですから、古屋をリノベーションする際は断熱性や気密性を高める工事を取り入れましょう。
例えば、窓を二重サッシやペアガラスに変えれば、断熱・気密性が格段に上がります。
二重サッシやペアガラスに取り換える相場は、1箇所ごとに5~60万円程度です。
床に断熱材を設置する場合の費用は、約20~100万円が目安となります。
さらに、壁や天井に発砲ウレタンを入れることで、寒さ対策できます。
発泡ウレタンの費用相場は、壁で約180~300万円、天井は約15~90万円が相場です。
(2)設置機器・資材費・設計料の相場
次は、内装の費用相場を見ていきます。
カフェを開くなら、システムキッチンが必要です。
費用は、相場価格の50万円としておきます。
建材費は防音効果のある合板フローリングを採用したとすると、20万円になります。
古屋はトイレの仕様が和式の場合も多いので、洋式へのリフォームも考えたいです。
費用相場は10~30万円なので、20万円としておきます。
設計費は工事費の2~5%くらいになるので、1,000万円の工事費と仮定して、20万円としておきましょう。
壁やドアは改修せず、古いままの状態を残すことにします。
ここまで、設置機器・資材費・設計料の総額は、110万円です。
(3)その他の金額
最後に、諸費用を計算しておきます。
諸費用は工事費の8~22%が相場といわれているので、分かりやすく1000万円の10%で計算して10万円としましょう。
全ての金額を合計すると、1,425万円になりました。
当初の予算は500万円だったので、残り925万円はローンを組むことになります。
大まかな計算ですが、リノベーション予算のイメージが具体的になったはずです。
次は、リノベーション費用をできるだけ安く抑えるためのアドバイス見ていきましょう。
5.リノベーション費用を抑える方法5選
前の項目では、古屋をカフェにリノベーションする場合を例に、予算目安を計算してきました。
最終的に算出した金額が、想定より高いと感じても大丈夫です。
この項目では、リノベーションにかかる費用を安くする5つの方法を紹介していきます。
- 材料費を節約する
- 相見積もりで安い業者を探す
- 内装は自分でリノベーションする
- 住宅ローン控除や減価償却を活用する
- 火災保険の活用を検討する
- リノベーションの坪単価も知っておく
費用を抑える方法を、順番に確認していきましょう。
(1)材料費を節約する
リノベーションでは、必ずいる機能と、実は無くても困らない機能があるはずです。
こだわって高級な建材や設備を使えば、それだけ費用がかさみます。
こだわらない部分の材料費は、節約してみてもいいかも知れません。
例えば、建材に安価な合板を使えばコストダウンできます。
また、雰囲気の良い柱をそのまま残して利用したり、太い梁を柱に利用したりするのも1つの方法です。
床板を、下地材に再利用する方法もあります。
下地材とは、フローリングやクロスを設置するための部材です。
表に出るものではないので、古屋の床板が有効活用できます。
廃材の量を減らすこともできて、一石二鳥です。
必要な機能となくても問題ない機能を精査して、費用を抑えましょう。
(2)相見積もりで安い業者を探す
費用を抑えるためには、相見積もりが必要不可欠です。
相見積もりを取ることで、本当に安くて満足できる業者を見つけられます。
ただし、多すぎると比較が大変になるので、3~5社から見積もりを比較しましょう。
見積もりが提示されたら、依頼した条件をどのように反映するかという点も確認します。
同じ条件でも、業者に提案が異なるからです。
イメージどおりのリノベーションを納得できる金額で実現する業者を見つけ出しましょう。
(3)内装は自分でリノベーションする
リノベーションは、DIYも可能です。
例えば、壁紙の張り替えは手軽にできるリノベーションの1つです。
最近は、シールのようになっているものもあるので、気軽にチャレンジできますよ。
壁紙には、安価なビニールクロスから、高級感がある織物クロス、紙クロス、などさまざまな種類があります。
安いものは、800円/㎡程度から手に入るはずです。
壁紙を張り替えずに、塗装する方法もあります。
自分でできるところを見つけて、コストダウンにつなげましょう。
(4)住宅ローン控除や減価償却を活用する
リノベーション費用に直接関わらなくても、減税制度を利用すれば金銭的負担を軽減できます。
住宅ローン控除は、ローン残高の1%が所得税や住民税から控除される制度です。
控除を受けるためには、次の条件を満たす必要があります。
- 居住用として購入したもの
- 引き渡しから6ヶ月以内(控除適用年の12月31日まで)に入居する
- 50㎡以上の床面積がある
- ローンの返済期間が10年以上ある
- 所得の合計が3,000万円以下である
さらに、中古住宅を購入してリノベーションを行う場合は、耐震性について定められた基準のうちどれか1つを満たしている必要があります。
- 木造は20年以内、木造以外は25年以内の築年数である
- 耐震基準を証明する書類を所持している
- 既存住宅売買瑕疵保険に加入している
また、リノベーションで店を開業する場合、減価償却を適用することで法人税の節税になります。
減価償却とは、資産取得時の原価を分割して毎年少しずつ費用として計上することです。
毎年に分けて計上することで、数年間の利益を抑えて節税できます。
また、リノベーションの一環で耐震・省エネ・バリアフリーのリフォームを考えている場合は、自治体の補助金を利用できる場合があります。
各自治体によって制度内容は変わるので、気になった方はホームページなどで詳しく調べてみましょう。
(5)火災保険の活用を検討する
物件をリノベーションする際には、火災保険を利用できる可能性があります。
家の各所に経年劣化なのか、自然災害などで受けたものなのかわからない傷が多くあることでしょう。
これらの傷が、火災保険の補償対象になることがあるのです。
火災保険の申請の際には、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
(6)リノベーションの坪単価も知っておく
リノベーションを行うときには、坪単価についても理解しておくと役立ちます。
リノベーションにおける坪単価とは、総工事費÷延床面積で算出できる1坪(約3.3㎡)あたりの工事費のことです。
坪単価は施工内容によって変動しますが、基本的に工事する坪数が多いほど割安になります。
つまり、リノベーションしたい部分があれば後回しにせず、一度に行うことで費用を抑えられるということです。
以上が、リノベーションの費用をできる限り抑えることができる方法の解説でした。
次は、ローンについての理解を深めましょう。
ローンを組むのが初めてという方も、事前に知識を持つことで安心して進めることができるでしょう。
分からないことは質問できるようにするためにも、基礎的な知識をしっかり習得しておきましょう。
では、早速解説していきます。
6.リノベーションで利用できるローンを知ろう
前の項目では、リノベーション費用を抑える方法を解説しました。
それでも、予算内で収められるほど安くすることはできないかもしれません。
充分な頭金が用意できない場合、大抵ローンを組むことになります。
この項目では、リノベーションに合ったローンの基礎を詳しく解説していきます。
- ローンの種類
- 金利と返済方法
- 注意点は確認
以上の3つの項目に分けて見ていきましょう。
では、早速確認してみてください。
(1)ローンの種類
リノベーション費用の支払いにローンを利用する場合、以下の2つから選択します。
- リフォームローン
- リフォーム一体型住宅ローン
リフォームローンは、その名の通りリフォーム用のローンです。
リフォーム用ではあるものの、リノベーションにも利用できます。
一般的には無担保ローンなので、金利が高いのがデメリットです。
住宅ローンは、物件購入時に利用できるローン。
リフォームローンとの違いは、金利が低く返済期間が長い点にあります。
物件購入と同時にリノベーションを行えば、有担保型のリフォーム一体型住宅ローンが使えます。
しかし、物件の購入時期とリノベーションの時期がずれている場合は、住宅ローンを利用することができません。
事前に返済プランを練った上で、どのタイプにするか考えましょう。
(2)金利と返済方法
ローンを検討する際に、よく出てくる金利や返済方法に関する用語があります。
- 金利の用語
- 返済方法の用語
それぞれ、分けて解説するので、確認していきましょう。
金利の用語
まずは、金利でよく見かける用語3つから見ていきましょう。
- 変動型
- 全期間固定型
- 固定期間選択型
変動型は、半年ごとに金利が見直され、5年ごとに返済額が変更になるローンです。
低金利に設定されている反面、市場の状況によっては金利が上昇する可能性があります。
低金利のうちに繰り上げ返済をする余裕がある場合は、変動型が向いています。
全期間固定型は、借入している間の金利が変わらないローンです。
変動型と比較すると金利が若干高く設定されているものの、返済額が一定なので計画が立てやすくなります。
固定期間選択型は、変動型と全期間固定型を合体させたようなローン。
最初に設定した固定期間の間は一定の金利になりますが、一定期間を過ぎると固定型と変動型を新たに選択できます。
固定期間の間に繰り上げ返済が可能な場合は、優遇金利を受けられる場合があります。
ただし、期間が過ぎてしまうと返済額が急激に上がってしまうローンもあるので注意が必要です。
返済方法の用語
返済方法には、以下の2種類があります。
- 元利均等方式
- 元金均等方式
元利均等方式は、返済額が一定の返済方法です。
返済額を一定にするため総返済額は多くなりますが、計画が立てやすいというメリットがあります。
元金均等方式は、元金の額を一定にして残金によって利息が変動する仕組みです。
返済の初期段階では返済額が大きくなりますが、トータルで支払う金額が少なくなります。
いずれも一長一短なので、自分に合った返済方法を選びましょう。
(3)注意点は確認
リノベーションでローンを利用する際には、注意点があります。
物件の購入時期とリノベーションをする時期がずれていると、借り入れできない場合があることです。
ローンを考えている場合は、事前にリノベーションの時期を伝えて借り入れが可能か確認しておきましょう。
また、中古物件を購入するとき、耐久性に問題がある場合は借り入れ期間が短くなる可能性があります。
建築基準法改定以前に建てられた物件を購入する場合は、借り入れ期間の確認を忘れないでくださいね。
以上が、リノベーションでローンを利用する際の木細知識でした。
無理のない返済計画を立てられるように、時間をかけて検討しましょう。
さて、最後の項目ではリノベーション費用についての疑問に答えていきます。
ここまでで解説してきた内容を踏まえた上で、さらに知識を深めてください。
7.リノベーションに関する気になるQ&A
前の項目では、リノベーションで利用できるローンの解説でした。
最後の項目では、さらに深くリノベーションがわかる3つのQ&Aを紹介していきます。
- リノベーターの価格は?
- 札幌のリノベーションが安いのはどこ?
- 全面・大規模リフォームはいくらかかる?平均費用が知りたい
最後まで読んで、リノベーションについての知識を増やしましょう。
Q1.リノベーターの価格は?
リノベーターの平均価格は、5,000円前後です。
リノべーターは、リノベーションと関係ないことを理解しておきましょう。
リノベーターとは、高速振動をすることで切断したり研磨したり剥離したりする工具です。
アタッチメントを変えるだけで、木材から金属、プラスチック、布までさまざまな素材に対応できます。
安全に特殊な作業をしたいときに用います。
価格は機能によって前後するので、用途に合わせて選びましょう。
Q2.札幌でリノベーションが安いのはどこ?
札幌には、多くのリノベーション会社があります。
おすすめのリノベーション会社の例を3社挙げました。
会社名 | 特徴 |
北王リライフ | ・検討段階に合わせて相談可能 ・独自の定額制リノベーションプランがあるので安心 ・オプションが豊富 |
アイ・ホーム北海道 | ・マンションリフォーム専門 ・累計1万件以上のマンションリフォームの実績 ・アフターケアが充実 |
レボセンス株式会社 | ・低燃費な家づくりがコンセプト ・ランニングコストを下げるための配慮が多数 ・マンションでも結露がなく断熱が可能 |
札幌には、個性豊かなリノベーション会社が揃っているので、イメージに合った会社を選びましょう。
Q3.全面・大規模リフォームはいくらかかる?平均費用が知りたい
戸建てで全面的なリフォームをする場合の平均的な費用は、以下のとおりです。
坪数 | 平均費用 |
20坪 | 800~1,200万円 |
30坪 | 900~1,300万円 |
40坪 | 1,000~1,700万円 |
50坪 | 1,400~2,000万円 |
内装のみフルリフォームする場合の概算になります。
木造で築30年以上の場合は、フルリフォームを検討しましょう。
業者や劣化具合、導入する設備によっても費用が変わるので、あくまで目安にしてください。
まとめ|費用を熟知して納得するリノベーションをしよう
リノベーションには、資産価値も上がり物件選びの幅も広がるといったメリットが多数ありました。
リノベーションするときには、相見積もりを取って業者を選びましょう。
この記事で確認した、見積もりの内訳の意味も役に立つはずです。
費用を抑える工夫をしても、予算が足りない場合はローンを組む必要があります。
ローンの知識も得られたはずですから、安心してリノベーションを依頼できるでしょう。
理想を実現する最適な選択ができるように、この記事を役立ててくださいね。
リノベーションを行う前には、火災保険を申請することをおすすめします。
リノベーションが気になったさいは、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。
家全体の破損箇所の調査見積もりから、書類作成のアドバイスまでトータルで手厚くサポートします。
費用については完全成功報酬型のため、申請しても万が一給付金が得られなければ、一切費用がかからないのでリスクなく依頼できます。
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