「シャッターの塗装費用はどのくらい?」
「シャッターの塗り替えをするタイミングの目安はある?」
などの思いを持って、シャッターの塗装を検討している人もいるでしょう。
この記事では、シャッター塗装の費用や塗り替えのタイミングを徹底解説します。
DIYに挑戦したい人に向けて、手順やコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、シャッターの塗装には火災保険を利用できる可能性があります。
現在シャッターにある傷などが補償対象になるかわからない場合は、火災保険の申請サポート業者を利用しましょう。
専門家による現地調査で、保険の申請ができる傷かどうかを見極めてくれます。
シャッターの塗装費用は?
シャッターの塗装費用は、シャッターの種類によって変わります。
- ガレージシャッター
- 窓用シャッター
シャッターと言えば、ガレージシャッターをイメージする人が多いでしょう。
しかし、風対策や雨戸の代わりとして、窓にシャッターを付けている住宅もあります。
以下では、それぞれの費用について詳しく解説します。
ガレージシャッターの場合
ガレージシャッターの塗装は主流のウレタン塗料で、費用相場は1㎡あたり2,000円程度です。
シャッターの経年劣化と言えば、サビや色褪せ、塗膜の剥がれなどの症状が挙げられます。
劣化したまま放置すると、以下のような不具合が出ます。
- 見た目が悪くなる
- 開け閉めがしづらくなる
メンテナンスとして、定期的な塗り直しを行えば解消できる問題なので、劣化が目立ってきたら塗装を検討しましょう。
窓用シャッターの場合
窓用シャッターの場合、ガレージのように費用が面積単位ではありません。
費用は窓用シャッター1枚単位になり、費用相場は8,000~12,000円程度です。
ただし、2階以上にある窓のシャッターを塗装するときは、足場の料金が加算されることを覚えておきましょう。
窓用に限ったことではありませんが、外壁の塗装とまとめて業者に依頼すると割引を受けられることもあります。
また、小さな窓用シャッターであれば、サービスで塗装してくれる場合もあるので依頼時に業者に確認しましょう。
塗装範囲や枚数によりますが、シャッター単体で塗装するよりも、外壁もまとめてする方が総合的に見るとお得になることが多いです。
シャッターの塗装には火災保険を利用できる可能性も
シャッターの塗装には火災保険が利用できる可能性があります。
火災保険は火災だけでなく、台風などの自然災害や、衝突事故のような予測できない事態で受けた被害を補償してくれます。
現在シャッターにある傷などが補償対象になるかわからない場合は、火災保険の申請サポート業者を利用しましょう。
専門家による現地調査で、保険の申請ができる傷かどうかを見極めてくれます。
シャッターの塗装を行うタイミング
シャッターの塗装を行うタイミングは、主に以下のような場合です。
- チョーキング現象が起こっている
- 塗膜が剥がれている
- 錆びが発生している
放置していると、シャッターが開閉しにくくなるなどさまざまな不具合が起こります。
それぞれ詳しく解説するので、ぜひメンテナンスの参考にしてください。
①チョーキング現象が起こっている
チョーキング現象とは、シャッターの表面にチョークのような白い粉がふく現象です。
塗料に色を付ける成分である顔料が劣化することで起こり、一般的に塗装を行うタイミングの目印と言われています。
見た目が悪くなるだけでなく、シャッターを開閉する時に手や衣服に白い粉がついて汚れることもあります。
チョーキング現象を見つけたら、シャッターの塗装を検討しましょう。
②塗膜が剥がれている
塗膜が剥がれていることは、見た目でわかりやすい塗り直しを検討する目印です。
シャッターを開閉する機会が多いほど、塗膜は剥がれやすくなります。
塗膜の剥がれを放置すると、錆びの発生につながり、シャッター自体の劣化を早めてしまいます。
見栄えも悪くなるので、塗膜が剥がれていたらすぐに業者に相談してください。
頻繁にシャッターを使用する家庭の場合は、こまめにチェックしましょう。
③錆びが発生している
シャッターの劣化の中でも気を付けなければならないのは、錆びの発生です。
錆びは塗膜が剥がれて防水性がなくなることで発生し、範囲が広がって状態が悪化すると以下のような不具合が起こります。
- シャッターに穴があく
- シャッターが変形する
- 開閉に支障が出る
穴があいたり変形したりした場合は、塗装では対応出来ず、シャッターを取り替えなければならなくなります。
そうなると、塗装とは比較にならないくらいの費用がかかるので、小さな錆びでも見逃さずにメンテナンスを行いましょう。
シャッターの塗装は業者に頼む?DIYの方が良い?
シャッターの塗装は業者に頼むか、DIYでするのかどちらが良いのでしょうか?
結論は、業者に頼む方が無難です。
なぜなら、素人がDIYで塗装すると故障などのトラブルが起こることも多く、クオリティの面でも業者にはかなわないからです。
DIYでの塗装は費用を安くできると思われがちですが、道具を揃えたり下準備をしたりすると業者に依頼するのと費用が変わらないことも。
安心できる仕上がりを求めるなら、複数業者から見積りを取るなどして、比較しながら優良な業者を選んで依頼しましょう。
シャッターの塗装を成功させるコツ4選
どうしても業者に頼らずDIYにチャレンジしたい人に向けて、シャッターの塗装を成功させるコツを紹介します。
- 晴れた日に行う
- 汚れやサビはしっかり落とす
- サビ止め塗料を使う
- 厚塗りしすぎない
DIYをする上での前提知識として知っておきましょう
①晴れた日に行う
晴れた日に作業を行うことは、シャッターの塗装だけに限らず、屋外の塗装をするときの基本です。
雨の日に作業をすると、乾燥せずに塗料が流れてしまい、塗りムラや施工不良につながります。
塗り終わって乾燥させている間に雨が降っても同様のことが起こる可能性があるので、一日中晴れの日を狙って作業をしましょう。
なお、風の強い日はほこりなどが塗料に付着して剥がれやすくなるので、作業しないようにしましょう。
②汚れやサビはしっかり落とす
シャッターの塗装で重要なのが、汚れや錆びを落とす下地処理です。
どれだけキレイに汚れや錆びを落とせるかで、仕上がりのクオリティや塗料の剥がれにくさにつながります。
具体的な方法については後述しますが、キレイな仕上がりを目指すには重要なポイントであることを覚えておきましょう。
③サビ止め塗料を使う
シャッターの塗装を行う際には、サビ止めの塗料を使用しましょう。
シャッターに傷がつくと、そこから錆びが発生し、劣化につながります。
サビ止めを使うことで、サビの発生を予防し、今あるサビが広がるのも抑えてくれます。
サビは穴あきや変形の原因になるものなので、徹底した対策が必要と言えるでしょう。
④厚塗りしすぎない
シャッターの塗装を成功させるには、塗料を厚塗りしすぎないことも重要です。
ムラをなくそうとして厚く塗りすぎると、塗料がくっついてシャッターの開閉ができなくなったり、剥がれやすくなったりします。
また、塗りムラにもつながるので、塗料を使う量には注意しましょう。
シャッターの塗装をDIYでする場合の手順
シャッターの塗装をDIYでする場合は以下の手順で進めます。
- サビを磨き落とす下地処理(ケレン)
- シャッターを洗浄処理
- マスキングを行う
- サビ止め入りの下塗り
- 仕上げに中塗りと上塗りをする
以下では、それぞれの手順について詳しく解説します。
先述したコツを踏まえた上でご覧ください。
①サビを磨き落とす下地処理(ケレン)
まずは、ケレンと呼ばれる下地処理を行います。
サンドペーパーやナイロンブラシなどを使ってシャッター表面の汚れを落としてから、塗料が密着するように小さな傷を付けます。
仕上げてしまえばわからなくなる工程ですが、キチンと処理しているかどうかで剥がれにくさに差が出るので重要な工程です。
また、サビが残っていると塗装しても内部で広がるので、入念に落としましょう。
②シャッターを洗浄処理
下地処理を終えたら、シャッターを水で洗浄します。
シャッターの表面には、サビの粉に加えて埃や苔が付着している場合があります。
塗料をしっかりと密着させるためにも、しっかりと洗い流してください。
ホースで水を掛けるだけでも十分ですが、高圧洗浄機があればより早くキレイに洗浄できます。
ただし、電動シャッターの場合は電動部分に水がかかると故障する恐れがあるので、電動部分には水をかけないよう注意しましょう。
③マスキングを行う
洗浄後しっかりと乾かしたら、マスキングを行います。
マスキングとは、マスキングテープなどを使って塗料がついてほしくない部分を覆うことです。
主に枠や鍵穴をテープで覆い、塗料がくっついてシャッターが開閉できなくなったり、鍵穴が使えなくなったりするトラブルを防止します。
床面に関しては、テープではなくブルーシートや不要になった布などを使用しましょう。
④サビ止め入りの下塗り
シャッターの塗装は3度塗りが基本と言われています。
第一段階として、さび止め入りの塗料で下塗りを行います。
先に細かい溝の部分を刷毛で塗装し、後からローラーで広い面の作業をすると効率よく塗装することが可能です。
下塗りには、仕上げの塗料を密着させやすくする効果があるので、隅々まで丁寧に塗りましょう。
ただし、厚く塗りすぎると塗装が剥がれやすくなるため、余分な塗料を落としながら塗装してください。
⑤仕上げに中塗りと上塗りをする
下塗りの塗料が乾いたら、仕上げとして中塗りと上塗りを行います。
中塗りも上塗りも作業内容に違いはありません。
1回だけの作業ではどうしても塗りムラができてしまうため、ムラをなくすためには2回行う必要があります。
下塗りから上塗りまで、全ての工程で塗料を乾燥させる時間が発生します。
乾燥時間の目安は塗料の缶に記載されているので、しっかりと確認しましょう。
上塗りを終えたらすぐにマスキングを剥がし、乾燥させたら塗装は完了です。
まとめ:シャッターの塗装をお得に済ませるために火災保険を活用しよう
シャッターの塗装は、ガレージと窓用で費用が違います。
- ガレージの場合:2,000円/㎡
- 窓用の場合:8,000~12,000円/枚
外壁の塗装とまとめて業者に依頼すると、割引を受けられる可能性があり、窓用は小さいものだとサービスで施工してくれることも。
シャッターの表面にチョーキングや塗膜の剥がれ、サビを見つけたときは塗り直しを検討しましょう。
放置するとシャッターを交換しなければならなくなり、費用が余分にかかってしまいます。
定期的なメンテナンスを行い、シャッターを長く快適に使えるようにしましょう。
なお、シャッターの塗装には火災保険を利用できる可能性があります。
専門家による現地調査で、保険の申請ができる傷かどうかを見極めてくれます。
もし、シャッターの塗装で火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。