「玄関の引き戸のリフォームって火災保険が使えるの?」
「引き戸の種類はいくつかあるけど、どれを選べばいいの?」
と悩んでいる人も少なくないでしょう。
この記事では、玄関の引き戸をリフォームする費用や引き戸の種類、選び方を徹底解説。
玄関の引き戸をリフォームするうえでおさえておきたいポイントが分かるので、ぜひ参考にしてください。
また、自然災害によって壊れた玄関の引き戸は、火災保険を使ってリフォームできます。
保険金を不足なく受け取るためにも、火災保険の申請サポート業者を利用することがおすすめ。
引き戸の本体価格と施工費の目安は?
玄関の引き戸のリフォーム費用は、大きく分けて「新しいドアの本体価格」と「施工費」です。新しいドアの本体価格の相場は約20万~30万円台。
施工費は、新しい引き戸の取り付け費用と古い引き戸の撤去費用がかかり、合わせて約15万円が相場です。
引き戸のリフォームは、間口の広さを変える方法と変えない方法があります。
それぞれで費用が変わるので、あなたに合った方法を選びましょう。
間口を変更しない引き戸リフォームの目安
間口の広さに合わせて、引き戸のみ変更する方法が一般的です。
相場は20~40万円ですが、ドアのグレードによって実際の費用は変わります。
元々のドアの枠に新しい枠を取り付ける「カバー工法」を用いることが多く、壁を壊す必要がありません。
工事期間が短く、ほぼ1日で工事が完了します。
費用を抑え、短期間でリフォームを終えるには間口を変更しない方法がおすすめです。
間口を広げる工事を伴う引き戸リフォームの目安
間口を広げる場合のリフォームは、壁工事も加わることが多いので、工事期間が長くなり費用も高くなります。
費用は約40~50万円が相場です。
ドアのグレード、間口の変更の度合いによって費用が変わります。
工事の内容によりますが、工事期間は通常で7日~10日ほどかかります。
ドアのデザインや開閉の仕様が多種多様なため、思い切ってリフォームしたい人にはおすすめです。
正確な費用を知りたい場合は、事前にリフォーム業者へ見積もりをしてもらうとよいでしょう。
玄関ドアを引き戸にリフォームする2つのパターン
玄関ドアは、大きく分けると「引き戸」と「開き戸」の2種類があります。
引き戸はドアを横にスライドして、開き戸はドアの持ち手を押したり引いたりして開閉できるドアのタイプです。
ここでは以下2つの玄関ドアリフォームのパターンを紹介します。
- 既存の引き戸を新しいものに取り替える
- 開き戸から引き戸に交換する
それぞれ工事期間や費用が異なるので、リフォーム計画を練る際の参考にしてください。
①既存の引き戸を新しいものに取り替える
既存の引き戸を新しい引き戸へ取り替える工事は、壁を壊さずにできることがほとんどです。
作業がシンプルで、枠をそのまま使って引き戸だけを取り換えられる場合もあります。
枠を新しくする場合は、元々のドアの枠に新しい枠を取り付ける「カバー工法」を用いることが主流です。
ほぼ1日で完了できて、枠を新しくすることで、すき間風や引き戸の動きの悪さを解消できます。
新しい引き戸への取り替え工事は騒音が少なく、早く低コストでリフォームすることができます。
②開き戸から引き戸に交換する
開き戸から引き戸へ交換する場合は、引き戸を設置できる広さがあるかを確認しましょう。
引き戸は横へスライドして開けるため、ドアを収めるスペースが必要です。
今の玄関ドアが、両開きドアや両袖ドアの場合は、設置できるスペースがあります。
壁を壊さずドアの交換をする「カバー工法」で工事ができるので、ほぼ1日で完了します。
工数が比較的少なく、費用を抑えやすいです。
玄関の間口が狭い場合は、設置できる引き戸の種類が限られてきます。
どの種類の引き戸が交換できるかを、リフォーム業者へ相談してみましょう。
間口自体を広くする場合は壁を壊す工事が必要なので、工事期間は7~10日ほどかかり、費用はカバー工法に比べて高額です。
費用や工事方法は、事前にリフォーム業者へ確認することをおすすめします。
玄関の引き戸リフォームに火災保険を利用できる可能性も
玄関の引き戸リフォームには、火災保険を適用できる可能性もあります。
火災保険は火災だけではなく、自然災害や突発的な事故よって受けた損害も補償してくれます。
適用範囲や申請方法が分からないときは、申請サポート業者を利用することがおすすめです。
失敗しない引き戸の選び方4選
引き戸といっても多種多様にあり、どれを選べばよいか迷うことでしょう。
引き戸の本体価格は約15~30万円が相場ですが、重視するポイントで変わります。
ここでは以下4つのタイプ別で引き戸の特徴を紹介。
- 冷暖房費を抑えたいなら「断熱性が高いタイプ」
- 明るい玄関にしたいなら「ガラス面積が広いタイプ」
- カビや臭いを防ぎたいなら「通風タイプ」
- 防犯性を重視したいなら「高機能な鍵付きタイプ」
使いやすさやあなたの生活スタイルに合ったタイプを選びましょう。
①冷暖房費を抑えたいなら「断熱性が高いタイプ」
冷暖房費を抑えたいなら、外気温の影響を受けにくい「断熱性が高いタイプ」がおすすめ。
ドア本体や枠、ガラス部分などに工夫を施しており、断熱規格ごとの商品があります。
地域によって必要とされる断熱性能が異なるので、住んでいる地域条件に合ったものを選びましょう。
断熱規格ごとの費用の相場は以下を参考にしてください。
断熱規格 | 費用の相場 |
一般仕様 | 数万円~ |
K4仕様 | 9万円~ |
K3仕様 | 17万円~ |
K2仕様 | 19万円 |
数字が低いものから断熱性が高くなります。
K2仕様は主に北海道や東北地方などの寒い地域、K4仕様は比較的暖かいエリアにおすすめです。
②カビや臭いを防ぎたいなら「通風タイプ」
カビや臭いを防ぎたいなら、「通風タイプ」を選びましょう。
玄関に自然な風を通すことで、家全体が換気できて、湿気や臭いがこもりにくくなります。
通風タイプのドアはドアの中に窓がついていて、鍵を閉めたまま風を通すことができます。
窓は内開きタイプや2枚の窓が上下する上げ下げタイプがあり、通風窓には網戸が張られているので、虫が入ってくる心配もありません。
③明るい玄関にしたいなら「ガラス面積が広いタイプ」
明るい玄関にしたいなら「ガラス面積が広いタイプ」を選びましょう。
ガラス面積が広いと自然光を取り入れやすくなるため、玄関を明るくすることが可能です。
玄関窓の位置は上部や中部、下部などデザインが豊富で、自由に選ぶことができます。
ドアのガラス部分だけでは十分な光が入らない場合は、ランマ付きのドアがおすすめです。
ランマ付きのドアは、ドア上部がガラス枠になっているため、よりたくさんの光が入れることが可能に。
日中の出入りや来客の時に電気をつける必要がなくなるので、電気代の節約にもつながります。
④防犯性を重視したいなら「高機能な鍵付きタイプ」
防犯性を重視したいなら「高機能な鍵付きタイプ」がおすすめです。
カードをかざしたりボタンを押したりすることで開錠する電子錠や、従来通りの鍵で開錠する手動錠などがあります。
電子錠は鍵の持ち歩きが不要なので鍵の紛失や盗難の心配はありません。
また、鍵穴がないため、耐ピッキング性にも優れています。
オートロック機能がついているものもあるので、鍵の閉め忘れの心配もありません。
手動錠では、「ディンプルキー」という、カギ穴を壊しづらい構造になっているものがあります。
玄関の鍵は日々進歩しているので、鍵自体の効力や性能を基準に選びましょう。
玄関用引き戸の種類5選
引き戸は大きく分けると「引き違い戸」「引き込み戸」「片引き戸」の3種類です。
さらに、左右どちらからでも開けられるタイプ、片側から開けるタイプなど細かな構造の違いによって以下5種類に分けられます。
- 2枚引き違い戸
- 4枚引き違い戸
- 引き込み戸
- 2枚片引き戸
- 袖付き2枚連動引き込み戸
見た目も多種多様で、選ぶポイントがたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。
①2枚引き違い戸
2枚仕様のものは、引き違い戸のなかでも定番のタイプです。
ふすまのようなイメージで、2枚の戸を左右にスライドさせて開閉します。
左右どちらからでも出入りできるため、利き手に関係なくスムーズに開けられて便利です。
ただし、扉2枚分の間口が必要なので、広い玄関スペースがないと設置ができません。
引き戸の中では価格は比較的安い商品が多く、種類も豊富にあります。
②4枚引き違い戸
4枚の戸がある引き戸は、真ん中の2枚を左右にスライドさせて開閉します。
2枚引き違い戸と同じように、左右どちらからの出入りも可能です。
広めの開口部を確保できるので、大きい荷物の出し入れに便利です。
ただし、戸4枚分の間口が必要なため、設置には広いスペースが必要になります。
戸4枚が並んでいるので、見た目はどっしりとした落ち着きのあるイメージです。
③引き込み戸
引き込み戸は、壁の方へ戸を引き込むタイプで、「内片引き込み戸」「外片引き込み戸」「両引き込み戸」の3タイプがあります。
内片引き込み戸は、戸が1枚で、室内側へスライドさせて開閉するタイプです。
外側からドアのレールや枠が見えないので、外観がスッキリして見えます。
外片引き込み戸も戸が1枚ですが、室外側へスライドさせて開閉します。
室内側に戸がこないので、壁面に靴箱を置くなど有効活用することも可能です。
両引き込み戸は戸が2枚で、左右の壁へスライドさせて開閉します。
開口部が広いのがメリットですが、左右へ戸をスライドできるスペースがないと設置できないので注意しましょう。
④2枚片引き戸
2枚片引き戸は、2枚の戸を連動させ壁へスライドして開閉できるタイプです。
広い開口を有効に確保することができます。
開口は戸2枚分ほどありますが、壁へスライドする幅が戸1枚分ほどあれば設置が可能です。
幅の広い物の出し入れに便利です。
⑤袖付き2枚連動引き込み戸
袖付き2枚連動引き込み戸は、3枚ある戸のうち2枚を連動させ残りの1枚の戸へ引き込んで開閉するタイプです。
2枚片引き戸と同じように、「間口はあまりとれないけど開口は広くとりたい」という人におすすめです。
開けたときの広さが確保できるので、車いすやベビーカーの出入りもゆとりをもってできます。
まとめ:引き戸に安くリフォームするなら火災保険を活用しよう
玄関を引き戸へリフォームする費用は、引き戸の種類や工事内容によって変わります。
それぞれの引き戸の特徴を理解して、どのような玄関ドアにしたいかを考えて選ぶことが大切です。
引き戸の種類によっては工事費用が高額になるかもしれませんが、火災保険が活用できれば安くリフォームすることが可能です。
もし、引き戸へのリフォームで火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。