スレート屋根を使う家庭は近年たくさん見るようになりました。
定期的にメンテナンスが必要な屋根材ですが、使用者のみなさんは、屋根のメンテナンスをしていますか?
ずっと放っておくと、屋根にひびが入ってしまっているということも。
スレート屋根はひび割れくらいでは雨漏りしません。
しかし、そのひびが大きくなってしまえば結局雨漏りの原因に繋がります。
今回は補修方法から費用まで、スレート屋根について詳しく解説。
スレート屋根の人は最後まで読んでくださいね。
屋根は自然災害による損傷に見舞われやすく、修理に火災保険が適用できることも多々あります。
火災保険の申請を面倒に感じる方は、申請サポート業者を利用してみましょう。
面倒な書類の作成などを、専門のサポート業者が手伝ってくれます。
スレート屋根とは
スレート屋根とはセメントを固めて作った薄い屋根材です。
非常に軽量なのが特徴。
波型スレート、化粧スレート、天然スレートなどがあります。
一般的に一戸建てで使われているのは、低コストの化粧ストレートです。
波型スレートは主に工場で使われています。
波形スレート | 化粧スレート | 天然スレート | |
費用 | 4,000円/㎡ | 4,000~7,000円/㎡ | 8,000~16,000円/㎡ |
耐用年数 | 25年 | 15~30年 | 30~40年 |
メンテナンス周期 | 10年 | 7~10年 | 15~20年 |
スレート屋根のメリット
スレート屋根は軽量で安価なのが最大のメリット。
ほかにも、耐火性、耐熱性があります。
カラーバリエーションが豊富でデザイン面でも高く評価されている屋根材です。
加工がしやすいため施工できない会社は少なく、メンテナンス費用も安く抑えられます。
スレート屋根のデメリット
ひびが入りやすいのが特徴。
塗料が剥がれやすいので、定期的なメンテナンスが必要になってしまいます。
また、耐水性に弱い傾向も。
初期費用だけでなく、維持費についてもしっかり考えていくひつようがありますね。
スレート屋根の補修
ひび割れを放っておくとどんどん範囲が広がり、雨漏れの原因になってしまいます。
手遅れになる前に、補修をしましょう。
部分的だからDIYで修正しようと考える人もいるかもしれません。
しかしおすすめはしません。
高いところでの作業は非常に危険を伴います。
一時的な補修は可能ですが、完全に修理できておらず、すぐに破損へ元通りといったことも。
また、自分が修理して被害を大きくしてしまった場合、利用できる火災保険などが受け取れなくなってしまいます。
DIYは避け、業者に頼んでくださいね。
スレート屋根の塗装別価格と寿命
スレート屋根にはさまざまな種類の塗装があります。
塗装の種類によって価格や寿命が変わってくるので要チェックです。
塗料の種類 | 費用 | 耐用年数 |
アクリル | 700~2,000円/㎡ | 5~8年 |
ウレタン | 1,500~2,500円/㎡ | 7~10年 |
シリコン | 1,800~3,500円/㎡ | 10~15年 |
フッ素 | 3,000~5,000円/㎡ | 15~20年 |
スレート屋根を補修する方法
スレート屋根を補修する方法を解説していきます。
ここでよく聞くアスベストについて説明。
アスベストとは石綿のことです。
粉塵として散ってしまい、それを吸ってしまうと健康に害を及ぼします。
普通に日常生活を送っていれば、アスベストが舞うことはないので安心してください。
ただ、葺き替え工事をするときに粉塵が舞う恐れがあります。
2006年以前に作られた屋根であればアスベストが入っている可能性があるので、心当たりがある方は、必ずアスベスト対応の業者に頼んでくださいね。
アスベストが入っている場合、アスベスト撤去費用として追加料金が加算されます。
工事の方法 | 費用 |
補修 | 10,000~50,000円/㎡ |
部分交換 | 5,000~40,000円/㎡ |
カバー工法 | 50~200万円 |
葺き替え | 100~250万円 |
アスベスト撤去費用 | 20,000~80,000円/㎡ |
ひび割れなら補修
まずは補修箇所を掃除し、ひび割れているところに補充材を充填します。
奥まで入れ込んでヘラで均一にすれば終了です。
費用はひび割れの範囲によって変わります。
予算に余裕があれば、その後塗装するのがおすすめ。
ほかの箇所もひび割れが発生する可能性があるからです。
補修工事だけですと1日で完了しますが、その後に塗装することになると日数はが伸びてしまうことだけは注意してくださいね。
欠けなら部分交換
欠けているなら部分交換です。
ただ、こちらも箇所が大きかったら値段が上がっていきます。
業者と相談して決めていきましょう。
日数は1日で完了します。
20年以上経っているならカバー工法
全体的にひび割れている場合はカバー工法がおすすめ。
カバー工法は、古い屋根に新しい屋根を被せる工事です。
葺き替えよりも安い理由は、古い屋根の撤去費用や処理費用が浮くから。
ただ、屋根の重さが増えるので家全体が耐えられるのか慎重に見極める必要があります。
カバー工法は古い屋根材を取り替えないので、下地が破損している場合はできません。
さらに、波型スレートもカバー工法ができないので注意してください。
工事期間は1週間~1ヶ月。
30年以上経っているなら葺き替え
屋根の劣化がひどかったり雨漏りしているなら葺き替え工事をしましょう。
30年以上経っている場合は経年劣化をしている場合もあります。
表面的には問題がなくても下地などに問題が発生しているかもしれません。
大掛かりな工事となるので費用はかかります。
工事期間は2週間~1ヶ月。
スレート屋根の補修を安く抑えるには
ここまで読んできて、費用が思ったよりもかかってしまう印象を持つ人は多いでしょう。
そこで、スレート屋根の補修工事を安く抑えられる火災保険や補助金・助成金について解説していきます。
ただ、火災保険を使った詐欺には注意してくださいね。
火災保険を活用する
風災や豪雨などで屋根が破損してしまった場合は火災保険が適用できる場合があります。
しかし、経年劣化と判断されてしまった場合は適用されません。
自分が加入している火災保険に確認してみてください。
火災保険を上手く活用すれば、かなりお得に工事ができるでしょう。
火災保険の申請対象か確認したい方は、申請サポート業者を利用してみましょう。
補助金・助成金
国や都道府県が行っている補助金・助成金制度を利用するのも1つの手です。
こちらも地域によって条件が異なるため、要確認。
地元の業者に頼んだ場合は、補助金・助成金について詳しく解説してくれることもあるので相談してみてください。
スレート屋根の補修は業者に頼もう
スレート屋根の補修について理解できたでしょうか。
案外費用が高い印象を持ったかも知れません。
しかし火災保険を利用すれば、非常に安く抑えられます。
火災保険詐欺があるので、会社選びは慎重に。
安くしようとしてDIYをするのは危険ですので、無理はしないようにしてください。
これからどれくらいその家に住むのかなど将来のことも考えながら、補修方法や予算を決めましょう。
屋根は自然災害による損傷に見舞われやすく、修理に火災保険が適用できることも多々あります。
もし、スレート屋根の補修で火災保険申請をご自分で行うのが難しければ、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。
「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。
気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。